あわい(間)
―今日勉強したこと―
その空間は
わんからわんから
先生は
空なり
とおっしゃるから
あ、そうか
わんからわんからとは
わんは空なり空なり
ということなのか
と
若い女性は
わんわんと
ほえている
いわなかったけどさ
その詩は
つんと
わたしってできている
できものだって
でっぱっているとおもうよ
それって
覚えあるな
おごりと自分が1番という
でも
それって
そのひとは大物なのかもしれない
と
ひとりごちて
おもわず
「副賞に目がくらみそうでさ
どうやってアピールするの?」
って訊ねたら
「ピーアールはですね
信頼されている本屋さんからだして
それを後ろ盾にするといいです。」
「ふーん、すごいね」
あ と ぴーの違いは、この詩に向かう姿勢の違いかな?
まあ、わたしにだって、下心というか
認められたいという思い
が
みえかくれ
ひらり
ひらり
の
詩ひとつ
どんなに
繕っても
頭のなかまるみえの
言葉たち
ほんとに言霊だよね
大事
でも
目はくちほどにものをいい
詩と俳句は
あわいにあり
あいた行間を読むとよい
と
あいたた あいた