9時前テスター屋さんに到着。こういう業種があることも今回まで知らなかった。
ここは本番の検査協会の検査器(マルチテスターと呼ばれる)とほぼ同じ検査(+調整)を事前にやってくれるところ。
本番では(自分のメータが)40kmになったところで合図(パッシング)して、ある範囲内におさまっていれば合格する。
このテスター屋さんでは、自分でメータを見ながらアクセルを踏んで、(テスター屋さんの機械で)40kmになったところで、係りのおじさんがブザーを押してくれて、自分のメータとのずれがわかるようになっていた。
結果、僕の車の場合は、スピードメータが5kmくらいずれていて、本番では(自分のメータで)45kmをさしたところで合図(パッシング)すればいいことがわかった。
(つまりテスター屋さんに寄らずに一発受験していたら、少なくともスピードメータは落ちて、調整後再受験となっていたということらしい。)
またライトの光軸調整は10分くらいかけて調整してくれた。
その他、サイドスリップ、排ガスの測定、ブレーキ(フートブレーキ+駐車ブレーキ)の全項目をやってもらって、2700円。
「行ってらっしゃい」と言われ、いよいよ検査協会へ。
書類は書いてあったので、検査手数料(1400円)と自動車重量税(8800円)、自賠責(18980円)を払い込んですぐに検査ラインへ。
今日は中旬の水曜日。
多分空いているはず、と踏んで予約したのだが、すでに結構並んでいた。下見したとは言え、周りはおそらく整備工場のプロばかりだろう、もたついたら後ろから怒られるかもなぁとちょっと緊張。久しぶりにポケットの乾燥梅干し(糸くず付き→多分)をなめる。
しかし、「ボク初めてなんですぅ」と可愛く申し出ると(と言うか、申し出て下さいと書いてある)、検査官の人がラインに付き添ってくれて、「ライト上向きに点けて」とか口での指示もしてくれて、無事一発合格。
あっと言う間だった。多分10分かかってない。
新しい車検証とステッカーもすぐにもらえて、10時前に検査協会をあとにしたのでした。
今回自分でやってみて初めてわかったのだけど、車検場で合格する(従って新しい車検証をもらえる)ことと、その車がきちっと点検整備してあって、これからの安全がある程度保証されるということは全く別物なんだな。
点検記録簿(これが一番時間かかった→ブレーキの項目は空白のまま提出)なんか全く見てない。
実際、「あとで(24ヶ月)点検しますから」と言ってもいいことになっているらしい。
(つまり点検記録簿を提出しないのも有りなのだ)
だから、車検だけ通ればいいということであれば、事前にテスター屋さんで2700円払って調整してもらえば、多分どんな古い車でも合格してしまいそう。
いったいなんのための車検制度なのかなぁ。
計31880円(テスター含め)也。
下調べや点検に費やした手間とドキドキ料→プライスレス。。