ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

部屋のおそうじ

2013-06-23 14:34:12 | 日記
                       閉じこもりの部屋で

                 山積みの
                 段ボール箱の中に
                 衣服と
                 過ごしてきた時間が
                 ほこりをかぶって
                 ねむっている

                 空腹を満たすために
                 むさぼってきた
                 食べかすが
                 袋の中で
                 不消化を起こして
                 臭いを
                 放ち
                 腹を突き出している

                 捨てられない
                 消費の癖を
                 断ち切る勇気もなく
                 なにも
                 考えず
                 身にまとった
                 知ったかぶりの知識
                 ただ
                 垂れ流される
                 情報の
                 つまみ食いをして
                 繰り返し
                 繰り返し
                 毒をあおっている

                 なにをきいたのか
                 なにをかんじたのか
                 
                 なまの
                 いきていた
                 その渦中にいた
                 ひとの声を
                 うけとめることが
                 わたしの
                 責任だった

                 うまれたときにはすでに
                 オキナワであったということを
                 すでに私の時代にあったとしても

                 アイスワーラーは
                 滲みこんでいたのだが

                 基地にむかって
                 こぶしを挙げるのは
                 
                 矛盾でもない
                 至極自然のこと

                 トーキョーではきこえない
                 爆音が
                 碧い空に
                 舞う
                 沖縄では
                 
                 

                 
                
                 
                 
                 

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