ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

忘れないでおくれ。

2012-01-21 20:48:53 | 日記

   



 花を歌う

 あの空の下で
 咲いていた
 花は
 名もない

 あの空の下で
 砲弾が飛び
 火を放っていた

 時代が
 過ぎ
 しかし
 その時代を
 残して
 生きている

 今も
 攻撃の
 へりと
 輸送機と
 ファントム
 が
 屋根の上を
 轟音で
 静けさを破り

 常に
 あの空の下の
 出来事が
 
 繰り返し繰り返し
 語られる

 それは
 あの空の下で
 生きてきた
 花の
 種が
 いくつも
 芽をだしたから

 忘れるな
 

 

 
 
 
 




 



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