カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

トタンは吹っ飛んだけれど・・・

2019-09-26 22:58:49 | 2019台風15号

倒木を切っていてあやうくケガするところだった。細心気を付けてはいるんだけど、予想と全然違う方向に切れることがある。

 

 

午後は泥こき場の草刈り。本田の真下。



臼の中のような谷を回りながら刈る。もういのししで滅茶苦茶。

 

 

ふと見上げると彼岸花が結構咲いてきた。

 

 

 

 

 

 

 

また本田を見上げると、わずかに色づいてきた稲穂。

 

 

だいぶやつれたが生きている。

 

 

 

昼間市役所の方が、近くの国道脇に災害のごみの仮置き場を設置するので挨拶に見えた。

 

 

 

その時若い職員が僕の田んぼを見て、全然倒れてなくて凄いですねぇと言っていたのをふと思い出した。

 

 

 

10日間の停電、二週間の断水で気持ちが追われて深く考えなかったが・・・まぁ自分の稲は強いよ、さすが一本植えの不耕起自然農。

 

 

と改めて気づいたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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やっと復旧

2019-09-24 22:31:43 | 2019台風15号

皆様にご心配をおかけしましたが、昨日やっと水道が復旧、14日ぶりに風呂を沸かしました。

 

 

休業していた塾の方も今日より再開、早速今週の夕方はほぼ埋まりました。



受験生にとっては追い込みの3か月、私立の試験まではもう100日ほど。


せっかくこの変なおやじのところにお金を出して(それは親が)子供さんが来てくれるのだから、せめてしなやかな心に、共に汗をかいて、受験のためだけでない学ぶ楽しさ、種まきできたらいいなぁ。

 

 

学歴学歴で、小学校から東京の日曜塾に通い、中学時代はいじめにあいながらも国立の付属中学に通い、ストレスで抜毛しながらなんとか乗り切り、ほぼ満点で公立に受かった・・・・はいいけれど共通一次になじめずずるずると気力がなくなり、ついに電車にも乗れなくなって二浪の末やっと私立大に受かるも、対人恐怖から食堂や床屋にもいけなくなって・・・・

 

 

就職する恐怖から大学院まで行ったがそれもプレゼン恐怖で毎日ぎりぎりでなんとか修了。

 

それでも自分の心に従えず大卒だけで100人以上採用する(当時)メーカーに早々と内定を決め、大卒最年長ということもあって研修は代表、配属は開発研究所という有様。

 

 

 

それを自分は誇らしくも思っていたが、一方ではもうだめと思っていた。



 

研究所と言えば、当然研究成果の発表、プレゼンが必要だ。



 

その日がいつくるのかいつくるのかの恐怖の日々。


 

ずっとどきどきする人生だった。

 

 

うまい具合に心臓の異常が指摘され、むしろ休む理由ができたと喜んで手術入院をしたという感じ。これでしばらく休めると・・・・

 

 

 

結局退院後、もう心が通う気力を出せず、それでも二年ほど浅ましく病気休職を取りながら先延ばししたが結局退職となり・・・その後もいくつか働いたりもしたがついにはこいけと暮らし始めたのをきっかけに本格的にひきこもって7年ほどしてやっと家でもできる補習塾を隠れ蓑に始めて、もう20年近くになる。





閑古鳥が鳴いていたことがほとんどだが、やっと10年ほど前に百姓の真似事の資格も得て今日に至る。





ま、うまく言えないが、そんな自分と貴重な時間を共にしてくれる小中学生に何かテクニックでない何かが伝わればいいかなと思う。

 

 

 






もう自分はこれ以上はもう咲かない、きっと。

 

 

 

 

 

 

そういえばやっと彼岸花が今頃咲いてきた。

二週間以上遅れてるか?

 

 

 

地球の異変に今頃気づいてももう遅いとおもうけれど。

 

 




昼間はひーひー言いながらトタンを積んだり、倒れた柱などの釘を抜いて、玉切りして、薪用に切ったりしている。

 

 

 

 

 

元の所有者の代からのもあったかも知れないが、リサイクル料金を払いたくなくてずっと倉庫に放り込んでいたテレビが数えたら6台も。苦笑






隣のよしのぶ爺さんがくれて1週間ぐらいで壊れたテレビも二台。




倉庫のトタンが吹っ飛び丸見えになってしまったので、いよいよ処分しなければならない。


 

 

台風のがれきに紛れてってわけにもいかないので、明日市役所に罹災だか被災の証明書を申請しにいくついでに(これも通るのかどうかわからんけど)、きちんとリサイクル料金を払って処分場へと持って行こうと思う。

 

 

 

 

 

もう肩がまた痛い。

 

 

 

 

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予定通りの草刈り

2019-09-22 22:16:17 | 2019台風15号

予定通り草刈り。

断水で風呂にも入れない人たちが皆で汗かいて草刈り。


電気は数日前に来たが、断水13日目。

 

集落で一軒だけメータが飛ばされたまま、停電が続いていたお宅をH君や区長と市に連絡。東電へも連絡がついて、夕方には東電の作業車が数台来てあっという間につながった。

 

 

息子さんは音などに過敏なところがあり、H君などが貸そうとしていた発電機を使うこともためらわれていたので、よかったよかった。お隣の方がコードリールで電源を引っ張って明かりなどは点いていたようだが。

 

 

昼過ぎに帰宅すると、こいけからサカキ泥棒が来たと。




うちの榊は毎年、道路のすぐ横にあって神社前に建てる大幟のお飾り用にここ数年頼まれているので、家から100mほど離れてはいるが、周りを草刈りしたり剪定したりしていた。結構目立つのは目立つ。

 

 

いつもこの草刈りのときに青年達が切りに来るのだが、今年は中止で誰もこないはずだった。

 

 

以前にもごそっと二人組に持っていかれたことがあって、その時も警察を呼んで注意してもらった。



今回は僕がいないことを(皆で草刈りしていたので)知っていた節もあり、こいけがすぐに行って注意したら、隣の集落の者だと言ったらしい。



腰の曲がった爺さんだったそうだが、注意したにも拘わらず。こいけが所有者だと言うと謝ったそうだが、バケツ一杯ほどの榊を(何本でもないが)持って行ったこと、こいけが軽トラのナンバー4桁を記録していたことで、顔見知りの駐在さんに連絡。


すぐに来てくれて、一応付近の登録ナンバーを調べてみると言って帰られた。

 

 

 

もちろん罪にしてくれと言うつもりはさらさらないけど、なぜ一言断らなかったのかはできれば言ってやりたいと思う。

 

 

こういうことが何回もあると、ますます家を空けづらくなるし、もう切ってしまった方が気楽と僕ら思ってもいるけれど、もう少し考える。

 

 

 

↓の斜面の草刈り、火燃しの斜面、今日の草刈りで何人かからはおほめいただいたが、実際自分で言うのもどうかと思うけど・・・・

 

 

ゴーマンかましてよかですか?苦笑






シティーボーイのひきこもりの僕だったのに、結構な腕になってきたじゃん?

 






まぁ飲み会はだめだし、お金にはつながらないんだけどね。泣

 

 

 

さっき水道の人たちがうちの空気抜きのバルブを探しにいらして(倒壊した倉庫のすぐ横にあるんだけど、過去断水復旧のたびに探しに来る、結構大事なバルブらしい)今水道管の洗浄中で明後日くらいには復旧しそうだ。

 

 

もう千葉県でも断水は2000戸くらいに減ってきたが、それは全てこの市だそうだよ。それもほとんどこの地区。

 

 

追記

 

倒壊ではないか。




 

 

 

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疲れてきた

2019-09-21 21:08:17 | 2019台風15号

断水12日目。

 

 

自衛隊がすぐ近くで給水を始めてくれたので、もらいに通っている。

 





一回に80リットルとか。井戸の世話をさぼっていた自分を反省する。

 

 

また風が強いかもということで、トタンがすべて吹っ飛んだ倉庫の丸田組の増設部分を解体することにする。



自分が下敷きにならないように倒して少しづつ刻んだ。




 

 

 

 

 

なんか咳が出て熱っぽくなってきた。



夕方、昨日草刈りした部分が燃えそうに乾いていたので、燃やしてしまうことにした。

 

火事にならないように注意しながら燃やした。僕が一人でやらなくてもいいことなんだけどね。


ま、うまくいきました。






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祭り中止

2019-09-20 23:30:11 | 祭り

明後日は月末の祭りに備えて参道の草刈りが予定されていた。



が、どうみても雨っぽい。

 

ので、自分の敷地ではないが、ごみ箱の付近を草刈りすることにした。結構な斜面で雨降りでは滑って大変だから。

 

 

途中からよしのぶ爺さんもなぜか手伝ってくれて午前中で終了。

 

と同時に祭り中止の連絡が。ほっとしたけど、決断が遅いんだよ。

 

それでも草刈りは実施するんだと。

 

 

祭り中止なんだから、落ち着いてからでいいじゃんね。

 

 

 

 

 

 

あちこち倒木してるが、水路や道路をふさぎそうなものから少しづつ切っている。

 

 

山栗。楽しみにしていたのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、テレビ等で心配した懐かしい友人知人から、メールや電話を、中には30年くらい会ってない(年賀状だけの)大学時代の友人だったりして、それはありがたいこと。

 

悪いことばかりじゃないなと思っています。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんなものを買ってしまった

2019-09-20 15:20:40 | 2019台風15号

月末まで停電の見通しだったこともあって。

結局電気は一昨日の晩やっと復旧しました。


ただし水道はまだ。

昨日届いたので今回は間に合わなかった。



大枚はたいたけど、試運転して次の災害に更に備えてゆこう。


まさかこういうものを自分が買うとは思わなかったけど、冷蔵庫などやはりこれだけ停電すると不便だった。

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あっと言う間に

2019-09-18 17:10:19 | 2019台風15号
玉ねぎの種まき、らっきょう、にんにくも植え付けた。最優先事項。



外の鉢、苗などの水やり、手足の泥を落とすには充分。
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2019-09-18 16:56:48

2019-09-18 16:56:48 | 2019台風15号
古い風呂がまに樋を外して簡易雨水タンク。。
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甘酒

2019-09-17 21:58:00 | 2019台風15号
30分ほど走った町のコインランドリーへ。何十年ぶりか。

冷凍しておいた麹がまだ二キロもあり、だめにするのは勿体ないので、昨日水を加えてことこと保温、甘酒を五キロほど作った。


飲めるだけは飲んであとは塩を加えて塩麹に。何日もつかわからないが。


幸いLPガスは使える。


帰宅途中自衛隊の給水をいただき、沸かして久々のお湯で洗わせてもらう。


ラジオの音が煩わしいほど静かで虫の声しか聞こえない真っ暗な夜。
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それでも祭りはやるらしい

2019-09-16 18:56:00 | 2019台風15号
皆さんメールありがとうございました。


停電断水が長期化し、携帯も圏外、充電も切れ、昼は倒れた木の片付けなど汗まみれ、夜はシャワーも洗濯もなくラジオだけが情報源です。


元の所有者のお墓に
桧が何本も倒れて、灯籠も欠けて・・・



隣のよしのぶじいさんにアドバイスを頼んで少しづつチェンソーで玉ぎり。


元所有者は謝罪に行って許して頂いた。


まだまだ汗くさい生活が続きそう。



被災地と言う言葉、最初は興奮していたが、津波や地震の被災者とはやはり違う。こそばっこい。


テレビも電話も水もない。それは不自由だ。が、いかに便利さに頼っていたか。



洗濯ができないので、足でバケツであらっている。


まぁ睡眠薬は倍以上飲まないと眠れないよ。



こいけの身内は娘が炊き出しをしてくれたり、食べ物を届けてくれたり、着信も多数。職場の同僚も色々持ってきていただいて足の踏み場もないほど。



一方先日退院させた両親や弟からは着信もなく。






多分それが今回の災害で一番辛いことだったかも知れない。
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