キャンプはんせん という名の通りで
そのゲートのある町に
琉舞をする人に連れられて
いった
道向かいに
スナックが立ち並び
夕方の通りには
大声で話し、笑っている大柄の外国人
が群れていた
その中のスナックのひとつは
舞台をしつらえ
琉舞道場でもあった
サンシンの音が聞こえる
ママの笑顔は
なんともいえない
すべてを見通しているような
すべてを包み込んでいるような
そのゲートをみていたら
ある映画の場面が立ち上った
広い外人の背中
押しつぶされた少女
廊下の血痕
ゲートの向かいは
住居
フェンスはぐるりと
住民を囲み
誰も逃げられない
押しつぶされないように
サンシンと琉舞に支えられて
フェンスに立ち向かい
いつも
祭りで
押し戻している
その通りを行くたびに
胸がちくちくと痛む
キャンプ はんせん
という名の
ゲート通り
そのゲートのある町に
琉舞をする人に連れられて
いった
道向かいに
スナックが立ち並び
夕方の通りには
大声で話し、笑っている大柄の外国人
が群れていた
その中のスナックのひとつは
舞台をしつらえ
琉舞道場でもあった
サンシンの音が聞こえる
ママの笑顔は
なんともいえない
すべてを見通しているような
すべてを包み込んでいるような
そのゲートをみていたら
ある映画の場面が立ち上った
広い外人の背中
押しつぶされた少女
廊下の血痕
ゲートの向かいは
住居
フェンスはぐるりと
住民を囲み
誰も逃げられない
押しつぶされないように
サンシンと琉舞に支えられて
フェンスに立ち向かい
いつも
祭りで
押し戻している
その通りを行くたびに
胸がちくちくと痛む
キャンプ はんせん
という名の
ゲート通り