ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

尚 育王 の文書見つかるの記ー沖縄県へ寄贈ー

2014-08-28 14:22:33 | 日記
                   王国



            さとぅ が うまりじま
            あん とぅさ 
            うるまじま


            あやー ぬぅ てんぶす から
            ちらったるまま

       
            あん とぅさ
            にほん ぬぅ しまなかい とぅじくみらってぃ
            ひーさ
            ゆき ふてぃ
            ひやさってぃ あっち
        
   
            うるまじま ぬぅ くとぅば や むる わしりてぃ ねーらん
            さんしん ぬぅ うとぅ なちかさしが
            むさっと
            いみわからん


            ちぶる や  たーがなとーら







                     王国




            あなたさま の  うまれたしま
            こんなに とおく 
            うるまじま


            母 の おへそ から
            きられたまま

       
            こんなにも とおく
            にほん の しまに とじこめられ
            さむく
            ゆき ふり
            ひやされて あるき
        
   
            うるまじま の ことば を すべて わすれてしまった 
            さんしん の おとは なつかしいのだが
            さてなんとも
            いみわからぬ


            あたまのなか は  だれでしょうか







            

いたみ

2014-08-28 10:34:39 | 日記

                     7月の母へ


               

              悼んでいる

              


              こんなに悼んでいるのに
              母を
              あの時
              見放し、身を守った
              倒れ掛かった母を
              体で
              支えていれば
              

             
              いたんでいる



              ほんとうは
              自分も一緒に倒れることを
              恐れて
              見放した



              いたんでいる
              この手も足も


          
              いたんでいる



              どうしようもなく
              せめている



              母と同じように
              左足をかばい
              ゆっくりと
              スーパーを
              走り回る子供を避けながら



              あるいている

              いたんでいる

                

後ろの正面

2014-08-28 10:19:06 | 日記

                      振り返る



            光る木をぼんやりと
            みていた
            はるかな時の道
            ちょっとそこの道


       
            はるかな道は
            錯覚で
            何キロメートルの道



            その道で
            走ったり
            のろのろと歩いたり
            うつむいて
            道草




           もうここまで来た
           あたりが
           変わり
           


           いれかわりたちかわりの
           道は
           1本道



           


         
           

後ろの正面

2014-08-28 10:19:06 | 日記

                      振り返る



            光る木をぼんやりと
            みていた
            はるかな時の道
            ちょっとそこの道


       
            はるかな道は
            錯覚で
            何キロメートルの道



            その道で
            走ったり
            のろのろと歩いたり
            うつむいて
            道草




           もうここまで来た
           あたりが
           変わり
           


           いれかわりたちかわりの
           道は
           1本道



           


         
           

宝箱

2014-08-26 13:09:54 | 日記

                   宝石箱

             黄色のトンボが
             秋になりかけの風に
             乗って
             ゆらゆら



             夏は
             去リ行くことに躊躇し
             晴れている雲間から
             別れのあいさつのために
             突然
             雨を
             流している



             かたぶい




             片方の空の光に
             海が
             エメラルドに


             きらきらと
             輝き


             宝石


           
             汚してはいけない
             自然の宝箱


             ぬぅち どぅ たから