ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

黒えすでいーじーずな世界

2022-02-27 23:48:26 | 日記
                           黒えすでいーじーずな世界


                    懐かしい音楽が流れていた
                    その時代に連れていってくれた

                    迷いのない
                    曇りのない

                       
                       どうして
                       持続可能の世界にしようとする
                       21世紀に
                       空をヘリが飛んで
                       建物にミサイルを撃ち込んで
                       黒煙をあげるの
                       どうして
                       幼い子が泣きじゃくって
                       シェルターに隠れなくてはならないの

                       脅して
                       すべてを奪い取ろうとするの

                   おいしそうに
                   皿のスパゲティーを
                   食べている
                   画面
                   瓦礫
                   の画面
                   をあざ笑って
                   しあわせをふりまいている
                   しあわせは
                   死ととなりあわせ
                   せなかに
                   黒い影を
                   しょっている

                       理不尽に
                       追い立てて
                       そのこにぬいぐるみをひきずらせてはならない
                       
                   そんなことは
                   あんたのところに起こらないとはいえない
                   だって
                   ヘリはいつも飛んでいるし
                   爆音を上げて
                   戦闘機が空を行くよ
                   まだくらい朝やけに
                   星空の眠りの夜にも

                   向こうで大きな顔をした
                   やつが
                   こっちを伺って
                   同じことをするかもしれない

                      ちょーじか
                      ちょーじか
                      ことがおこらないように

                      ひとごとじゃないんだよ
                   

                       

つんどら

2022-02-24 21:43:50 | 日記

                        つんどら



                    昭和にもどり
                    大正へ
                    そして
                    そこは暗黒へ向かう
                    入り口
                    ぱっくりと

                    なっ
                    レイわっていうからさ
                    冷たいワ
                    わが
                    崩壊
                    えらそうにしているものが
                    ふんずけて
                    ふんぞりかえって
                    多様性どころか
                    力ずくの
                    重さで
                    おしつける

                    壁を壊したという
                    あの熱気は
                    どこへ
 
                    小さきものは
                    押しつぶされるのか
                    いらついている
                    イライラより
                    もっと

                    祭典も
                    金目のものにとってかわられ
                    あんた
                    興行師
                    もとより
                    そんな意味だから
                    見ないよ
                    痛々しくて
                    鞭で見世物になって

                    きのうの平和が
                    壊れて
                    炎で焼かれ
                    黒煙をあげている

                    春になるはずが・・・
                    氷の冬へむかっている
                    

                    

春の夢

2022-02-08 22:49:49 | 日記
                         春の夢


                    桃色のさくらが咲きました
                    冷たい風と
                    暖かな風の
                    間で
                    揺れています

                      むかし
                      むかし
                      またその
                      むかし
                      むかし
                      生暖かい風の中
                      夢を見ていました
                      こんなふうに
                      物語を書き
                      ちぎった白い紙に書き
                      夢は
                      ちぎれた
                      紙切れ
                      の端っこで
                      風に
                      散っていきました

                      冷たい水溜りで
                      重く
                      暗い底に沈んでいきました

                      溶けない
                      氷
                      紙切れのまじないは
                      そのまま
                      こころを縛り
                      
                      にじむ傷口
                      すり傷は
                      乾くこともなく
                      そのまま

                      かさぶたもできず
                      じくじくと
                      隠して
                      顔を背けて

                      欠けたパズルの1片
                      穴が空いたまま
                      もう埋められないのか

                    春の
                    冷たい風と
                    暖かい風の
                    間を
                    さまよい

                    さまよい
                    覚めない夢をみている
                



                      
                   

未熟ものー知ったかぶりのむぬ ならーしー

2022-02-05 00:18:19 | 日記
                        未熟ものー知ったかぶりのむぬ ならーしー


                    うまれたて
                    なんて
                    いまさら
                    
                    でもね
                    まいにち
                    あさがきたら
                    うまれたて
                    あたらしいあさなので
                    と
                    いきたいが
                    
                    もんもんと
                    ぐちゃぐちゃの
                    からみついたいとのように
                    
                    整理整頓ができない
                    じぶんというものに
                    嫌気がさして
                    あーすればよかった
                    こーすればよかった
                    と
                    後悔しきり

                    たくさんの人に囲まれて
                    支えられて
                    いきているんだね
                    と
                    うまれたての
                    青少年の
                    こころもち
                    赤面

                    失礼のだんだんは
                    未熟なじぶんを
                    さらしただけなのだ

                    またあした
                 
                    まだまだ恥をかけるのは
                    いきているってことだ

                    と
                    いいわけをしてみる
       
                    すみません