私は、「怒り」をあらわにできる人を羨ましいと思っている。
今のチームに異動してくる前の仲間の中に、「タイプ1」の同僚がいた。
本人も自分のタイプを疑うこともなかったし、私もそうだろうと納得していた。彼女は活動的でにこやかで、仕事も手際が良かった。
仕事については一切の妥協がなく完璧主義を貫くところは、仕事上、頼もしかった。時には私が手抜きしても彼女が何とかしてくれると甘えたりして・・・(笑)
そんな頼りがいのある彼女だったが、ひとつ私を悩ませることがあった。仕事中にたまりにたまった挙句に爆発する彼女の「怒り」だ。
クライアント企業の担当者への不満や不寛容さからどう手をつけていいかわからないくらいの怒りの激しさに、私は閉口し、時にはその場を他の仲間に任せてよく席を外したものだ。
そんな時は「困った」という感情と「羨ましい」という感情が同居していたかもしれない。「っんたく、怒れてイイナ」って。激しすぎる怒りは、理解はできても共感はできないのが常だった。
過去の怒りを引っ張り出してくることもあったが、私にはどうすることもできず、ほとんどの場合、硬直。
席に戻ってくると、たいてい自己嫌悪からだろうか、うつむきがちで、「またやってしまった」と自分を責め、大きなため息をつく彼女がいた。
その光景は彼女と仕事を共にした半年間の間に何度も見た。
当時の私はプライベートにも問題を抱え、不全感でエネルギーの放出度合いとしては低い状態が続いていた。
チーム内が殺伐としていることが多かった為か、雰囲気を和ませる役割に徹していた時期もある。仕事はしなかった訳ではないが、彼女はそんな私を「のらりくらりしてる」と責めたものだ。
彼女の掲げる高い要求レベルは、賛同できるものであったが、それはクライアントの現状にマッチしないし、実効性に疑問があった。
今はその時期ではないと何度もぶつかったものだ。
事実、クライアントは彼女の思うようには動かなかった。クライアントには、私たちにはわからない組織の構造上の痛みがあるのだから。
おそらく、私は彼女の理想を邪魔する足かせであり、本当に厄介な存在だっただろう。私の人生においてそんな扱いをされたのは初めてかも・・・・今思えば貴重な体験だ(笑)
どういう訳か、そんな彼女がチームから離れてから、数回プライベートで相談を持ちかけられることがあった。
かなり意外だった。
今は深刻な問題も解決し、仕事も頑張っている。
彼女の能力と高い理想がクライアントのニーズや理想と合致すれば、必ずや素晴らしい成果があがる。今のクライアントとは上手くいっているようで安心だ。
今日も、時々、怒りながら、ため息をつきながらだろナ・・・・。
今のチームに異動してくる前の仲間の中に、「タイプ1」の同僚がいた。
本人も自分のタイプを疑うこともなかったし、私もそうだろうと納得していた。彼女は活動的でにこやかで、仕事も手際が良かった。
仕事については一切の妥協がなく完璧主義を貫くところは、仕事上、頼もしかった。時には私が手抜きしても彼女が何とかしてくれると甘えたりして・・・(笑)
そんな頼りがいのある彼女だったが、ひとつ私を悩ませることがあった。仕事中にたまりにたまった挙句に爆発する彼女の「怒り」だ。
クライアント企業の担当者への不満や不寛容さからどう手をつけていいかわからないくらいの怒りの激しさに、私は閉口し、時にはその場を他の仲間に任せてよく席を外したものだ。
そんな時は「困った」という感情と「羨ましい」という感情が同居していたかもしれない。「っんたく、怒れてイイナ」って。激しすぎる怒りは、理解はできても共感はできないのが常だった。
過去の怒りを引っ張り出してくることもあったが、私にはどうすることもできず、ほとんどの場合、硬直。
席に戻ってくると、たいてい自己嫌悪からだろうか、うつむきがちで、「またやってしまった」と自分を責め、大きなため息をつく彼女がいた。
その光景は彼女と仕事を共にした半年間の間に何度も見た。
当時の私はプライベートにも問題を抱え、不全感でエネルギーの放出度合いとしては低い状態が続いていた。
チーム内が殺伐としていることが多かった為か、雰囲気を和ませる役割に徹していた時期もある。仕事はしなかった訳ではないが、彼女はそんな私を「のらりくらりしてる」と責めたものだ。
彼女の掲げる高い要求レベルは、賛同できるものであったが、それはクライアントの現状にマッチしないし、実効性に疑問があった。
今はその時期ではないと何度もぶつかったものだ。
事実、クライアントは彼女の思うようには動かなかった。クライアントには、私たちにはわからない組織の構造上の痛みがあるのだから。
おそらく、私は彼女の理想を邪魔する足かせであり、本当に厄介な存在だっただろう。私の人生においてそんな扱いをされたのは初めてかも・・・・今思えば貴重な体験だ(笑)
どういう訳か、そんな彼女がチームから離れてから、数回プライベートで相談を持ちかけられることがあった。
かなり意外だった。
今は深刻な問題も解決し、仕事も頑張っている。
彼女の能力と高い理想がクライアントのニーズや理想と合致すれば、必ずや素晴らしい成果があがる。今のクライアントとは上手くいっているようで安心だ。
今日も、時々、怒りながら、ため息をつきながらだろナ・・・・。
はるさん、すごい観察力ですね。実にリアルに彼女の言動が伝わってきます。そういや、いたなぁこういう人・・・そうか、彼はタイプ1だったのだろうなぁ・・・なんてお思い出しながら読みました。
タイプ3でも、4のウィングを持つ3w4は、自分も他者もタイプ1だと誤認することが多いようですね。3・6・9はそのウィングによってかなり印象が異なるようですが、ワークで複数のタイプ3を観察していると、なるほど、とちょっと分かるようになりました。
タイプ4の方の理解ができていなかったのでこれを機会に掘り下げようっと。
タイプ3・6・9は「広い」ですよね。