さっき田んぼを見に行ったらば、うちの休耕田を鹿の群れが横ぎっていくのが見えた。
僕がいくつになっても馬鹿だからなんだろうね。(笑)
一昨日担当医と面談。
副作用が強いので、21日のTH開始はまずアブラキサン抜きのハーセプチンだけにした方がいいとの提案だった。(アブラキサンは3週後からハーセプチンと一緒に)
2回でFECをやめてしまうことで、はっきりとエビデンスの数字などは言えなくなるが、普通は数日で食欲不振や倦怠感は収まるものだそうで、こいけの場合はそれが10日くらい続くわけで変更がよいと思うとのこと。
抗ガン剤を6週間あけることへの不安も尋ねてみたが、そこは心配しなくてもよい、(アブラキサンは一応新薬なので)同時投与でもし何か予期せぬ副作用が出た場合、それがどちらの薬剤によるものか判断が難しい、またハーセプチンのみで一回経験してもらうことで、身体と心に一種の安心を与えられるとのことだった。
数日考えさせて頂くことにして帰宅。
個人的には、本当のこいけの辛さはわからないけれども、できればもう一回くらいFEC挑戦して欲しいと思ってもいる。もちろん本人が悲痛な覚悟でなく決心できて、しかもきちんと体重を維持すると覚悟ができたらだが。
アブラキサンも抗ガン剤なんだし、もうそんなに気持ちが悪い、味がわからない、食事がおいしくない、のどが痛いなどが続くならもうやめさせてあげたいとも思う。やっとここ数日復調してビールが美味しくなったようだ。
(色々な意味で僕は不満を持っているけど)担当医が判断したのだし。
あれほど抗ガン剤を拒否していた自分が、この後に及んでFECをもう一回ぐらいなどと思っているのは、一つにはどこかでアンスラサイクリン系はこいけのようなHER2陽性サブタイプ群に特に効果有りという報告を以前読んだことと、皮肉にも何より脱毛したからなのだ。(これが一番僕ら嫌がっていたと言う感じなんだが)
ある程度こいけの脱毛頭にも慣れてきた。(苦笑)
草刈りなどしながら、あーだこーだと考える。脱毛したってことは、少なくともこいけの毛根細胞にはあのFEC野郎がはっきりと効きやがったんだ。
微小転移も何も見えない、そもそもあるかもわからないわけだが、確かにこいけの髪の毛は悲惨なぐらい抜けた、これははっきりと見えた。
もし、微小転移がからだのどこかにあったとして、それはきっと毛根細胞と同じように(いやそれ以上に)叩かれているはず。(そうでなかったら怒るでしかし)
だからこそ、できればここは頑張って続けて欲しい、なんて思ってしまうわけだ。苦しさがわからないからそんな勝手なこと思うわけだろうけれども。一番の目的は再発させないことだからね・・・
こいけは患者の会の先輩に電話したり、娘に聞いたりしている。それをそれとなく聞いているとやっぱりやった方がいいと思いつつも、やりたくない方向のようだ。(苦笑)
こいけの決定を尊重することに決めたので、おそらく来週は入院してハーセプチンへ行くことになりそうな気配。ハーセプチンを早く入れたいという希望が、図らずも叶ったとも言えるか。。。
どっちにしても金が続かないよ。
大豆畑が猿に襲われ始めてロケット花火打ち込み中。(笑)
先週のFEC2回目投与から一週間。
やはり水分がとれていなく便秘がちだったこと、体重の減少、こいけの希望もあり、ここで中止ということとなってしまった。
担当医S医師「二度頑張ったんですから、次のTHへ行っていいですよ」
こいけはほっとして涙ぐんでた。
しかし・・・・本当にそれでいいんだろうか・・・?と僕は少し思ってしまっている。あれだけ我慢強いこいけが「もうやりたくない」というのだから、僕にはわかりようのない辛さがあるのだろう。
4クールやるのがエビデンスならば、それが再発→死への道をたどらないための標準治療なのではないか?白血球も3000以上あり、口の苦み等があってご飯がおいしくないという辛さはあると思うけど、「はい、いいよいいよ」でいいんだろうか・・・?
とにかくこのS女史は説明不足で信用できない。この医師の言うとおりにするには不安だ。
二週間後のTH(タキソール+ハーセプチン)の初回投与の際は、インフュージョンショックとかいう、初回に起こりがちな発熱等のアレルギー症状?に備えるため一泊二日入院だとか。え、また入院?
またあの個室かよ。もう二度と戻ってこないと7月退院時に誓ったのに・・・
差額ベッド料一日約12,000円。一泊二日だとこれが二日分になるという法律で保証された二重取りシステム。これはむろん保険適用外。
そして・・・・初回投与のタキソール(新しく改良型アブラキサンが使えることになった→ステロイド剤の事前投与が不要、点滴時間短縮)とハーセプチンの値段・・・・・合計約12万円!これ3割負担での値段。
まじ家売らなくちゃ。。
出穂65日目。朝紫稲刈り。お隣のIさんにバインダをお借りした。
バインダデビュー。
バインダはコンバインが開発される10数年前まで使われていた機械で、
稲刈り~束ねるを同時にやってくれるシロモノである。
Iさんにとっても倉庫に10数年眠っていたもの、エンジンはかかったが、束ねるひもの不調で早速往生。
どんどんおだ架け
Iさんが大切に保管していたかつて愛用のクボタバインダー30AM
ひもの不調で手間取ったけど、なんとか授業の始まる夕方までに終了。(中間テスト直前で今だけ忙しい)
FEC2回目6日目のこいけ、前回よりは幾分よいものの、水分がうまくとれず便秘が続いている。味覚障害も出てきて亜鉛のサプリを買ってきて飲ませ始めた。脱毛はかなり悲惨な感じになってきた。もうヒナのような感じ。でも笑うしかない。「あ~ぁ禿げちゃったね~。大丈夫。」と言いながらハグするしかない。こいけも泣いたり笑ったり。
今日もウィッグをしながら稲刈りを手伝っていた。Iさん多分気づいてない。(苦笑)
お風呂場にこんなんがあって一瞬びっくり。