Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

サバイバルノート

2009-12-25 12:35:39 | 産業カウンセリングのこと
さて、クリスマスですぅ~♪

私は、あいかわらず、色味のない毎日を過ごしておりまして、22・23日と、自分自身が受講者となってのインプットに出かけてきました。

22日は、我流になっており、楽しさも集中力も実感できなかった「マインドマップ」を何とかしたく基礎講座に。

23日は、「認知行動療法ステップアップ講座」の2回目に。

認知行動療法は、10月から3月まで継続して7回学ぶのですが、効果を上げている心理療法だけあってとても学び甲斐があります。

しかも、かなりシステマティックな心理療法です。

手順やツール、クライアントに課されたホームワークを有効に機能させながら、短期的な解決を目指すものであり、精神分析的な療法よりも治療期間が短くなることが既に知られていますね。

また、うつ状態に陥る前に、その治療のエッセンスをセルフセラピー的に実践することができれば、多くの人がもう少し楽になれるのではないかと思っています。

かくある私も、現状では大きくメンタル面で崩れることはないのですが、それでもストレスがない訳ではありません。

私だって、憂鬱になったり、嫌な気分になったりもするフツーの人間ですし。

でも、そんな気分を断つには、ゆがんだ認知が生み出す思考をいかに現実に対応できる思考に変え、好ましい感情を自分で生み出していくか、

思考が変われば感情は変わるんですから。

自分の中で、自動的に性懲りもなく、繰り返され、根拠のないままに勝手に信じ込んでいる考え(「不合理な自動思考」)には、往々にして「推論の誤り」が含まれています。

推論の誤りとは→「認知のゆがみ

それを、「推論の誤り」を含まない「合理的な自動思考」に変え、成熟した自動思考が生み出す、心地よい感情を伴う行動に変えていくこと、

コレが、リアルタイムで気づいた時にすぐできればいいのに・・・

ってことで、成熟した自動思考にアクセスがスムーズにできるように、実際の治療でもクライエントのホームワークとして利用される非機能的記録表を「トリプルカラム法」で、私も実際につけはじめています。

あんまり書くことなさそう・・・とか思ってましたが、洗い出せば案外あるもんです。

「5カラム法」も紹介されていますが、実際には、あまり分析項目が多いと、ホームワークをしないクライエントが多くなるので、講師の先生は「トリプルカラム法」をおススメなさっています。




写真は、カラムは4つにアレンジしていますが、結果の欄を独立させただけです。
しばらく、自分の不合理な自動思考に気づいた時に、書きこんでいく予定です。

左の欄から「自動思考とその時の感情」「推論の誤り」「合理的自動思考」「結果(考え直してからの感情)」

服薬中の方や、治療中の方が我流で行うのは危険ですが、まだシビアな状態ではないけど、繰り返し陥る不快な状況を断ち切り、健やかに暮らしたい方には取り組む価値はあると思います。

今後ワークショップの中でも入れていきたいと思っています。

書くって大事です。
書き残していくことってさらに大事です。

講座の講師の先生は、このノートのことを「サバイバルノート」と呼んでいらっしゃいました。

危機から何とか生き残るためのノート??

治療中の方は、良くなりたい一心で書き入れていらっしゃることと存じます。

取り組んでいらっしゃる方々に穏やかな日々が訪れますように。

たまにポチっとお願いします。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素手でトイレ掃除  | トップ | 自己否定を絶つ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (piro)
2009-12-25 17:01:03
俺も同じようなノートつけてますよ~。
これ認知療法の一種だったんですね~
返信する
そうでしたかーー (はる)
2009-12-25 23:11:56
ぴろさん

どもです。おっ、サバイバルノートつけてたとは。
起きている事実に対して解釈は無数にありますよね。解釈側の認知はバラエティに富み、同じ事実に対してこうも考え方や感じ方が違うものかと思うことが多くあります。

どんな考え方や感じ方でもいいんですが、なるべくなら上機嫌でいられるようにしたいものです。

しばし、ぴろさんと共にノート書いてみますね!
返信する

コメントを投稿

産業カウンセリングのこと」カテゴリの最新記事