備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

雪の中の山菜の味は…

2008-02-13 09:03:12 | Weblog
未明より、チラチラと雪。
明け方には、霜柱が立ったかのようなうっすらとした一面の雪。

朝、散歩がてらに畦を見ながら歩く。
オオイヌノフグリが陽だまりで、肩を寄せ合うようにして咲いている。

フキノトウが出ているのを発見。まだ一つだけ。これから続けて出てくるだろう。思わず手が伸びたけれど、やめた。春のお知らせだけを頂いておこう。
そのうちにガッツリと食卓で頂くさ。

寒いといいながらも、足元には春がきている。


『 君がため春の野に出でて若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ 』

雪がちらつく中での山菜採りは、今も昔も同じか。
いや、昔の方がずーっと情緒があるなぁ(……なぜか、反語調)



で、ついでに思い出したのが、

『 あかねさす紫野ゆき標野ゆき 野守は見ずや君が袖ふる 』
こちらは、元夫(中年男子)が、私に袖を振って困るわって……。

でも、返歌で(はない説も)
『 紫のにほへる妹を憎くあらば 人づまゆゑに吾恋ひめやも 』
って、オトナですな。元妻(中年女子)に『にほへる妹』とは、なかなか粋というか……皮肉というか。


一般に相聞歌で素敵な恋愛の歌とされているけど、意味は不倫(しかも皇室スキャンダル)で、状況的には皮肉の応酬……。でも、元の鞘に納まったり…。 

人生はチョコレート如く、ほろ苦くもある……か。


それにしても、チョコレートのイベントに頼らなくても、ちょっと袖を振るだけで告白終了とは、なかなかに勝負が早い。うかつに袖を振ると誤解されそうで大変ですが、遠目からでも、見て判るのでなかなかに便利。(って何が?)



雪の中の山菜を見ながら、口の中にチョコレートの味が蘇るとは……、
チョット、オカシイゾ。 ┐(-。ー;)┌

バレンタインデー近し。ただし関係なし。


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2 コメント

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Unknown (あやしい店長)
2008-02-13 10:31:07
来年のバレンタイン用に、チョコレート用の容器をつくろうよ!
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あの… (bizen-nabechan)
2008-02-13 20:24:56
ボンボニエールなんだろうけど……。

いや、だから…、
チョコレートとはご縁がないんだってば。
┐(-。ー;)┌
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