ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

カラスの涙

2015-09-18 11:17:22 | 日記
                         カラスの涙




                 闇夜のカラスが
                 かあーかあー
                 漆黒の中で目が光る



                 カラスには恨みはないものを
                 夜陰で
                 なぜ 気配を消さぬのか



                 つっつく嘴
                 おまえは
                 都会の喧噪にさえ
                 とけこみ
                 衣紋かけも
                 巣に持ち込むのか



                 暗闇で
                 ひとり
                 ほっかむりの
                 手ぬぐいを
                 かついで




                 どこへゆくのか
                 おっかさん
                 背中に
                 なにをせおえばいいんじゃ
                 

                 大義名分さえ
                 曖昧で
                 おいらには
                 わからねー
                 腹一杯食って
                 おもいきりあそんだおいらにゃー
                 

                 闇夜のカラスにも
                 まけてらー
                 黒くひかりもせん


                 どーせーっていうんじゃ

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