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Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ありがとうの仕事

2008-12-06 23:48:05 | おすすめBooks
研修講師とは別に、12月半ばまでと考えていた仕事が、春まで形を変えながら続くことになりました。

非常に優秀な方々と一緒に仕事をしているのですが、それぞれ強い分野が分散していることもあって、すごいスピードで発言が形になっていくのがエキサイティングです。

「素頭」が良いってこういう人たちを指し示すんだなぁ。

仕事のスピードも速いし、実務の中でプロジェクトマネジメントのツボも確認できたりして、ヘトヘト感はあるものの刺激に助けられています。

時々、失敗やトラブルもあります。

でもそんな時にも、誰もが口にする「ありがとう」。

思った以上に助けてもらった
びっくりするようなアイディアを出してくれる
画期的な方法で仕事を楽にしてくれる
想定外の時間で仕事を仕上げてくれる
思ってもみない労いの言葉をもらった
タイミングよく暖かい言葉が身にしみる
誉め言葉が斬新・・・・

職場では、上司からの承認が不足して、加えて、仲間同士が認め合ったり、誉めあうこともなければ、不機嫌な職場になってしまってもしょうがないですよね。

でも、相手に関心を持ち、相手を喜ばせる態度を自分自身が選ぶことが、仕事を楽しむ上で何よりも必要だと思います。

それを教えてくれた本が、この本。

フィッシュ!―鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方
スティーブン・C. ランディン,ジョン クリステンセン,ハリー ポール
早川書房

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不快な感情は、自分の解釈が生み出したもの。
不機嫌な態度は、自分が選んだもの。

仕事を面白くするのも、職場を明るくするのも、全てが上司や組織の体質・文化の問題だけではありません。

同じ会社の中にも、元気な部署とそうでない部署があるように、誰かが「変えられるところから変えていこう」と思うことから始まる、働き甲斐があると思っています。

誰かのせいにしないで仕事をしている人が実践している「哲学」を教えてくれる本としてお勧めします。

あなたのクリックで疲労回復。


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はたらきたい

2008-11-02 09:35:45 | おすすめBooks
そう言えば、キャリアコンサルタントの試験、合格していました。

日本産業カウンセラー協会の合格通知って、いつも紙1枚が入った薄っぺらい封筒が届くだけなのでホント開けるまで合否がわからないんです。

勉強らしい勉強は、1週間ぐらいしかしなかったのですが、

自分自身が転職の際にキャリアカウンセリングを受けていたこと、キャリア系の本や、日本経済新聞の朝・夕刊の働くことについての記事をよく読んでいたこともあり、

試験勉強自体は楽しかったです。

先頃も、このような本を読んでいました。

ほぼ日刊イトイ新聞の「はたらきたい」

はたらきたい。
ほぼ日刊イトイ新聞
東京糸井重里事務所

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ゲストを招いてすべて対談形式で書かれているのですが、案外面白かったです。

本当に大切なことは、雑談の中に間違いなく表現されているように思います。

就職活動中の学生や、新卒、自由業・自営業の方、勤め人の方などなど、いろんな方が読んで、ぐっと来る言葉が必ずあるということ。

この景気後退で大学4年生の内定取り消しが増えているとのこと。

新卒の就職活動は、能力や努力、対策では乗り切れないのが少し不憫であります。

読み進めるうちにピンときたのは、新卒に限らず、採用って最終的に「私たちはあなたと一緒に働きたいと思う」かどうかってホント大切な要素だと思います。

なのに、いかにも「面接の練習してきましたーー」みたいな回答を、いいよどみなく自分の言葉として伝えることに、私も終始してきました。

でも、採用された後に、仕事が上手くいくかいかないかって「人柄」とか「コミュニケーションのスタイル感」「仕事へ執着度」についての自他の理解の一致みたいな部分の問題が大きいんじゃないかと思います。

その他、

キャリアや組織経営の研究者である、金井壽宏先生との会談ではキャリア理論をわかりやすい言葉で言い換えているし、さらに新しい気づきを与えて下っているし、

矢沢永吉:永ちゃんとの会談には私にはちょっとグッとくるフレーズがあり、やはり永ちゃんはグレートだと思いました。

中でも、永ちゃんは

「上がりたい、上がりたかったんだ」

これって、根源的欲求だと思うんです。

勝ちたいとか、ポジションの勝ち取りじゃなくって、ただ単に今の自分よりも「何かで」上がりたいんだと思う。

何かっていうのは、それぞれであってよくって、その時期、時期で違っているかもしれないけど、それぞれが「自分の大切にしているもので上がりたい」

自分にはそんな上昇意欲はないと思っていても、上がるというニュアンスで表現できなくても、なんか今の状態では嫌なんだって

突き詰めると「はたらく」とか「生きる」ってそんなことでもあるんじゃないかな

と、永ちゃんと思いが一致しました。

ワークライフバランスはもちろん大事なんだけど、関心や興味って仕事と遊び(プライベート)を超えて案外ボーダレスに持てることだと思う。

だから、

遊ぶように働き、働くように遊ぶ

という言葉をはじめとした、金井壽宏先生との「生き方の公私混同」という考え方も、楽しかったです。

読み始めと読み終わりでは感じることが違う、何ともグラデーションが感じられる愉快な本でした。

転職や何かキャリアの転換期を「自分がだいじなもので節目をデザインしていくこと」

自分で選んでいる感があるって次のキャリアステージでとても大切なことと思います。

テイストは軽いのですが、侮れない1冊でした。

迷える人にも、重すぎず「夢と希望」を思い出させる1冊かなと思います。

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生きる

2008-10-24 01:33:59 | おすすめBooks
「頑張ろう」だとか、「生きる」だとか、そんなテーマが続きます。

なぜかわからないけれど、そんな骨太なテーマで書きたくなる・・・・

というのも、mixiの谷川俊太郎のコミュニティから生まれたこの本を読んでしまったから。

生きる わたしたちの思い
谷川 俊太郎 with friends
角川SSコミュニケーションズ

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なんか泣ける・・・・

今日なんて、電車の中で読みながら泣いてしまったのでした。

谷川俊太郎さんの「生きる」という詩のように、

複数の人が、連詩のように、それぞれの「生きる」を紡いで、次から次へと言葉が連なっていく。

それが1冊の本になってしまった模様。

どの詩にも「わかるぅーーー」って共感してしまうし、忘れかけていたものや、毎日の生活の中に埋もれているものがイキイキと描かれていて、

言葉の弾力とみずみずしさに、時間を忘れてしまったのでした。

私が、特にぐっとキタのは「涙」という章にあり、

こりんさんの「泣きながらでも歩いていくこと(62ページ)」

ようぱさんの「涙が温かいと感じること(70ページ)」

という、たった1文づつ。

自分自身が、悲しくて途方にくれた時、同じように感じたことでした。

私は「生きる」ってことの意味を、ツライことの中でしか感じていないのか?

しょうがないか・・・・

便利な世の中になり、誰もが不便なことや煩わしいことを忌み嫌うようになり、

自分の思うようにならないことは、無意識に、自動的にストレスという言葉に変換される時代になりました。

そんな思い通りにいかない世の中に、生かされている自分、そんな自分とつながっている親愛なる人たち。

生きる意味は、誰もが知っているけど、いとも簡単に忘れることもできてしまう。

どんな人生であっても、生まれてきたことに感謝したくなりました。

この本を読み、自分の生命力や自分を生かしてくれる環境に、改めてとても感謝したくなりました。

そうやって、新たに、私は「今、ここ」を生きていくのだと思います。

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悩みたい

2008-10-20 00:30:47 | おすすめBooks
ついに壊れたか?

悩みたいって・・・・

2泊3日で三浦海岸のセミナーハウスで仕事でした。

天気はずっと良かったのですが、建物から出ることはほとんどなく、海は窓から眺めるだけでした。



9~11月は、研修の繁忙期なので、本当に毎日毎日何かしらの研修の準備や報告に追われておる上、研修以外の仕事もすべてこの期間に集約されている感じです。

今回の研修のお客様と飲み会の席で、TA(交流分析)の話をさせていただきましたところ、ご紹介いただいた本(認知行動療法をベースに書いた本です)が下記。

史上最強の人生戦略マニュアル
フィリップ・マグロー
きこ書房

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内容は極めてシンプルだと思う。分厚いのでビビるのですが、内容は素直で読みやすい自己啓発本かと。

感想は後日・・・

そして、この本を手に取り、益々悩みたくなり・・・・

悩む力 (集英社新書 444C)
姜尚中
集英社

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悩みたい気持ちを満たすために購入。

この欲求は、考えを深めたいということなんだろうと思うのですが、それができず、ところてん式に毎朝送り出されている最近の私です。

気分転換はしているつもりなのですが、自分自身の振り返りが弱いこともあり、意味不明な自分への物足りなさを感じる日々。

だからこそ、一瞬一瞬の気づきを大事にしたいと思います。

身体には気をつけようと思います。

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値札のついた命

2008-10-08 23:57:05 | おすすめBooks
今朝は、早めに起きてひと仕事を終え、映画を見に行きました。

夏の暑い盛りから、見に行こうと思っていたのですが、ずるずる引き延ばしになっており今日ようやく。

闇の子供たち

原作はこの本

闇の子供たち (幻冬舎文庫)
梁 石日
幻冬舎

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このブログの読者のどれくらいの人が見に行ったのでしょうか。

超話題作でありながら、認知度はいかに?

平日のレディースデーだからか、小さな映画館を埋めた大半は女性でした。

衝撃的な画像が続くことは知っていたので、よほど気力が充実している時でないとかなり滅入ってしまうのではないかと思い、大事な研修を終えた後を選び迎えた今日。

タイの子供たちの人身売買にフォーカスされたこの映画、あまりに命が無残に扱われるその様に、私は何度目をそらしたことか。

タイでは上映禁止になったという。

この作品に描かれていることは、全てが事実ではないまでも、事実に基づいて作られたことには違いなく、

これまで知らずにいた自分のオメデタさを恥ずかしく思いました。

貧国の子供の命が、あたり前のようにお金で買われていき、

映画の中だけであってほしい、エイズに感染した子供がゴミ袋に入れて捨てられていき、生き延びて自分を欺いた親の元に必死で戻りながらも・・・

結末は、とてもブログの記事として書けない。

臓器移植に年齢制限がある日本では受けられない移植医療の為に、親のみぞ知る子への愛情・偶然の豊かさと引き換えに

貧国の子供が生きたまま臓器が売買され、ブローカーと医師のみが潤うしくみ。

映画の中だけであってほしい・・・

欧米や日本人の富裕層の不気味で醜い小児性愛者(ペドフィリア)の狂気。

何となくは知ってたけど小児性愛者(とりわけ虐待を伴う)って病気ってことでいいんでしょうか?

病理的なものなんですか?

ネットで調べても、調べてもマジで解説が理解できないっす。

なぜ似た志を持つNGO同志が殺しあうのか・・・・

いったい何が起きているのか?

超、混乱・・・

何もかもが、受け入れがたい。

流れる涙などない、あるのは無力感のみ。

江口洋介が演じたタイ支局の新聞記者:南部が押しつぶされた現実、宮崎あおい演じるボランティアセンターの女性:音羽が立ち向かう現実。

豊かさになれた者の満たされない思いが、弱い者にぶつけられる。

同じ日本人が、国境を越えた国で虐待をはたらいているのなら本当に恥ずかしい。

そして、日本は何年たっても過去に侵略した国々をはじめ、その他アジアの国々から尊敬されないと思う。

世界的な映画祭でも注目されることはないと思う。

以前、ある人に

「自分の目標に向かうには、暗い現実に眼を向けてはいけない」と言われました。

そして、もっと美しいモノを見て、触れて、もっと幸せな気分になれる映画を見た方がよいのかもしれないとも思う。

この現実を知ったことで今後、自分にどんな影響があるのか?

おそらくならば、自分が何か使命感を感じて何か直接的な行動に出るというよりも、ただ見てみぬふりしなくなるだけだと思う。

貧困から子供たちを救うために、きちんとお金を使ってくれる団体にお金を寄付します。

映画が終わって、スクリーンを縦に流れる桑田圭祐が歌うエンディング曲「現代東京奇譚」の歌詞を皆がやりきれない思いで追ったと思います。

夕方からの打ち合わせでは、目元の重さとは裏腹に内側には妙な力が満ちていました。

見る勇気のある人にはお勧めします。

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言い過ぎる人

2008-09-21 23:59:59 | おすすめBooks
この2年ぐらい、人をヘイキノヘッチャラで傷つける人を見てきました。

それまでは、おそらく在籍していた会社の文化が、そんな人を許さなかったのだと思います。

だから、最初は珍獣に見えた・・・

自分だけが傷心しているのなら、単に私が弱いのかもしれませんけど、組織内がで満場一致の場合は、やはり問題視されてもやむなしか?

彼らならではの強い価値観に沿わないことに対して怒りまくられても、段々、慣れてくると、「獰猛な動物」を相手に、シラっとすることもできるのです。

しかし、無視は、余計彼らの闘志を駆り立てる。

でも、それは、多分闘志じゃない。

エニアグラマーの知人が、

「タイプ○のヤツラは、自分自身がそう簡単に傷つかないから人を傷つけているなんて思いもしないんだ。」

そうなんや・・・・

でも、これってエニアグラムのタイプを超えて、誰しもこうなる時ってあるように思うんですよね。

この本は、たくさんの知恵を授けてくれ、もう少し早く読みたかった本。

避けられない、無視できない(身近な困った人たちへの対処法)
ジョン・タウンゼント
きこ書房

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実は、間近にいた人の激しい気分の変化に振り回されていた時、境界性人格障害について調べていてたどり着いた本です。

もともと私は共依存に似たような関係に陥りやすいので、自分でも注意しているのですが、なかなか渦中にいると気づかないもので、本を読んでから、

マズイやん・・・・

って気づくわけですよ。

私たちの身の回りにいる、手をつけられない人とのやり取りに知恵をくれる本。

もっと早く読んでたら人生変わっただろうなぁ・・・・と思う本でした。

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報復感情

2008-09-18 22:01:55 | おすすめBooks
私たちの日常でも、「恨み」という感情は、誰しも認識したことがある感情かと思うけれど、

それを手放すことができる人もいれば、いつまでもその感情に支配される人もいるように思う。

3年前ぐらいの私にもこういう感情はあったかもしれないけど、そんな感情と共存する自分の身体が嫌だった。

当時の私は、傷に塩を塗りこむかのような自分の清め方だったと思う。

そう言えば、この本にはこんな言葉があります。

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

岩波書店

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「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われらから強奪した。」という思いをいだかない人には、ついに怨みが息む。

「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われらから強奪した。」という思いをいだく人には、怨みはついに息(ヤ)むことがない

自分以外の人のせいにして、被害者として他律的に生きるなんて私は嫌。

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。
──車をひく(牛)の足跡に車輪がついて行くように。


ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。
──影がそのからだから離れないように。


私の愛読書であるジェームズ・アレンの名著
考えるヒント 生きるヒント―人生成功への50の黄金律 (Goma books)

にもこう記されています。

人の心が邪悪な思考で満ちているとき、彼には常に痛みがつきまとう。
もし人が清い思考を保つなら、彼には喜びばかりがつきまとう。


痛みも喜びも自分で選ぶことができ、あえて痛みを選ぶ必要などあるはずもない。
発端は何であれ、復讐・排除・抑圧などで得られる本当の喜びなどはない。

喜びは清い思考から始まる、やられてもやり返さない・・・・

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絶望との闘い

2008-09-17 20:49:45 | おすすめBooks
金曜日まで忙しい。でも、今日書いておきたいことがあります。

3連休の間に読み始めて、昨夜読み終えた本です。

なぜ君は絶望と闘えたのか
門田 隆将
新潮社

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光市母子殺害事件の被害者の遺族である本村洋さんの3300日について書かれた本。

ニュースでは語られない事件の残虐さや、彼を支えた人たち、自虐感情・報復感情の正義感への変容、夫人と愛娘への愛情、何をとっても泣ける。

中でも、強烈に私の胸を打ったのは、彼が辞表を出した時の彼の上司の言葉です。

それは、92ページ。

悲惨な事件の被害者には痛烈すぎるが、底なしの愛情を感じる言葉が続くのです。

彼は、新日鉄の社員でした。
こんな上司がいて、彼は10年もの間、闘えたと思う。

号泣のポイントはまだ随所にある。

全く、本のレビューになっていないことぐらいわかっています。
どなたか一緒に読んで、この思いをわかちあってくれないだろうか。

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スローキャリア

2008-09-14 00:01:23 | おすすめBooks
もしも私が、勤め人のままだったとしたら、きっと出世とかそんなことどうでもいいと思っていたと思う。

その代わりに、専門職としてのキャリアパスがあれば、ずっとそちらを選び続けていたと思います。

何度か転職はしましたが、そんな位置づけで仕事ができていた会社もあり、今の仕事は、その時に身に着けたスキルや考え方が基本になっています。

管理職になるとか、そんなこと頭の中になかったし、いつかは独立するんだろうなぁっていうのはずっと頭の中にあったし。

年功序列や終身雇用が約束されなくなった今の時代、自分のキャリア開発を会社には任せておくのはリスクであって、

キャリアは、社内外で主体的に自分で切り開くものとなりました。

仕事での成功だけを求めるのではなく、それぞれの価値観に基づき、会社を含めて自分で描いた成功や幸せを生きたい思いながらも、

旧態依然の人事制度の中で、「勝ち組」とか「負け組」みたいな選別がされていて、

会社も変革の必要性を感じながらも、人事制度が時代の流れに追いついていないという会社があまりにも多いのではないでしょうか?

さすがに、最近は「勝ち組」とか「負け組」とかって、言葉はあまり聞かないし、平気で口にできる人がいたら、なんだか矮小な価値観を垣間見てしまうと思う・・・・。

この本は、もう何年も前に出版されているのですが、周囲の人に聞いてみると「スローキャリア」という言葉があまりにも認知されていないことを知ります。

スローキャリア (PHP文庫)
高橋 俊介
PHP研究所

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私自身も、前々から読みたいと思っていたものの、実際に読んだのはキャリアコンサルティングの勉強をしている時でした。

それから、この本も相当面白い。

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))
城 繁幸
筑摩書房

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徹底して、働くことについての「昭和的価値観」を批判しています。

日々の暮らしの中では、知らず知らずのうちに、昭和的価値観を地で行く人の発する言葉に反応してクスっと笑ってしまう自分に気づきます。

21世紀の働き方は、いずれ今の会社に敷かれたレールを降りて、それぞれの道を自分で探す時代がやってくると繰り返し述べているし、

21世紀の働き方のスタンダードは、間違いなくスローワーク的な価値観を受け容れたものになるとも書かれています。

正直、セットで読んでみると、自分が会社の中で苦しい理由が、時代的な背景とともに冷静に理解できると思います。

旧態依然の会社の中で、当面は、どう自分をなだめていくか工夫が必要かもしれない。

決して、転職や独立を促すものではないけれど、昭和的価値観のモノサシで測ればアウトロー的に生きる人が、近い将来、社会や大きな組織を動かすことになると思う。

自分の価値観で、自分らしい生き方、自分で決めた幸せや成功。

自分も含めて「頑張ろう、アウトロー!」

2冊おススメします。

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違いと希望

2008-09-13 08:54:57 | おすすめBooks
昨日は、朝から模様替えをし、なんだ私の部屋はここまで広く出来るのだということを知り、昨夜は遅くからまた新宿で「2人飲み会」でした。

もうかれこれ、5年になる仕事でも人生においても大先輩です。

同じ関心を持ち、ここ数年は似通った使命の上に、立場は違えどそれぞれの活動が展開されています。

お互いの活動は、苦渋に満ちながらも、話を続けていく中で、自分達の進む方向性を再び信じることができるという意味では、

昨日、帰路に就く時にも、非常に希望が持てたと思います。

私が、愚痴や不満を吐き出すことで癒されるとしたら、それはその中に自分なりの新しい解釈や解決方法を見出し、行動する勇気を得る時です。

そしてお互いに承認しあう。

これは何よりも力になる。

本当の一体感を得るには、違いを排除することや、意思を抑圧をすることなど無縁なもの。

そのお酒の席で分かち合われた内容の本。

ダイバーシティ
山口 一男
東洋経済新報社

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偶然、一昨日手にとって購入しようか迷った本でした。

人事戦略的あるいは政策的な「ダイバーシティ」を理解するのではなく、もっと世の中全般的に、本質を理解する上で有効なのではないかと思います。

実務書ではなく「物語」です。

本当に「ダイバーシティ」という言葉を正しく理解しているのか?そんな意味も込めて、読んでみたい1冊。

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内からの力

2008-09-08 19:08:53 | おすすめBooks
基本的に、政治や時事ネタはあまり書かないことにしています。

それにしても、福田首相が退任を表明してから、候補者が乱立してますよね。

小泉首相が3年の任期を満了した以外は、ここ数年、1年程度で、首相が変わっているわが国でございます。

欧米諸国の首相や大統領の任期の長さからしたら、どこか滑稽です。

確か新卒の頃にも読んだかと記憶しているのですが・・・・8月の終わりに読んだ名著。

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
サミュエル スマイルズ
三笠書房

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この本を開いてすぐにこんなことが書いてあります。

「政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。(途中省略)国民全体の質がその国の政治の質を決定するのだ」

「国家の価値や力は国の制度ではなく、国民の質によって決定されるのである」



何だか、そう言われて反発できない自分もちょっと悲しい・・・



「天は自ら助くる者を助く」と説く、偉大な成功哲学者は、そう考えるのですね・・・・

国があてにならないから「自己責任で」みたいに考えていればいいのかと思っていたら、先人の考えはさらに収斂されておったではないですか。

課題山積な政治を自分たちのせいにするほど、潔くはなれませんが、自分のやるべきことをキチンとやるぐらいです。

繰り返し読めば読むほど、どこかかわいげがなくなってしまうような気がしますが、軸はぶれなくなると思う1冊でした。

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求めない

2008-08-23 23:55:02 | おすすめBooks
とかく人は求めすぎと言われています。

こんな本を読みました。

『求めない』 加島祥造
加島 祥造
小学館

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正方形の小さなかわいらしい本です。
昨年発売され、今もなお売れ続けている詩集のような本です。

声に出して音読しても30分で読み終えることができる本です。

求めないでいることが何と難しいかと、読むたびに思います。

私は、この何年間かで、ある時、決まって私が苦しい思いをすることを知っています。

それは、エニアグラムを学んで自分の囚われていることを知り、自分の持つ達成動機をどうコントロールするかに直面しなければならなくなった時です。

そんな時、自分に求めるのは、自分の持つ達成動機が自分を疲弊させてしまわないようにとか、周囲との調和の為に、自分にこの達成動機の調整をいつも求めなければならないことです。

「ありのままの自分でよい」と知りながら、必要以上の調整を自分に求め、強いるようになると、これは自分に対しての欺瞞行為になります。

問題は、「追いかけていい」と「追いかけすぎ」の臨界点の管理を自分に過度に過敏に求めすぎていることなのです。

なぜ、求めるのか?

臨界点を超えた最悪の健康状態や親和性のつながりを絶つ事態を再度迎えてしまったことで傷つく自分を保護するためです。

起きもしない未来への不安から自分を守る、自分による自分の為の「自己保護欲」です。

意味わかんないでしょ・・・・

目標は達成するものだけど、目的は極め続けるもので、決して終わりなどない。

目的に近づくには、大なり小なり目標が必要になり、この「追いかけたい願望」の調整は、

今の私は、自分と周囲を信頼し、その上で「追いかけたいこと」が遠慮なく追いかけられる環境に自分の身を置くことを、自分で選択しなければならない。

そうすることによって、過度な自己調整も自分保護も自分に求める必要がなくなる。

動機に素直であること、それは、自分に与えてもよい自由だと思いながらも、ここ数年の歪んだ心の癖から逃れることができない。

タイプ3は、最もストレスが多いタイプと言われていて、このストレス過多に陥りやすいこのタイプが健全さを保つにあたって、同じタイプ3のエニアグラマーは、様々な工夫をしていることを知ります。

こんな葛藤が決して理解されるはずもないと思うのも、タイプ3の思考らしいと思う。

理解されることも求めない・・・・・

その他、多くの学びのある本でした。

自分の生き苦しさが、人に自分に求めすぎていることにうすうす気づいている人におススメしたい本です。

繰り返し読む度に、平易な言葉の中に読者への愛情が感じられる本です。

本日の気づきと確認:

「求めること」とは悪いことではない。「求めないこと」とのバランスが大切。
求めなくても、すでに足りていることを知るべし。(知足

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妬みと恨み

2008-08-21 23:52:22 | おすすめBooks
少し、組織のコミュニケーションの話から離れてみます。

最近の私の努力分野は、感情の理解や把握についてです。
っていうか、これはずっと課題。

自分の感情にフタをしながら生きていることを知っているからです。

感情の昂ぶりは邪魔だからです。

実は、私には、幼い頃から母に持つことを許されなかった感情があります。

それは「妬み」や「恨み」です。

持つことを許されなかったと言えども、もともとあんまりなかったように思いますが、多分、母自身が自分で持つまいと思った感情を私にも伝えてきたのだと思います。

持つまいというか、ずっとその感情を選び続けない、生まれてきても何かしら切り替えるとか、

個人的には、受け止め方を変えることである程度そういう感情をコントロールしたいとは思っています。

他人の成功や幸せへの「妬み」は不公平感を生み、「恨み」は被害者意識を巻き起こし、他人に対する激しい行動を伴うからだと思います。

マイナス感情をプラス感情に変える―バッチ・フラワー・レメディの実践法
浅見 政資
東洋経済新報社

このアイテムの詳細を見る


この本によると、

妬みの感情は、憤りや恨み、不満、復讐心、嫉妬心、不公平感、意地が悪い、のろい、うらやむ、憎しみなどの激しい感情を呼び起こしてしまいます。

私の人生は、案外、「妬み」や「恨み」を持ってもおかしくない事件があったりもするのですが、この感情だけは、常に成仏させておくべき感情なのかなぁと思ったりしています。

恨みや妬みは、起きている事実を事実として認めて、自らの力で人と比較しない自分なりの成功や幸せを目指して、自分のリソースを使うことだと思います。

ただそれだけのことだと思っています。

今回のネタはさすがに絡みにくかろう・・・・・

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フジ子・ヘミングのカンパネラ

2008-08-18 21:00:53 | おすすめBooks
お盆休みは、仮に入っていた研修が流れてしましましたが、月末に納品する成果物の作業を在宅で行っていました。

で、あまり外にもでかけませんでした。

在宅での仕事は、音楽を聴きながらすることがあるのですが、最近、ドンピシャなのがこのCDです。

だいたい、私はクラッシックって柄じゃないんですが、これは別。
自分に着火って感じです。

フジ子・ヘミング

奇蹟のカンパネラ
フジ子・ヘミング
ビクターエンタテインメント

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魂のこもった演奏に、集中力が高まります。
音楽は自分のエネルギーにあったものが一番落ち着くそうです。

決してヒーリング音楽だけが集中力を高める訳ではないことを感じています。

立ち読みして、気になっていた本も、読破しました。

フジ子・ヘミングの「魂のことば」
ヘミング フジ子
清流出版

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強い・・・
強すぎるし、優しすぎる(涙)

うぅ

こういう女性の言葉を、苦難に立ち向かう時にはお借りしたいと思います。

お取引先であるお客様とのやりとりですが

客:「はるさんは苦労人やからなーー」
は:「えーーーっ、そんな幸薄そうな顔してるんですか?!」
客:「いや、苦労人はいい意味で感情が外に出ないというか安定してるってことや」
は:「誉め言葉ってことでいいんですよね?」
客:「そやで」

ってことで、苦労人との評価をありがたくいただいています。

フジ子・ヘミング女史、彼女も40過ぎてからブレイクした苦労人です。

明日からちょっとへヴィ目の日が続きますので、ひょっとしたらブログの更新は途絶えるかもしれません。

無理はしないでおこうと思います。

なんか「エド・はるみ」さんにも共感できる訳わかった気がする・・・・。

私も、ブレイクするつもりでいます・・・

コォォーーーーーーっ

読んだよのクリックよろしく。



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心から誉める

2008-07-25 23:43:31 | おすすめBooks
叱るのも難しいけど、誉めるのも難しい。

月に数回、訪問してお会いする社員の方との関りの中では、やはり「いいなぁ」「すごいなぁ」「うれしいなぁ」と思ったことがあれば、素直に誉めたい

と、感じているワタシです。

ま、それはさておき

私の誉め言葉が、相手に対して本当に心から「うれしい」と思える力を持つかどうかというのは、相手のみが知ること。

例えば、

誉め言葉を乱発しすぎた時の

ストライクゾーンに入っていない誉め言葉で、全然、相手との距離が縮まった感じがしない・・・・フォアボールで1塁に歩かせてしまったような感じ。

そして、

誉めた相手につけあがられる感覚

それは、たぶん、つけあがってるんじゃなくって、適当に誉めてるところを見破られて、ボイコットされる感じに近い・・・。

誉める時は、本気で、その場で、具体的に、ピンポイントで・・・・なんてテクニックはありましょう。

一応、こんな本を読んで考えもしました。

対話で心をケアするスペシャリスト精神対話士の ほめる言葉
財団法人メンタルケア協会
宝島社

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もちろん、参考にはなりましたし、なるほど~とも思いました。

本人が具体的に努力したことへの心からの賞賛、気を遣ってくれた具体的な行動への心からの感謝って、

必要以上に飾り立てられるものでもないし、無意識で自然に出た、誉める側も無防備なものだったりするからこそ

相手のふっと肩の力が抜けた感じとにんまりとした笑顔に、通じ合えた瞬間として感じ取ることができるのかなぁって時々感じます。

どこかに書いてある、借り物の誉め言葉でも誉められないよりはずっとよい。

誉め言葉の語彙がない人はまずは知ること、それもアリ。

でも、誉め言葉は、人を動かすことを目的とした言葉じゃなくって

私自身は、相手を心から誉められる自分でいることいることが大切なような気がします。

自分の口にした誉め言葉が、相手に自然に受け止められるのもうれしいですね。

最近は、誉めるってどういうことなのか、教える立場にいるのですが自分なりの持論を持ちたく考えを深める日々です。

久しぶりにクリックありがとう。



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