メビウスの滑り台
重い頭
床に沈んでしまいそうな
長く
短い
溜め込んだ
時間の
きれぎれの紙
と
本とノート
何をしてきた
と
責めている
朝のひかりは
ほんとは
未来だから
ありがたく
恐怖にさいなまれる
夜が明けると
何もなかった
きのうに
安心してしまう
ひとり
いなくなり
ふたり
いなくなり
またいなくなり
こころぼそくて
雨傘に寄りかかり
握っている雨傘に
母の名前を見つけ
いまも
母を頼っていることに
気がつき
永遠に娘で
そこから
どこにもいけないから
メビウスの輪の上を
滑っている
と
重い頭
床に沈んでしまいそうな
長く
短い
溜め込んだ
時間の
きれぎれの紙
と
本とノート
何をしてきた
と
責めている
朝のひかりは
ほんとは
未来だから
ありがたく
恐怖にさいなまれる
夜が明けると
何もなかった
きのうに
安心してしまう
ひとり
いなくなり
ふたり
いなくなり
またいなくなり
こころぼそくて
雨傘に寄りかかり
握っている雨傘に
母の名前を見つけ
いまも
母を頼っていることに
気がつき
永遠に娘で
そこから
どこにもいけないから
メビウスの輪の上を
滑っている
と