ジョン・ハートを読むのは初めて。「期待は絶対に裏切られない」「久々の★★★★★満点だ」といった惹句が帯に並ぶ。アメリカ探偵作家クラブ賞 最優秀長編賞受賞ということだが…。主人公のアダム・チェイスが5年ぶりに故郷ノース・カロライナに帰る。数代続く農園主の家に生まれ、殺人事件で継母の証言から殺人犯として逮捕。裁判で無罪となった、故郷を出てニューヨークで過ごしていた。かつての不良仲間からの連絡に帰郷を決意。そこから事件が広がっていく。という話。死体がひとつ、ふたつと出てくる。地元の警察に疑われながら、家族が崩壊していく。父親、義理の弟、妹の双子。父親の親友。その孫娘。刑事になっていた昔の恋人。友人の父親。ミステリーであり、家族の物語である。結局は好きか嫌いかというと、☆☆☆。第一作目の大評判だったということだけれど、ま、いいか。
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