再読シリーズ。2005年刊行。幼い男の子ばかりをさらうチョコレートマン。クリスマスを控えたある日、公園で母ローリーといた娘エミリーがさらわれた。どうして娘が。チョコレートマンを追う二人の刑事。恐怖におびえる母ローリー。一、二、三…六、七。数を数えずにはいられないチョコレートマン。犯人、被害者、警官、近所の人。マザーグースの歌、果たしてエミリーは…。前半の緊迫、されど終盤はちょっと。☆☆☆ほ。
ホーソーン&ホロヴィッツ シリーズの第三作。『メインテーマは殺人』が刊行まであと3ヶ月。プロモーションとしてホロヴィッツとホーソーンはチャンネル諸島オルダニー島の文芸フェスに参加することに。そこには殺人事件が待っていた。ロンドン市警元刑事ホーソーンに振り回される作家ホロヴィッツ、このコンビの関係がさらに面白くなっていく。文芸フェスというのは時々小説で見るが日本ではあまり無い世界で興味深い。今回もまた好調。ホームズ&ワトソンを超える日は近い。☆☆☆☆ほ。
「20代、30代、40代、50代、60代、70代」。いいオトナたちが経験する6つの“初めて”。そこには新たな可能性が待っている、」と帯にあった。6つの短編から成る。人生の扉がその言葉で開かれたのか。ということだが、あまり面白くなかった。☆☆ほ。