カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

自分の子じゃない

2013-02-27 23:30:37 | つれづれなる想い

この何ヶ月、こいけともめたとき何度も僕が使ってしまった言葉。




冷たい言い方だと自分でもわかって使っていた。
普通の人は思っても言わないだろう。

けれど、そこに尽きると言うのが一方で正直な気持ちでもあった。








自分の子供を持ったことがない僕には、こいけの娘たちへの思いが本当のところはわからない。






それでも第三者でいられれば、もっと素直に祝福できただろうにとも思う。









その赤ちゃんというのは、更に僕にとっては、情として遠い感じがしてしまう。結婚式にも行ってない訳で、だんなさえもよく知らないわけだし。









今日はこいけが仕事。
しかも雨。作業もできない。

やめてくれよ~と思いながら、やっぱり息をひそめて、姉妹たちには「なんかあったら言ってくれな、手伝うから」とだけドア越しに声をかけて、表面上は静かにしている。









こいけには悪いけれど、あと何日と指折り数えているような毎日。

人間、時と場所を選んで話さなければってものがある。








集落の飲み会などでは、ずいぶん気を使って、しゃべってるつもりだ。
思ってもすべてを正直には言えないし、言わないのが、大人だろう。

だから言いたいことの何分の一かしか言わないように努力している。
まぁ酒入るから、その口もおじさんらしくだらしなくなり、小さくは失敗してるのだろうけど、向こうも酔っ払ってるわけだし、男同士だから、なんとかなっているんだと思う。










しかし、とっさのとき、ふと思ったことを相手に答えてしまって、
「あそこまで正直に長々と答えることなかったなぁ」なんて思うことは、実は日常茶飯事であって。


昔こいけと知り合って暮らし始めた20年前、あるショッピングセンターで買い物していたら、いつも僕が行っていた(そこしかいけなかった)田舎の小さな床屋さんのおばちゃんにばったりと会ってしまった。










で、ちょっと立ち話。で、おばちゃんが「奥さん?お若いわね」みたいなこと言われて、
僕「いやぁもう40歳なんですよ」みたいにとっさに答えてしまったことがあって、そのことは、その後何度もこいけにちくちくといじめられている。苦笑










そういうことはたくさんあるんだ。





















そう、時と場所を考えないで、とっさに思ったことを馬鹿正直に言ったりすることがあったのだ。それが大したことだとは長いこと思わずにきた。









何年か前、両親がアスペルガーであること(推測に過ぎないが)、自分にも弟にもその(出方は違うにしても)傾向があることにたどりついた。








しかし、その後もあまりそのことにこだわらずに来てしまったが、再びそのような「変な自分」というものと、嫌だが向き合わざるを得なくなってしまった。










「こうあるべき自分」と「実際の自分」とのギャップ。










そういう方のブログを読んでみたりしようと思う。






本も注文してみた。

アスペルガーと定型を共に生きる: 危機から生還した夫婦の対話

一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために

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我慢の日々

2013-02-26 22:06:20 | つれづれなる想い



明日は雨とのこと。


















塚の救出作戦続き。 午前中だけでもと、結局1時くらいになる。 しかし、一生懸命やると暗かった山もやっぱりきれいに明るくなってくるものだ。






















遅い昼を皆で食べていると、また突然こいけ元だんな来宅。誰も予想せず。饅頭を買って来て下さって、ご帰宅。苦笑

























休憩にもならなかったので、作業はいったん諦めて夕方は買い物へ。

























ホームセンターで、チェンソーのオイルやら物干しハンガーやら頼まれた食料品やら。






















帰宅すると5時過ぎ。まだ日が明るい。 急いで水路の草をレーキで上げて燃す。













やれやれやっと飲めるかと家に上がると、今度は次女のだんなが届けもので来ると聞かされる。



















なんだかんだ皆が飯食ってる間、こいけと赤ん坊を抱っこしてやる。汗

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山の守り神様救出中

2013-02-24 22:10:43 | インポート
山の守り神様救出中
山の守り神様救出中
山の守り神様救出中
山の守り神様救出中
昨日今日は、ご近所の方に教えていただいた神様救出中。

























昔の山の守り神様。塚になってるけど残っているのは屋根だけ。



















すっかり木やツルに覆われている。





















まずはチェンソーや鋸で木を切り、空いたスペースに積んでの繰り返し。














取り敢えず山の中にこうやって積むのは本当はきれいにならない。朽ちていくには何年もかかる。























かと言って、全てを斜面から下ろして休耕田にまで運ぶ手間は無理。



















広いところに運んで燃やせれば、かさも減るのだが。 やはり本数を切ることが優先。




















今日はこいけ元だんなが突然バイクで来宅、一時間くらいで帰ったとか。
















昨日は次女だんなが、これまた突然来宅。どっさり赤ちゃん用のなんかオモチャの箱。頭の上で回るようなやつ?キッチンで組み立ててた。

















礼儀正しい青年だから、ふきのとうを採ってやる。






















でも次女って、彼の実家で同居中。実家(今日来た元だんなのうち)とは歩いて2分とか。















なんだかなぁと思いつつも、山に行く。
















キッチン8畳、その隣の8畳(今までは寝室)が主な彼らのスペース。












洗面、脱衣スペース、お風呂はそこを通らねば行けない。


















簡易?ベビーベッドやら足の踏み場もないし、母乳をあげてたりもするので、必ずノックして許可をもらってから入室するようにしている。


























昔の家で、部屋は何部屋かあっても、廊下がないので、意外にプライバシーがない。

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K君との別れ

2013-02-21 20:12:56 | つれづれなる想い

昨日K君のお通夜に。

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雪も午後には乾き、お昼過ぎに出発。どうみても早いとは思ったけれど、不安だからね。ネットの地図では片道70Km弱。








そのうちアクアラインなどの高速が半分以上。

渋滞しなければ、一時間半もあれば到着できる距離だった。









早めに着いても受付など何かお手伝いでもできれば、と思ったし。

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アクアラインの降り口で間違ったものの、なんとか復帰、3時頃にはあと少しのところまで来てしまった。




市ノ坪。なつかしい交差点。








それまで思ってもいなかったが、直進すべきところを、思わず綱島街道を左折してしまった。







中に入るのは卒業以来の母校。かつて5年ほどアパート暮らしをした町。








駅の周りもだいぶ変わって少し回り道をしたがなんとか、到着。








毎朝原チャリで登校していた道、あれから更に細くなったように感じた。







アポなしだったから、いらっしゃらなければそれでも仕方ないけど一言M先生にご挨拶をと。K君のこともご存知かどうかわからなかったし。



押しかけだったけれど、ノックしたら在室されていて、しばし時間を割いていただいた。




K君のこと、ご無沙汰のおわび、在校当時から対人緊張があってせっかく推薦していただいた会社を数年でやめてしまったお詫び、ずっとこもって今は耕さない農法で百姓になったことなどを一方的にお話させていただいた。




ご迷惑だったろうけれど、卒業以来一度も足の向かなかった苦手な先生にお会いできたのもK君のおかげと思っている。
もう訪問することはないと思うけど。

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お寺に着いたのは4時頃。



すでにたくさんの関係者がおられて、お手伝いは必要なさそうだった。




二度彼の姿を見せていただきお線香を上げさせていただき、焼香の列にも並ばせていただいた。
















なんかやっぱり変な大人になってしまったんだろうね。自分。


















帰宅したらこれだ。苦笑

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明けて今日はこれだ。


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樋の工事の後片付けなどをやる。排水のために掘った溝を埋めたり、大きな石ころを片付けたり。








途中こいけの元だんなや、長女のだんななどが来宅。
向こうも気を使ってるんだろうなと思いながらも、なんかうちが乗っ取られた感がしてしまう。長女のだんななんて今までほとんど顔見せなかった。







一応ご挨拶はして愛想よくするが、心では違うことを考えている。僕は家には入れない。沐浴させているようだが、部屋が一杯だろう。ふきのとうなど採って時間を待つ。








もっと愛想よくしなくちゃと思うけれど、やっぱり居場所がなくて気が休まらない。


















車も一杯。

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人は産まれて生きて死ぬ

2013-02-19 18:57:29 | つれづれなる想い

こいけ長女が娘(ここねちゃん)を連れてきて3晩目。

天気が悪いこともあり、ストレスを感じつつ、抱いたり沐浴の手伝いなどしている。

ご飯を食べるテーブルでベビーバスを乗せて、その上で沐浴させている。バケツで3杯くらいのお湯が必要なので、お湯張りとお湯捨ては僕がやっている。

僕と同じようにこいけ長女も、長男長女にありがちな完璧主義者なところがあり、苦労する。一日こいけに質問責め。こいけはいそいそと仕事も休んで一緒の部屋に寝てる。

チューはほっぺにもしないでね。とか言われてむかついた。苦笑

俺んちだ!っての。笑 それは言えないか。

明日は次女も退院し、こちらに来る予定とも聞くが、この予想外の大雪で、これはどうなるか。

もうやめてくれって感じ。早くもよん。

大学の同級生で、ずっと保険のすべてを任せてきたK君。享年51。

先日の大雪で樋が一部破損、火災保険でまかなってもらうべく、つい先日も何度か携帯でやりとりしたばかり。

やっとその修理をご近所の大工さんにやっていただいたのが16日。

その朝、彼の訃報が別の友人から届いた。

寝耳に水とはまさにこのこと。







進行性のガンとわかって、それでもすべてを周りに隠して最後まで仕事を続けていたらしい。










その彼のお通夜告別式が明日明後日。母校の近く。神奈川。

ずいぶん日にちが空いたが、できれば参列したいという方向で考えている。






学生時代、今の奥さんとデートの途中で時々、僕のアパートに来た。




すでに当時、対人恐怖が強まってきて床屋にも行けなくなっていた自分は自炊するしかなかった。喫茶店のナポリタンを再現しようと、勘で作っていた自家製ナポリタン。ただ玉ねぎとピーマン、ウィンナーを炒めて、茹で上げたスパゲティをケチャップと中濃ソースで絡めただけのものだったのだが。

それが食べたいと、何度か電話してきて僕の汚いアパートに二人で来た。

その後数年して(22年前)、彼らが結婚することになった。当時僕はサラリーマンを2年で挫折、実家でひきこもり始めていたのだが、それを説明したにもかかわらず、彼がどうしても僕に出席して欲しい、と懇願されたので、やはり車で横浜だったかの式場に行ったのだった。

今思い出したが、その電話のしばらくあと、彼らの結婚式当日は、僕は実家を逃げ出し会社は休職のまま、南房総のマッチ箱のような貸家に来て挫折感と、しかし実家や会社から逃げた安堵感を感じつつの暮らしを始めていたのだった。

その汲み取りの汚い貸家に、なぜだったか何人かの同級生と新婚旅行帰りの彼ら夫妻が、泊まりにきたのだった。
実際は夜は皆で飲み、そのまま近くの小さなホテルに二人は送り、また朝迎えに行って、僕の朝飯を食って(しゃけとウインナーと目玉焼きとお味噌汁)、マザー牧場に行って帰宅したのだったな。

彼とは数年前に会ったが、奥さんとは以来22年お会いしてはいない。

そのうちそちらで一緒に飲もうと言っていたのだが。そのうちは永遠に来なかった。

だから水臭いやつだと怒りつつも、できれば行ってやりたい。亡くなってから行ったって遅いんだけどね。

しかし、こういうときやはり何年ぶりかで、電車に乗れない自分と再会せざるをえない。いざとなってもやはり車でないと行けそうもない。

しかしこれでもかっていうくらい、こういう時はままならないことが重なるもので、また雪。また積もっちゃった。


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ん?しかし今ニュース見たら、都会はあまり降ってないようだの。
ここから脱出できれば明日行けるかな?

そんな、彼への弔意と別な所で頭の中は一杯。
つくづく人間力の無さを痛感する。
ま、そこまで卑下することもないかな。



苦手なことはあっていいんだし。車でも行ければいいんじゃないか?



グーグルマップのストリートビューを交差点ごとに見たりして、はぁなんという小心者、完璧主義者!







11日にこいけ長女出産。(女児。ここねちゃん)


13日こいけ次女出産。(男児。りょう君)

15日K君逝去。


16日樋工事。訃報を聞く。


17日長女とここねちゃん来宅。



明日K君お通夜。
次女とりょう君来宅・・・か?

頑張れ自分。

長女にむかつくことも多いけど、僕が産まれて初めて抱いた新生児、ここねちゃん。




手足の小ささに、この歳でかなりびっくり。
小さいねぇ。。。。
もみじの葉っぱみたいと言われていたけど、ほんとにそうだ。






自分もこんな小さな手だったのかなぁ。

チューしちゃだめって言われてるので、た、い、へ、ん、だ、~と小さくつぶやきながら、スイングしてあやしながら、顔にふっと息を吹きかけてみる。うざいって感じで一瞬目をしかめるここねちゃん。









明日はどういう一日か終わってみないとわからないけれど、人は産まれて生きてそして死ぬ。

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一姫二太郎・・・は違うか。

2013-02-13 11:37:43 | つれづれなる想い

二日前にこいけ長女が女児を出産したばかり。





次女もあっさり今朝6時40分、無事男児を出産した模様。

僕が名付け親なら、賢人はやめてバレンタインと付けてやろう。笑




同日出産の(19日)予定だった。
二人ともフライング気味ながら、二日間でこいけ娘姉妹のお産が無事に済んだこと、それはとてもよかった。










階は違うらしいけど、もちろん同じ病院。

一回のお見舞いで二人回れるね。苦笑














外は春一番のような風。

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こいけがおばあちゃんになる日

2013-02-11 09:29:02 | つれづれなる想い

娘たち(一応19日同時出産予定)のお里帰りをめぐっては、時が近づくにつれて僕の気持ちが追いつかなくて、蒸し返してはこいけとけんかしていた。

きのうも味噌を作りながら、なごやかにけんか。笑
別れたときのために、二樽に分けて仕込んだ。

元夫は町のほうで小さな一戸建てで、悠々自適。次女のうちとは歩いて2分くらいだ。

そっちでやればいいのに、とも思ったりしたが、こいけ娘たちがここがいいと言ってるらしい。パパ(元夫)のうちは狭くて汚いので嫌なんだそうだ。困ったもんだ。僕だって見せたくない部分があるんだよなぁ。

早朝長女が陣痛で、入院したと連絡が来て、もしかしたら今日にでも、ということで、こいけはさっき出かけていった。







男は今日はだめとか言われて、僕も行きたいと言ったけどはねつけられた。


なので竹でも燃やしてきます。


もう逃げる場所はない。受け入れるしかないなぁ。待ったなし。

はっけよい残った!

もし生まれたら、木曜日はお風呂の入れ方の練習に僕も行くんだってよ!

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味噌作り

2013-02-10 09:19:25 | インポート
味噌作り
7時過ぎに火をつけた。















沸騰してから一時間余り。















もう少しな感じ。



















手前はついでに甘酒。

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味噌作り準備

2013-02-09 18:18:12 | インポート
味噌作り準備
味噌作り準備
麹屋さんから麹も仕入れてきた。4kg。












自前の大豆は昨日から水に浸けてある。














大釜をもう一度ざっと洗って天日干し。














明日起きたら薪をくべて火を炊く。




















午前中はまた孟宗竹切り。





















まだ治りきっていない左手をまた傷めてしまった。アゥチ!

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食洗機狂想曲その2

2013-02-08 17:24:36 | いろいろ作業ぉ

この食洗機はコンパクトサイズゆえ、なべやフライパンなどは入らない。





手洗いとなるが、それを仮置きするための水切りかごも変わらず必要だ。




食洗機を今までの水切りかごのあった場所に設置したのだが、そのかごを調理スペースに移動するのでは、スペースが小さくなってしまう。







そこで、昨日ホームセンターでよりスリムな水切りかごを買ってきた。





スリムとは言え、じか置きすればそれだけスペースが足りなくなる。
で、結局余り材で、それを置く棚を作った。









高さはポットやペットボトルが入る高さとしてみた。



今日も寒い風で、気力が出なかったなぁ。

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