いっちょ前の農家のように古代米田んぼの水かけに追われています。
何度か溝を踏んで歩いてるけど、何年も荒れていた場所、水漏れがまだまだ。
特に上の田んぼのSさんが水路を堰き止めちゃってからは、夕方入れても朝にはだいぶ干上がっている、そんな感じ。
今朝もため息混じりで一時間ほど踏んで歩いた後、(昨日はダムの水をかけさせてもらったので、)家のすぐ前の池(これも組合管理の堰)から自分の小さいエンジンポンプで水を入れていた。
一応毎分100㍑以上も入るポンプなのだけど、一時間以上かけてもなかなかたまらない。
と、突然横にお隣のIさん(と言っても数百メートル離れている)が寄って来た。この方80近い方だが現役バリバリのプロで、三船敏郎似の渋い怖いおじいさん。ちょっと僕と距離を置いてる感があった。
農法の話なぞをした後、突然電動の水中ポンプを貸してやるとおっしゃってくれた。実はSさんも数日前から貸してやるなんて言っていたのだが、一向に貸してくれないし土のうもどけてくれない。
ので、御礼を言ってお借りしますと言ったら、早速自宅からホースと一緒に持参してくれた。何年か前のものらしいが、ほとんど使ってないままなのだと。なたでばすっとホースを切り、早速池につり下げてくれた。
僕「本当に今は使っていないのでしょうか?」と尋ねると「使ってたら、ここに持って来てねぇよ。ニヤリ」。と相変わらず渋い。
当分借りていていいそうだ。きっと遠くから僕のこと見てて、見かねて貸してくれにやって来て下さったのだろう。
これで、燃料の補給を気にすることなく、電源さえ引っ張れば目の前の池から何時間でも水が引けることになりました。ありがたやありがたや。
毎分約200㍑。電気代は一時間で10円くらい。
別の御近所の方(名前知らない)からもお野菜をいただいたり、「草刈りまめにやってるね~」と声をかけられたり。夕方はまたうるち米の除草で終了。
明日は自然農の会の先輩Uさんが、(僕の知らない)自然農仲間の人達を連れてうちを見学に来るそうです。