再読シリーズ。2004年の作。主人公はレストランのウエイトレスをする女性。職場では上司からのパワハラ、セクハラに。我慢の限界を越えて上司に反撃、そのまま車で飛び出して、大変な事件に遭遇、殺人事件を目撃してしまう。そこからのストーリーなのだが、いかにもアメリカ、奇想天外。警察に通報すると仕返しが怖い、そこからどうしてサイキック?という展開で、少々無理もあるかな。☆☆☆ほ。
映画『浅草キッド』が出来たとかで、いろいろな番組で取り上げられていた。これは読まねばならぬということで読んだ一冊。若きビートたけしは芸人になることを決め、浅草に飛び込む。かつての華やかな繁華街浅草六区は過去のものになっていたが、「浅草フランス座」で芸人修行を始める。そこにいたのが偉大な浅草芸人深見千三郎。芸人らしい芸人のもとでストリップの合間にコントをやる。師深見の凄さを感じながら、自分の芸を磨く。この師弟関係がいいのだ。男達がいて、お姉さん達がいて、どこか世捨て人めいた芸人がいて、もがく若きたけしがいて。☆☆☆☆。
三羽省吾という作家は好きな作家だったが、彼が警官の息子であったということは知らなかった。そして三羽は「警察小説は書きたくない」と言っていたという。(文庫解説から)2010年4月から2年間、隔月で連載され2018年に単行本として刊行された『刑事の血筋』。それが2021年『刑事の遺品』と改題されて文庫となった。
主人公は津之神西署の巡査部長で刑事の高岡守。父は汚名を着せられたまま殉職した刑事。そして守の兄剣もキャリアの警察官僚で異例の人事異動で県警にやってくる。そこで二人の父の関わった事件にそれぞれに兄弟が関わっていく。父の残した一冊のノート。事件は闇から浮かび上がってくる。これまでの三羽作品とは違った世界、☆☆☆☆ほ。
主人公は津之神西署の巡査部長で刑事の高岡守。父は汚名を着せられたまま殉職した刑事。そして守の兄剣もキャリアの警察官僚で異例の人事異動で県警にやってくる。そこで二人の父の関わった事件にそれぞれに兄弟が関わっていく。父の残した一冊のノート。事件は闇から浮かび上がってくる。これまでの三羽作品とは違った世界、☆☆☆☆ほ。
三羽省吾という作家は好きな作家だったが、彼が警官の息子であったということは知らなかった。そして三羽は「警察小説は書きたくない」と言っていたという。(文庫解説から)2010年4月から2年間、隔月で連載され2018年に単行本として刊行された『刑事の血筋』。それが2021年『刑事の遺品』と改題されて文庫となった。
主人公は津之神西署の巡査部長で刑事の高岡守。父は汚名を着せられたまま殉職した刑事。そして守の兄剣もキャリアの警察官僚で異例の人事異動で県警にやってくる。そこで二人の父の関わった事件にそれぞれに兄弟が関わっていく。父の残した一冊のノート。事件は闇から浮かび上がってくる。これまでの三羽作品とは違った世界、☆☆☆☆ほ。
主人公は津之神西署の巡査部長で刑事の高岡守。父は汚名を着せられたまま殉職した刑事。そして守の兄剣もキャリアの警察官僚で異例の人事異動で県警にやってくる。そこで二人の父の関わった事件にそれぞれに兄弟が関わっていく。父の残した一冊のノート。事件は闇から浮かび上がってくる。これまでの三羽作品とは違った世界、☆☆☆☆ほ。
法医学教室を舞台とするヒポクラテス・シリーズ四部作の第一作。浦和医大法医学教室に入った研修医栂野真琴、そこには偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きというアメリカ人准教授キャシーがいた。まだ若く光崎にいいように使われている埼玉県警捜査一課の古手川刑事も重要な脇役。解剖でしか分からないこと、最後の言葉を聞き取るため、強引なまでに解剖を進める。解剖シーン多くて食事中に読むことはお薦めできない。中山作品の中では中の中から上か。☆☆☆ほ。