****************************************
<エリックスエッセンス>
女神シリーズ 6番目のエリクシール アリーナ 誕生!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/b9/e31f200eca63bec85c5a96129577aac7.jpg)
ディープイエローの明るい女神。
メッセージは「あなた自身を愛します。」
100ml ¥5600(税抜)→ ¥6048(税込)
お問い合わせ・購入は
chakra@aura-soma.name までお気軽にどうぞ。
****************************************
<7月下旬~8月下旬までのご予約状況 >
27日(日) 午前10:00~ × 午後 13:00~ × 15:00~ × 17:00~ ×
28日(月) 午前10:00~ × 午後 13:00~ × 15:00~ × 17:00~ ×
29日(火) 午前10:00~ × 午後 13:00~ × 15:00~ × 17:00~ ×
30日(水) 午前10:00~ × 午後 13:00~ × 15:00~ × 17:00~ ×
31日(木) 午前10:00~ × 午後 13:00~ × 15:00~ × 17:00~ ×
※ 申し訳ありませんが、9月いっぱいは予定を確約できないため、
ご予約はおやすみさせていただきます。
また、承ることができるようになりましたら、こちらでご案内させていただきます。
お問い合わせは chakra@aura-soma.name まで
**********************************************
父がホスピスに帰ってから2日目。
母はこれからの長期戦にそなえて家にいろいろと取りに行くものがあるというので、昼間私がずっと父に付き添うことにしました。
「18時までには戻ってくるから」と母は家に帰りました。
のどかな日になるはずでした。
しかし、意に反してこの日は実に多くのイベントがありました。
まず、出張で歯医者さんが父の折れた歯の具合を見にきてくださいました。
そういえば、大量に血が廊下に散らばっていたので、傷口から何か感染しやしないか、とそれを心配して頼んでいたのでした。
幸い、その心配は無用のようでした。
歯医者さんは触診をしたあと、
「あ~、でもこの折れた跡がぎざぎざになっていて、これは舌とかで触ると舌が痛いだろうな。ちょっと丸く削ったほうがいいでしょうね。」
とおっしゃいました。
「削る? それ、この末期の状態の父に耐えられるんでしょうか?」
と聞いてみました。
もう何も咀嚼するわけではないのだから、舌で触ってみたときに多少ざらざらしているという程度ならそのままではいいではないか、と思ったのですが、歯医者さんは、「いや、これは舌で触った時、舌が痛いはずだ」という。
それならまぁ、無理がない程度にやってもらいましょうか、というところまで話してその日はお帰りになりました。
父は歯医者さんに看てもらっているあいだ、口をあけているわけですが、それさえもうしんどそうでした。
そのあとすぐに、初めて見る看護師さんがあらわれ、
「はい~、わたくしはリハビリを担当しております。先生が今日から多少でもリハビリをしたほうがいいのではないか、と言っておられたので、少しやってみましょうか?」
とおっしゃいました。
私はびっくりしました。
「え? そんなのやる必要あるんですか?」
リハビリという言葉がいけないのかもしれませんが、あくまでも「能力の最大限の回復、開発」という意味でいえば、末期がんの患者の筋力が回復したり開発されたりするわけはありませんから。
「ん~ やっぱり出来るだけ最期まで自分の足でトイレに行ったりしたいということですとやっておいた方がいいと思います。」
「でも、健常者のようにやったらそれで筋力がつくというわけではありませんよね? それでもやったほうがいいんですか?」
「確かに鍛えて筋肉をつける、というような健常者のリハビリとは違ってきます。でもやはりやらないとどんどん衰えるばかりなので、やった方がいいと思います。」
「どれくらいの時間ですか?」
「実は私は足だけの担当でして、あと手の担当、嚥下の担当がおりますので、1時間はかかると思います。」
「1時間! 無理です、無理。絶対無理。だって父はもうここへ連れてくるときも車で20分ほどの距離ですが、車のなかで座っているだけでもしんどい、って言うくらいなんですよ。それを座ったままか、時折立たせるのか知りませんが、1時間なんて絶対無理です。」
「そうですか。それは決まりでもなんでもないので、しんどくなったらやめてもらってもっと短い時間でも全然かまいませんよ。」
「では、とりあえず10分で、今日は足だけ、とか。明日、また手だけで10分とかそんな感じではどうですか?」
「はい、それでいいと思いますよ。」
父に「どうする?」と聞くと、何事も経験だから今日は疲れているけれども、やるだけはやってみる、と言う。
あぁ、父ってこういう考え方をする人だったなぁ、と思いだしました。
「とりあえず自分の知らないことは知りたい」「行ったことのないところには行ってみたい」「見たことのないものは見てみたい」という人なのです。
この父の考え方で、我が家は私が小さい頃旅行に連れて行かれたので、私はなんにも楽しくありませんでした。
父は自分が「行ったことのないところに行ってみたい」のですから、常に我が家が旅行で行くところは初めて訪れるところばかりです。
そして、初めてなのですから、まずは旅行代理店のプランしたままの企画に乗っかってみよう、ということでオーソドックスに観光名所を駆け足で巡る、というものになります。
そんなもの、何にも楽しくなかった。
沖縄に行って、ただ観光名所だから、ということだけで「首里城」「ひめゆりの塔」「平和祈念公園」「国際通り」と、まるで社会科の教科書をなぞるように連れまわされたってそれ、楽しいですか?(あ、いや、ごめんなさい。楽しいと思われる方はもちろん、楽しんでいただいてよろしいかと思います)
ま、しかし、ここに至ってはそれは父の旺盛な好奇心だと美徳に思っておこう。
リハビリテーションセンターに行ってみると、誰がどう見たって父より健康そうな人ばかりがリハビリを行っていました。
私は、そもそも前日にたまたまネットで「末期がん」を検索していて、現役の医師が「末期がんの患者にリハビリをやらせるなんてそんなむごいこと、私は必要ないと思うし、耐えられない」と書いていたのを読んでいたので、非常に懐疑的でした。
でもまぁ、父本人がやってみる、というのでしぶしぶ連れてきただけでした。
父のこの痩せさらばえた姿を見て、このリハビリ担当の看護士はよく「やってみましょうよ」と言えたものだなぁ、と改めてリハビリルームにいるほかの患者たちを見て思いました。
しかし、リハビリとはいってもマッサージが中心で、最後に父の足の裏に手のひらをあてた看護師は、
「はい、では私の手のひらを足の裏で思い切り蹴ってみてください。」
と言いました。
「そうそう! ではあと4回頑張ってみましょう。」
と、左右5回ずつ計10回、それをやりました。
それだけで父は肩があがっていました。
「では、最後に森さんの歩いている姿が見たいな。ここからあそこにあるベッドまで歩いてみましょうか。」
と看護師が父に言いました。
看護師が指差したベッドはその地点から5,6mはあったでしょうか。
私はもう横から口をはさみませんでしたが、内心(無理、無理。もう最近じゃあそんな距離歩いた事ないもの)と思いました。
けれど、外面だけいい父はやるんだな、これが。
「では、今日はここまでにしておきましょう!」
と看護師が終了を告げました。
私は、こんなことしてどうなる、と思っていましたが、リハビリルームからの帰り道、父の車いすを押しながら、
「よかったね~ お父さん。車いすでちょっと1階まで散歩に来てみたい、って言ってたじゃん。それが今日は叶ったね~ 目標達成だね~」
と言ってみました。
すると父は、うんうんとうなずき、
「よかった、よかった。」
と言いました。
へへ、作戦成功。
これを私の内心の声のまま、
「まったくねぇ、こっちの気も知らずにこんなことして何の意味があるんだろうねぇ。」
なんてぼやいたらきっと父も同じように憤慨し、気分も落ち込むでしょう。
けれど私が心から「良かった、良かった」と言ってやれば、病人もその気になるってもんです。
もうどのみち“気持ち”で生きてるだけなんだから、気持ちに活性化してもらうしかないからね。
それはこのあとの出来事でもっと確実に感じたのでした。
それはまた明日。
******************************************
★全国一律1品から送料無料
お支払いの方法は振り込みです。
振込先はゆうちょ銀行と普通銀行があります。
ゆうちょ銀行に口座をお持ちの方であれば振込手数料は発生しません
が(1か月に3回まで無料、4回目からは発生することに変更になりました)
それ以外は振込手数料が発生することをご了承ください。
製品の大きさによって通常郵便か宅配便を利用するかはこちらで
決めさせていただきます。ご指定はできませんのでご了承ください。
商品の到着は基本、「受注」から翌々日の発送となります。
それ以上にかかる場合もございますので、その際は事前にご連絡いたします。
すべて、お問い合わせは
chakra@aura-soma.name
までお気軽にどうぞ!
*******************************************