先日の成人の日、各地の成人式の様子が報道されましたが、さすがに今年は“荒れる成人式”ってなかったようですね~
震災のようなことがあって、せっかく皆が祝ってくれる成人式で荒れてたら、いくら荒れたい成人でもどんだけヒンシュクを買うかってことはわかってるんですね。
オウム真理教の平田容疑者でさえ、震災を見て「おれ、こんなことやってていいんだろうか・・」と出頭してきたくらいですからね。やはり、去年の大震災は直接被害を受けた人でなくても、日本人であれば自分のこれからの生き方を考えさせられたはずです。
つまり、荒れる成人は、あれ、空気読んでやってたんですね。
よかった、よかった。
これから日本の行く末に対しても、そうやって空気読んで対応してくれたら大丈夫、って感じがします。
毎年テレビで放映されますが、私はやはりあの石垣島の成人式がいいと思いますね~
両親を横にともない、成人が両親に対する思いを読みあげる。
「今まで恥ずかしくて言えなかったけど・・本当はお父さんのことが大好きです。」だの、
「女手一つで僕ら兄弟を育ててくれた母さんをほんとに誇りに思います。」だの、それはそのご両親でなくても思わず涙があふれてくるような感動、感動の嵐です。
そして、何がいいって、そうして感動する感謝の言葉やお礼の言葉を聞いた後は、「さっ、いいことも悪いことも全部、水に流そ。」って感じで、いきなりチャカチャカチャカチャカ、ららんら~ンと踊りが始まるんです。
このつきぬけちゃった感じがたまんなくいいなぁ~~~
先月「表現アートセラピー」でやったこととも通じますね。
エネルギーは常に動くものなのだから、そこにとどめてはいけない。
良い感情だろうが悪い感情だろうが、それはエネルギーに過ぎない。
だから、とにかく流してしまえ~ってわけですね。
人生このように何事もさらさらと流していきたいものです。
さて、そういうわけで、さらっと流すように聞いていただきたいのですが。
成人式の日、私たち夫婦はまたまたゴルフに行ってまいりました。
場所は家から近い(約25分)のがとりえの、岐阜市の西北にあるゴルフ場。
前日にそのゴルフ場から電話がかかってまいりました。
「明日は、こちらではまだラフにかかると多少雪が残っていることをご承知おきくださりたいのですが・・」という電話でした。
たいして山でもないのに、岐阜市も西北のはずれのほうにいくと、東濃に比べて意外に雪が多いことは知っていたので、この電話をもらって、(あぁ、やっぱり雪が残っているのかぁ。)と思いました。
なにせ、たまたま友人から、お正月にこのゴルフ場ではないですが、エントリーした、やはり岐阜市の西北のゴルフ場はクローズドで出来なかった、という話を聞いていたところですから、その電話がクローズドのお知らせでなくて、ただのちょっとしたお断りであったことに胸をなでおろしたくらいでした。
ところが・・
実際にゴルフ場に着いてみると。
なぁ~にが「ラフにかかると多少雪が残っている」だ。
正確には、「ラフにかかるとすべて雪景色であり、申し訳ないですが、フェアウェイでさえところどころ雪が残っているところがあることをご承知おきくださりたい。」でした。
逆に言えば、「まともに雪が除雪してあるところはグリーンとティグランドぐらいですが、それでもよろしいですか?」と言ってもらったほうが正しい、って感じでした。
このゴルフ場はホールから移動するときにゴンドラリフトを利用するところがあるのですが、そのリフトを運営している場内で働いている人が、「昨日はクローズドだったからねぇ。今日は無理して営業にしたみたいだけど。」と言うのを聞いてびっくりしました。
昨日はクローズドだったの!?
それでは「ラフにかかると多少雪が残っているかも」って程度じゃないはずだわ。
とすると、前日の電話はそれでクレームを言わないでくださいよ、という前もっての口封じだったのか?
接客用語にも商品説明をする場合、前もってマイナス情報のほうを先に口にすると耳障りがよいからそうしなさい、という教えはあります。
例えばこんな感じです。
「こちらのセーターは、自宅で洗うことはできないのですが、とても柔らかくて良い素材を使用していますので、大事に着てやってくださいネ。」と言うのと、
「こちらのセーターは、とても柔らかくて良い素材を使用していますが、いかんせん、自宅で洗うことはできないんですよね。」と言うのと、どちらにこのセーターに対する魅力を感じます?
前者でしょう?
会話はプラスのストロークで終われ、ってことです。
こうすると、このお店は自分のところに不利な情報までちゃんと提供してくれた。信用できるわ、ということになるわけです。
しかし、これはあくまで情報提供の後先だけの問題です。
このゴルフ場からの電話のように、「ラフに多少雪が残っている」と言ったのがフタをあけてみれば、そんなレベルじゃないじゃないか!ということになれば、心証なんか決してよくはなりません。
むしろ、嘘つきぃ~!って言いたいくらいです。
いくらカラーボールを使おうが、目視でしっかりと自分のボールの落ちどころは確認したつもりであっても、いったん雪のなかにずぼっと入り込んでしまったボールというものはこうも見つけられないものか、というほど見つかりませんでした。
まぁ、私たちは夫婦で気ままにやってきたまったくのプライベートですから、そんなときはロストのペナルティを科さずに、「そのままでいいよ。」ってことでプレーしましたが、これでコンペだったりした人はたまんないでしょうね。
明らかにOBなんかじゃない、ラフでさえもない、フェアウェイに落としたことだけは確かなのにそれがロスト扱いでは泣いても泣ききれない断腸の思いでしょう。
実際一生懸命ボールを探す人でプレーは遅延の様相を呈し、日曜日の割には駐車場の様子をみても「すいてるね~」というくらいの人の入りだったのにもかかわらず、ハーフでなんと3時間半近くもかかりました。
普段なら2時間半で回れるところが3時間半!
これもそれも残っている雪のせいです。
それでも誰も「話が違うじゃないか!」と文句を言うこともなく黙々とプレーしています。
もちろんゴルフは常に自然条件に左右されるスポーツなのでお天気のことに文句をつけるわけにはいきませんが、昨日の電話はあれでは人災だよ、と私はひとり胸のなかで思いました。
正直に言ってもらっていたら、エントリーをとりやめたかもしれないのに。
そして私なりに、もし自分がこのゴルフ場の人だったら、昨日の電話での発言はどのようにすべきだっただろうか、と考えてみました。
例えば、こんな感じでしょうか。
「お客様、実は当ゴルフ場は今日はクローズドになりました。職員全員で今日は一生懸命除雪につとめましたが、あいにくティグランドとグリーンを完璧にすることで精一杯でございました。明日は営業させていただく運びとなりましたが、通常の状況とは大きく異なります。ラフとホールによっては一部フェアウェイでも雪が残っていることをご了承いただけますならば、明日ぜひ、お待ちしておりますのでお越しくださいませ。」
それで、だったらやめるわ、という人に対しては、今回はキャンセル料をとらない、とか。
ゴルフ場も経営が苦しいので、できるかぎりお客を減らしたくないのはわかりますが、今日の来場者を減らすことより、信頼をなくし評判を落とすことにより今後の来場者を恒久的に減らすことのほうがよほど恐いことなのだ、ということを支配人が従業員一同に言い聞かせなくてはいけないだろう、と思いました。
ひょっとすると一言電話を入れておいたから、うちは対応がいいほうだろう、なんて胸をはっているとしたら大きな間違いです。
お客には「言いたいことを言わせてあげる」のも大切なことです。
あの電話では逆に口封じをしてしまったようで、お客は不満をつのらせてしまいますよ。
そしてふっと思いました。
家族や友人同士の会話のなかで、「どうしてこの人、ここまで言うのだろう。そんなことは胸にしまっておけばいいのに。」と思うようなことがあります。
でも、あえて「言いたいことを言わせてあげる」のも大切ってことですね。
ほんと、人のふりみて我がふり直せです。
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