ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

エーダイ シボレーコルベア・モンザGT

2011-01-22 | 模型いろいろ
今日の1台、レースカーばかりじゃなくてたまにはこんなのも。

とっても好きな1台、コルベア・モンザGTです。
シボレー・コルベアをベースに作られたコンセプトカーで63年に発表されました。

1962 Chevrolet Corvair Monza GT - Concepts

エーダイの1/20スケールです。
例によって40年前、以前のエントリの3人組写真で右側に写っていた
親友のホンダ君が作って見せてくれました。
フロントがアイボリー、リヤがブルーの2色成型されたキットは、
ほとんど素組でしたが、その格好良さにショックを受けたものです。
何と言ってもガバッと開くルーフカウル、上下に開くヘッドライトカバーが
とっても格好良かった。
2代目スティングレイやシャパラル2と同じくらい新鮮でした。

それもそのはず、このスタイリングはGMデザインのビル・ミッチェルの指揮の下
あの日系人デザイナー、ラリー・シノダ氏の手によるものだと何年も経ってから知りました。
シノダ氏はシャパラル2のスタイリングにも関わっていたらしい。
確かにこのヘッドライト、シャパラル2と同じです。



このGTの兄弟でオープンのロードスター、モンザSSがありました。
このキット、いつか作ろうと思いながら絶版になって、結構良い値段だったので
買わずじまいでいつの間にか忘れていました。

エーダイからは他に1/25のキットや1/28のダイキャストミニカーなどもあった。
ミニカーで言えばオートピレンやテクノからいろんなカラーのが発売されていました。
クロームメッキされたカッコイイやつが有名ですね。

さてこのキット、モーターライズですがスケールの割りにはかなり大ざっぱな出来です。
ワイパーもボディーと一体モールドだし、サイドの特徴的なインテークもひどい省略。
一説には倒産前のコグレの設計との噂も聞きますが、それにしては今ひとつな出来です。
以前モデルカーズにも載っていたと聞きましたが何号か判りませんでした。
詳しい事をご存じの方いらっしゃったら是非教えてください。



再販のこれは成型色が目にも鮮やかなオレンジ色。
思い切り染み出してきそうな色です…。
電池ボックスとフロントアクスルが一体で、電池交換の度に前輪一式が
パコッと取り外し式になっています。
エンジンは全く怪しいもので、この辺は資料探さないとダメですね。
スケールが大きいのでボディーラインはあちこち手を入れないとどうにもならない。
なにしろこの画像用にセロテープで仮止めするだけでも大変なくらい、あちこちガタガタ
隙間とキズと歪みのオンパレード。!
ウインドなど厚さ1.5mmもあります。こりゃ大変かも?……。

実車のボディーはグラスファイバーですが、金属のような塗装が戦闘機みたいにクールです。
内装もシルバーでスパルタンな雰囲気満点。
ホンダくんの作った2トーンがとても好きなんですが、塗装の染み出しを考えると
シルバーにしたほうが無難でしょう。
今年中に完成させたいな。



そしてブックマークにSEMメンバーのかっぱコーヂさんのホームページを
リンクさせていただきました。
フェラーリのロードカーやGT40、そして09年赤レンガでのホビーフォーラムで拝見して
目眩がするほど感動したコーヴェット・グランスポルト!
美しさと迫力を見事に両立させた表現は必見です!

かっぱコーヂのくるまづくし