一昨日から日本側が豪雪と強風に襲われている。最初の頃、高速道路に除雪車がでて、2台並んで作業をする光景が、テレビのニュースに映っていた。「あれ、どこかで見たな」 そういえば、去年の2月、まだコロナの感染が拡がる前、北陸へのパックツアーに参加した。上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこからバスで北陸3県を巡った。湯沢から雪が降り出し、北陸高速道路では、除雪作業車の後をゆっくりバスが進んだ。(2020年2月バスツアー北陸高速道路)あの光景と今回の豪雪が重なった。
私が留学したカナダの学校は、極寒地にあった。雪は9月の新学期が始まるのを、待っていたかのように降り出した。6月の卒業式も雪が降った。気温はマイナス47度を経験した。普段マイナス20~30度が平均気温だった。朝マイナス30度で日中マイナス10度になると温かく感じた。今住む町で今朝2度だった。寒くてふるえた。あのカナダのマイナス40度とかは何だったのだろう。若かっただけかも。
カナダの学校近辺の雪は、粉雪で気温が低いせいか、砂のようだった。風が強いので吹き溜まりはできるが、あたり一面に雪が積もることはなかった。雪合戦はできなかった。固めようとしてもボールにならなかった。日本の雪は、水分が多く気温もせいぜいマイナス10度くらいなので積もりやすい。この大雪で新潟県上越市では2メートル以上の積雪を記録した。
先日、東北で高速道路に多くの車両が閉じ込められた。そして今度の北陸での閉じ込め。雪の質のこともあるが、民営化されたとはいえ、旧日本道路公団の組織による問題も見え隠れする。天下り人事では、日本のリスク管理は無理。今回の閉じ込めは、天災でもあり、人災でもある。いでよ、雪ニモ負ケナイ、コロナニモ負ケナイ、できる有能なリーダー!