カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

出会いと別れ

2008-09-28 22:09:38 | 自然農畑

今日は中央公民館にて千葉自然農の会主催のビデオ上映会。



「わら一本の革命」の故福岡正信氏が広めた自然農を、さらに改良してすでに30年以上?実践されている、川口由一さんを取り上げたNHKの番組のビデオである。
NHK教育「こころの時代」「自然に沿って生きる」(2004)
(興味のある方↑のリンクからどうぞ)



この方、日本の自然農の世界では多分知らない人はいない人。




さて僕の方は、例によってそういう集まりが苦手なのと、ビデオの音量が心配だったので、(しかもネットですでに見ていたし)行かないつもりだったのだけど、うちにいてもあれこれ悩むような気がしたので、行くことに。
出会いのかすかな予感もあった。




一応ノイズキャンセリングヘッドフォンも胸にしのばせ、わざと少し遅れて到着。(ドアの外でうるさそうだったら帰るつもりだった)
うまい具合に一番後ろのはじっこがまだ空いていて、ラッキー。
音量も(対談番組と言うこともあり)、大丈夫だった。




20名ほどの方々。今月初めの棚田の会で一緒に草刈り作業した方々もちらほら。



上映後自己紹介。





僕が一番先ということに。(今度亀山の土地を一緒に見に行ってもらう予定の世話人のお一人Uさんと目が合ってしまった。)




「市内で学習塾をやっています」って言えばいいかな?とも一瞬思ったけれど、それはなんだか今の本当の自分では全然ないような気がして(苦笑)、「大人のひきこもりです。」って言ってみた。この会では正直に話していきたいと感じたので。




大きな空気の動揺も別に感じることなく、皆が拍手してくれた。




その後田んぼ(小香棚田)の方へ移動してお昼。




そのあと、皆で稲がだいぶ実ってきた田んぼや畑を見学して回って、と有志で(代表の)Oさんの畑へも移動して、そこも(僕は3度目だが)見学してきた。





7月に初めてOさんに連絡を取り、翌日二人だけで田んぼの草取りをしてきたのだけど、その後一時入院などされたが、だいぶお元気になられたようだった。




なんだか素敵な人たちの会だ。
酒だタバコだ、飯お代わりだってぶくぶく太ってるのは僕だけって感じ。(苦笑)




HPをすでに拝読していたけれど、前回の棚田の会でお会いしたにもかかわらず、お話するチャンスがなかった方々ともお話することができた。





そのお一人Nさん。




やっぱりその人でした。まだお若い素敵な女性。





公民館から移動する際、話しかけて下さって、30分ほど立ち話をさせていただいた。
身近な方で、やはり僕と同じように成人でひきこもっておられる方がいらっしゃるとか。





例のごとく、たくさん僕ばかりしゃべってしまったように思うが、とっても素敵な女性だった。




こういう時、僕は人の話を聞くのがつくづく下手だなと思う。(汗)




彼女は、マクロビオティックを実践される方やベジタリアン、野菜好きの人のためのお料理教室の仕事などをしておられるそうだ。



マクロビオティックって全然知らなかったのだが、検索してみると、長寿食、食養料理、自然食の意味らしい。
近くイタリアのシチリア島へ移り、自然農をやりながらワイナリーを手伝ったり、宿をやったり?されるそうだ。イタリアの連絡先もいただいた。




だから今日初めてお会いして、これでお別れになってしまいそうだが、彼女の今後の幸せを心より祈りたい。
飛行機に乗れるならば、イタリアに知人ができたって喜んで行くのだが。
やっぱり自家用ジェットしかないな。




人生とは出会い、そして別れのくり返し。
どこか勇気を出して出かけてみると(それは本人の中から生まれるものでなければならないと思うが)、新しい出会いに巡り合える時がある。


だから人生は切なくも面白い。






小香棚田の赤米、緑米(いずれも古代米である)。





20080928__08












20080928__07












20080928__02

コメント