ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

おいらくの来い

2024-07-14 21:36:29 | 日記
                   おいらくの来い

                 ふらっと
                 いってみる
                 懐かしい場所

                 ふらっと
                 な
                 何もない毎日
                 ひとりごとを
                 いっていると
                 迷路が消え
                 薄ぼんやりした
                 景色
                 ぺらぺらの紙

                 誤字だらけの
                 あの気分は
                 もどってこない
                 夏の日々で

                 あんたの顔を思い出したら
                 いらいらと
                 気分が悪い
                 腹の立つ記憶で
                 記憶を消そうと
                 消しゴムを手に取ったら

                 なにもなかったことになるかな
                 と
                 記憶がうすぺっらになって
                 ぺらぺらの
                 老いらくの恋で

                 雲散霧消
                 遅れてやってきた青年は
                 あまり遅れすぎで
                 つまずいて

                 もう
                 そこには誰もいない
         

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