ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

詠み人はお疲れ

2012-01-31 22:12:03 | 日記
カキ氷                      ヒデヨシ


本日は、曇り                 無理をして四足を
曇り空                    二足歩行なんてするなよ

疲れた頭は                  への字の口
霧降る                    ペットになんか
                       なるなよ
霙降る                                        
                       小さなライオン
こころ                    
シャリシャリ                 隠していた爪で
                       ひっかいておやり
しゃりしゃり                 わがままな
                       傲慢な
さりさり                   そいつを

このまま                   おまえは
夜に                     自由な                    
落ちて                    狩人

暗がりに溶けて                小さなライオン
                       毛を逆立て
さりさり                   逆らっておやり
                  
しゃりしゃり                 
氷砂糖

溶けて
甘い

明日
夜明けに向かって                                        

はしろう                                 



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街の明かりがきれいね・・・

2012-01-30 20:08:04 | 日記


星の降る夜に


拝啓
お元気ですか?
遠くを飛び回る人

街の光が
目に入らずに
流れる暗い川に見えた

空を飛ぶ人は
真っ暗な川を知っている
底もみえない

だから
街の明かりは
人のともす光であり

生きていく
足元を
照らす

希望
であることを気付かせた

クリスマスケーキの
蝋燭の光
マッチ1本の
あの少女の

あたたかい

夜明け前の
街の光に

にじむ

生きている
いま

いとおしく







エコの作法の考え方

2012-01-28 14:26:56 | 日記


 生物多様性について

故郷の海が
赤く染まる
っていうことが考えられるか!

      その赤ぃ色は
      サメが
      ジュゴンを
      襲うってもんじゃない!

      ヒトが
      おカネを
      自分の懐に入りきれないほど
      金儲けするために
      ということを
      考えたら
      許せるか!

      ヤモリほどの
      小さな島に
      気が休まる
      時代はあったか!

      癒しの島か!
      ほんとに!
      空は
      蒼く
      どこまでも

      それは
      地球がうつる
      地球の涙
      なんだ

      僕らは
      涙の中で
      暮らしている
      
      ほんの小さな
      生き物のひとつなんだ           

母にささげるうた

2012-01-27 15:47:46 | 日記


母にささげるうた―おやばれしていない子から―

たーんうーらん                    誰もいない                   
           やーなかい                      うちの中


           あやーぬぅ しゃしんかい               母の写真に             
           はなしすぅん                     話しかける

           「なま、けーてぃちゃん                「ただいま
            ちゅうーや、がくせいぬぅしけん            今日は学生の試験
            げんばかんとくさん・・・               監督したよ
            ひじゅりてぃ はなみじぃ               教室が寒くて 鼻水
            ぽたり、ぽたり・・・やたん              ぽたり、ぽたり・・・だった

            ほかぬぅ しぃんしーが                ほかの先生が
            よーんなーよーんなー                 いそがず、ゆっくりね
            むりやしみそーんなけー・・・でぃ」          むりはしないで・・・って」

            「こうそくどうろ、はーえーはーえーしぃ       「自動車道をとばし とばし
             じっしゅうや ゆーぬぅあきらんまーどぅから     実習は 夜明け前から
             めーからあんどぅやしが               前からそうではあったけど
             じどしゃはーえーしみぃてぃ             自動車をとばし
             とぅでぃあっちょうさ                空をとんでいるよ

             ぼうそうぞく わるくいららん            暴走族を悪く言えないね
             じどしゃ うとぅるーが               自動車がこわくてきらいだったのに
             ちぃび ふいふい                  自動車のおしりをふって うなりごえをあげて

             とでぃあっちょーん                 とんでいるよ

             あぬぅ びょういんぬぅ めーや あっからん     あの病院のまえははしりたくない

             
             あかりぬぅ むりと-ん まど            明かりがもれている窓
             あまんかい なぁーだ                あそこにまだ
             あやーぬぅ                     かあさんが
             うーんねえーぬぅぐとぅ・・・」           いるようで・・・」

            しゃしんぬぅかい はなしすぅん            写真にはなしをするよ
            
            はなみじぃ                      鼻水

            ぽたり ぽたり                    ぽたり ぽたり
            


             

             

           
            
           

首里古城

2012-01-26 20:50:45 | 日記




  弁財天堂

池の中
天女橋のかかるお堂で
老女が
風呂敷包みから
線香をとりだし
手向けていた

絣の
着物
カンプ―姿

長い間
こうべを垂れ
むかし、航海安全をいのり

いま
絣の
着物は消え
カンプ―姿はすでになく

日傘を差した
茶色の
長い髪の
黒のタイツの
足を
だした
女の子


長い睫で
一瞥して
お堂を
通りすぎた