映画的・絵画的・音楽的

映画を見た後にネタバレOKで映画を、展覧会を見たら絵画を、など様々のことについて気楽に話しましょう。

怒る西行(Ⅳ:写真編の3)

2010年01月22日 | その他
 これまで2回にわたって、映画『怒る西行』の中で沖島監督が歩いた道を、同じように辿り直してみたところ、今回はむしろ、この映画で取り上げられていない光景をいくつか紹介してみましょう。

 映画では、監督は、専ら左岸に設けられている道を井の頭公園に向かって歩いていました。本日は、それとは逆方向に〔井の頭公園から久我山に戻ります〕、かつ右岸を歩きます。
 さらには、映画の撮影時期は新緑の季節でしたが、今は冬真っ盛りでもあります。

 こうした状況の下では、映画では見えていなかった光景が逆によく見えてくることでしょう。

イ)玉川上水の流れ〔ほたる橋付近〕
 映画撮影の時期は川岸の木々がよく茂っていたので、緑道から見にくかったのでしょう。



ロ)川岸の崩れ
 まるで富士山の大沢崩れのような感じです。これも、冬期だからこそ目に付くのでしょう。



ハ)護岸
 川岸の崩れが酷い箇所は、一部このように護岸工事が施されています。



ニ)モダンなデザインの家
 川岸には、こうしたお洒落な設計の家がいくつも見つかります。〔これは左岸にあります〕 



ホ)玉川上水右岸の道
 映画では上水の左岸の道しか出てきませんが、それに並行して対岸にも狭いながら道が走っています。



ヘ)進行する放射5号線建設工事〔牟礼橋から兵庫橋〕
・牟礼橋の南側
 ここに東八道路が入ってくる予定です。〔舗装道路は人見街道〕



・祠の東側
 玉川上水の左岸も用地買収がかなり進んでいます。〔手前は人見街道〕



・進行する用地買収〔玉川上水の右岸〕



・無残な光景
 そこにあった家屋が解体された後には、雑草が茂らないようにビニールシートで地面が覆われます。〔玉川上水の右岸〕



・モデル整備事業 1
 昨年秋から年末にかけて、兵庫橋から牟礼橋に向かって右岸100mほどにわたり、モデル整備事業として2車線道路が造られました。〔左手奥に兵庫橋〕



・モデル整備事業 2〔道路の中央に遮音板が設けられます:兵庫橋方向〕



・モデル整備事業 3〔道路の南側の側道と歩道:兵庫橋方向〕



・モデル整備事業 4〔2車線の道路:牟礼橋方向〕



・モデル整備事業 5〔歩道と側道:牟礼橋方向〕



・モデル整備事業 6〔道路の右側にある遊歩道:牟礼橋方向〕



ト)水難の碑
 国文学者・金田一京助の手になるもので、上記モデル整備事業区間の中にあります。



チ)岩通橋の東側
 ここから先、浅間橋までの左岸の用地買収も、かなり進んでいます。





リ)岩通ガーデンの樹木



 岩通橋から浅間橋までの右岸には、道は設けられておらず、一定の幅で樹木が茂っているだけです。現在、そこは何も手が付けられてはいませんが、いったん道路建設が始まれば、簡単にそれらの樹木は除去されてしまうことでしょう。ですが、岩通橋のすぐソバにある「岩通ガーデン」の樹木などは随分と貴重な財産ではないでしょうか?


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