ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

台風ー暴風雨(やまと)-

2012-09-29 23:41:26 | 日記
                  台風

        返し風は
        東から

        昔々の
        島は

        もうすこしで
        みっつに分けられ
        売り渡されるところだった

        琉球は
        いまも  
        暴風のなか
        大きな木まで
        暴風に
        枝を揺らし
        大きく唸って
        渦巻きに巻き込まれている

        枝の
        葉
        青いまま
        ちぎれて

        返し風は
        東から

        海風
        島の
        サンゴ
        起こし
        海を
        かき混ぜて

        海に
        どのようにして
        線を引き
        塀をつくるのか

        海の水は
        地球のすべてに
        ながれ いく
       

台風ー暴風雨ー

2012-09-29 22:53:33 | 日記
台風

                            けーしかじぃや
                            東から
                            
                んかし、んかしぬぅ
                しまや
                なーやがてぃ                                               みーちぃにわかさってぃ                                               うりわたさってぃ

                            りゅうちゅうや
                            なまぁん
                            ぼうふうぬぅなか
                            まがさぬぅきぃまでぃ
                            ぼうふうに
                            えだゆらちぃ
                            まちゃーちぃ
                            くじらりてぃ

                            えだぬぅ
                            ふぁ
                            おーるぬぅまま
                            ちぎらりてぃ

                            けーしかじぃや
                            東から
                            
                            うみぃかじぃ
                            しまぬぅ
                            さんご
                            うくちぃ
                            かきまじてぃ
 
                            うみなかい
                            ちゃんねーるしぃ
                            せんひちぃ
                            へい ちゅくいが

                            うみぬぅみじぃや
                            ちきゅうぬぅ あるっさ
                            ながりてぃ いちゅん

秋の鍋

2012-09-16 00:11:48 | 日記
               鍋もの


                        ぐらぐら
                        ぐつぐつ
                     
                        沸騰する
                        鍋の中

                        煮物は
                        作りそこないの
                        おす・ぷれいなる
                        奇形の
                        大根

                        煙の立ち上がった
                        油

                        さらに油を注ぎ
                    
                        火鍋

                        尖って
                        角ばった
                        芋

                        隣の鍋を利用して
                        火鍋を
                        鎮めようとして

                        芋を投げ込む

                        貧しいものには
                        食っていける方法を
                        だだぴっろい
                        大地なのだから

                        それぞれの生き方を尊重すれば・・・
                        哀しい歴史を自らの足跡を追って
                        調べれば・・・
                        目隠しの
                        裏の絵はだまし絵

                        むかしむかし
                        雪の大地をさ迷い歩いた
                        梶は日本人

                        まんじゅうを抱いて倒れた
                      
                        おじーさんは230高地で泥にまみれ
                        とうさんは中支で山また山を銃を担ぎ
                        歩いた

                        地下で喘ぐ
                        ひとびとと

                        大きな胃袋を     
                        満たすために

                        向けるな

                        今ある危機
                  
                        バイキングでランチを食べる私は
                        
                        ぐらぐら
                        ぐつぐつの鍋に

                        眼をそむけている

                        見ないふりしているうちに
                        鍋は火だるま
                        
                        火の粉があたり一面
                     
                        関心をもち
                        注視せよ

                        鍋

                        
                        


                        
    
                
                        

自戒を込め・・・

2012-09-14 23:30:30 | 日記
                       自戒

                    何かが動いている
                    溶岩
                    マグマ
                    地の底で

                    地表では
                    タイフーンとサイクロンとが
                    海水を溶解させ

                    人間の住む世界の
                    出来事は
                    実は
                    人間の造りだす
                    移り変わる
                    繰り返しの
                    繰り返す
                    人間の
                    強欲の
                    暴力

                    無垢な
                    眼の奥の
                    水晶に
                    絵を
                    刷り込み

                    操る

                    地の底で
                    恐竜が目覚める
                    尾を
                    振り

                    すべての
                    塵芥を
                    払落し

                    零の
                    世界へ

                    自然の
                    浄め

                    自浄する

モルダウ-わが祖国-   うーとーとー

2012-09-11 18:12:54 | 日記
                   モルダウ わが祖国
            ‐うやふぁーふじぬぅ めー-
               


         りゅうちゅうるぅ やたる
         うちーなーや なまぬ じだいやあらんたがやー
         
         シルバー人材センター 長寿大学ぬぅ
         おじさん おばさんたあー
         保育所ぬぅ わらびんちゃーに
         うちなーぐち ならーしがちょーがやーんでぃうみぃとーたん
        
         あいえなー

         「うちーなーぐちは聞けますけど、話すことができませんので
          子供たちといっしょに教えてもらオーと思っています。」んでぃ

         獏さんぬぅ
         「うちなーぐちん、むるさったぬばすい・・・」やあらん
         にぃーひちぬぅかってぃ、むる ないちゃーるぅやしが・・・
         えー、あらんよー外国人がるぅ うちなーぐち まじぃ じょうーじぃなてぃ
         
         がいこくごるぅなとーがやー
         あらん こごんかい なとーるはじぃ

         とー にほんごん じょーじなと-らー じょーとー
         あらん にほんごん ちかいかんてぃーし
         うむとーぬくとぅん あびゆーさん

         くりん 構造的差別ぬぅ むぅとんかいなーとーるばーがやー
         明治からやんよー 

         あきとー
         せんじゅうみんぞくんかいなてぃ
         あいえなー
         少数みんぞくんかい なーとーがやー

         うちなー
         まじ
         あまくまんかい いかんとーならんたん くらしたちゆかんなてぃ
         うちなー
         あまくまとぅ どぅしならんとー  たちゆかんたん

         あいえなー
         まーうてぃ くんねーらーなたがやー
         不沈空母 要石
         うまんかい にんげんや うーらんどぅ あがやー
         B52からひりこぷたーから
         あいえなー
         どぅくぐぁすまでぃ あたんでぃ
         あいえなー
         あまくま うちなー わったーむん でぃ
         とぃすーばーけーし

         たーむんやがやー 
         とーなーとーなー

         うーとーとー

         うや ふぁーふじぃ ぬぅ めー

         うーとーとー