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拝む うがみ
首里天主御前 しゅいてぃんがなしぃーめぇー
向こうの あがた
森で むぃうてぃ
拝みます うがぁみぃやびぃーん
首里の しゅいぬぅ
森で むぅいうてぃ
明かりの あががとぉーぬぅ
ともったところで とぅくぅるうてぃ
拝み うがぁみ
拝み うがぁみ
拝所 うがぁんじゅ
森の木々 むぅいぬぅきぃーから
瓦屋根の家 かーらーやぁまでぃ
すべて むるぅ
焼き尽くされ やっかってぃ
何もなくなった ねぇーらんなとーやぁびぃーん
それでも やしが
首里天主御前 しゅいてぃんがなしぃーめぇー
こんなにも あん
美しく ちゅらさぁ
龍潭の りゅうたんぬぅ
石垣 いしがちぃ
よみがえり ゆぅみげぇーらちぃ
首里天主御前 しゅいてぃんがなしぃめぇー
おやその始祖は うやふぁふぃじぃや
崎山の さちぃやまぬぅ
具志頭親方の血筋 ぐぅしぃちゃんうぇーかたぬぅすじぃ
上江洲のもの いぃーじぃぬぅむぅんやびぃーん
ここの孫の男子が くまぬぅ んまがぁいきがわらばぁーが
琉球、首里を りゅうちゅう しゅいぬぅくとぅ
本に
著しました すぅむちぃんかい
お読みください かちゃやびたん
ゆでぃうたびぃみそぉーりぃ
首里天主の御前 しゅいてぃんがなしぃーめぇー
首里の森で しゅいぬぅむいうてぃ
拝みます うがみやびぃーん
こんなにも あん
美しく ちゅらさ
琉球 りゅうちゅう
首里の しゅいぬぅ
森 むぅい
書き著し かちゅうくぅち
姿かたち すがたかたちぃ
たちのぼっております あらわりぃとぉーやぁびぃーん
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ちきゅうくるーず
船底で小さな野鼠が耳を澄まして
二本の足で立っている
前足を手のひらのように重ねて
くぼんだほほが黒ずみ
飢えた人間の子が食べ物をあさり
銃で傷ついた兵士たちが血を流して
横たわり
女たちが泣き叫んで
立ち尽くし
天井から
ワインがしたたり落ち
あまりものの
ピザのかけらが
時々
飛んでくるので
それを食い散らかし
肥え太って
やせ薬を
せっせと飲みながら
ぜいたくな首飾りで
着飾り
ダンスをしている
中流
スイートルームには近寄れない
それはそてはおそれおおく
とみがあふれ
そこにすべてのほうせきとざいほうが
あつめられ
こんぴゅうたールームで
あたまをつくる
めぢあ
このふねは
エンジンルームのねじが
ゆがみ
ゆれている
ねんりょうが
タンクから
あふれ
ゆれている
きけんな
くるーず
海が
荒れ狂い
けずられた
大陸は
その軽さで
落ちそうなんだ
小さな野鼠が
耳を澄ませ
前足で
祈っている
このくるーずを
守れ
すべてが
偶然に創造されたにしても
このいのちは
ひとつの
大切な
奇跡の集大成なのだから
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