ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

ちょうねんてん(てんねんのび)

2016-08-07 09:30:23 | 日記

                     ちょうねんてん(てんねんのび)


               ふん、なにさ
               立ち上がって
               いつでもむかっていくさ
               

               ふん、なにさ
               銃剣の間に立ちはだかった
               人々の
               子や孫さ



               ふん、ふん
               頭をふんづけておいて
               よくまあ
               なんて美しいおことばの列
               よーいえるよ
               


                   頭の中に虫を飼っているんだ
                   虫がな
                   怒鳴るんだ
                   おい、こら
                   金目が
                   金目が大事
                   ぬちどぅ宝なんて
                   どこぞの言葉だ?
                   金目が一番
                   金を並べて
                   夜な夜な数えればしわよせさ
                   あっと
                   しあわせさ
                   額に汗ではなく、しわ
                   眉間にしわ
                   思うように動かないやつらには
                   力づくでどいてもいただく
                   もちろん金は渡してあげない
                   いうこときかないから、当然でしょ


            
              だましがいもないほど
              ころり
              おれおれ
              サギにあう
              美しい
              建前の
              国
                 
               


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