まわりで起こっていること

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なばなの里まで走った

2014年05月11日 | Weblog
といっても、マラソンではありませんが。

昨日のブログで、今日はどんな一日が訪れるのか。

なんて〆たんだけど。

妻からのリクエストで、なばなの里へ、とあいなり。

このリクエストの出し方もおもしろくて。

なばなの里、掛川の花鳥園、がいいかな、とはじまり。

僕に任す、ということになり、わがプリウスは、一路、西方面へ新東名を走り始めたのだけど。

そのうち、箱根の、芦ノ湖か、そこもいいかな、と言いだし。

みたいなもので。

ラジオ番組のアナウンサーなら、どの曲をかけたらいいのか、って。

ま、そんなこんなで、なばなの里です。

チューリップは連休くらいで、終ったようで。

ベゴニアガーデンとバラ園へ。

そこへいたる園内も、お花がかしこに咲き誇り。

特に印象に残ったのが、「おだまき」と名前の書いてあった花で。

和風の名前なんだけど、これ、和の花かね、という感じで。

おだまき、といえば。

 しずやしず しずのおだまき くりかえし

  むかしをいまに なすよしもがな

今、検索したら、義経の愛人、静御前が詠んだ歌らしいけど。

この「しずのおだまき」というフレーズが、どこかに残っていて。

伊勢物語にも古今集にも、どうやら、このフレーズ、というか、本歌があるようでね。

しず、というのは、賎、とかいて、しず、と読ませていて。

おだまき、というのは、苧環、とかいたり、小田巻、とかいたり、だそうで。

布を織る道具ですね。

ここから、話は、なぜ、静岡県(しずおかけん)という名前になったのか。

というところにつながっていくのですが。

浅間神社のある山が、賎機山、と書いて、しずはたやま、と読む。

いやしい、と入力して、変換すると、賎しい、となりますね。

御維新なった明治の時代に、各藩は、県になっていくんだけど、じゃ、駿河の地は、どうしようか。

ということで、しずはたやま、だから、しずがおか、賎が岡くらいでいいかな、なんて案もあったのかな。

しかし、それじゃ、あんまりでしょ、賎しい岡なんて、ということで。

静岡になった、という経緯があるようで。

徳川の大御所、家康さんが治めていた地に、賎機(しずはた)という地名が残されていた、という不思議もあり。

はたおり、が連想される羽鳥という地名やら「服を織る」につながる富厚里(ふごおり)という地名やら。

織り物につらなる、さまざまな出来事があったような、そんなしずおか、なんですが。

わが畏友にして、このブログのコメンテーターのtoshさんの説も書いておきたいところですが、そこは。

紙幅の関係で、ということで。

ま、そんなところまで、イメージの膨らむ、なばなの里の「おだまき」という、かわいい、独特なお花がね。

印象に残っているのであります。

長良川の水辺に残る、だったか、なんとかの村、というウタイの彼の地だったんだけど。

なにせ、長島、という処にあるわけで、NHKの大河ドラマでも出てくる、浄土真宗の一向一揆のね、激戦地でもあり。

浄土真宗といえば、親鸞で、しかも、わが妻の菩提寺の宗派でもあり。

悪人正機(あくにんしょうき)ということを唱え、つまり、善人だって往生をするんだから、悪人ならなおさら。

極楽へ行けるんだぜ、というウタイの宗教で、あの時代、そうだそうだ、と大騒ぎするのも、むべなるかな、なんだけどね。

なにせ、親鸞がでるまでは、稲作の民は浄土へいけるけど、獣や魚のいのちを奪って職業にしているものどもは。

地獄へ行くしかない、というウタイが、仏教だったからね。

そこへ登場した、いやいや、動物を殺さないものどもは、善人なんだろうけど、その彼らだって、成仏できるんだから。

いわんや動物を殺すおまえたちにおいておや、ってわけだ。

って、こんなこと書いていると、一週間くらい、たっちゃいそうなので。

なばなの里に、「おだまき」という名の、かわゆいお花がありましたとさ、ということで、ブログ、終了です。
コメント (1)
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