まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

ハーベストタイムと言うらしい

2013年12月12日 | Weblog
五木寛之の、「林住期」って本が、ブックオフで100円で売っていたので。

買って、拾い読みしたんだけどね。

その冒頭のページに。

表題の言葉があり、収穫期、にハーベストタイムとルビを振っていた。

ハーベスト、と言えば、糠漬け師匠ご主人に紹介いただいた。

軽井沢の東急ハーベストを思い出すんだけど。

それは、ひとまず置いといて。

なんとなく、響きが良くてね。

要するに、人生を四つにわけて、50歳から75歳がそうだ。

と中国の古典も参照しながら、五木寛之が言うんだね。

五木寛之が言ったから、それで、なに?ってなもんだけど。

収穫期、ってのが、どうも、このごろの自分のまわりで起こっていることをね。

つらつら眺めるに、フィットする言葉で。

この年まで生きてきてよかったね、とか、あいつは若くして死んじゃったからな、とか。

そんな感慨を、うまく表していて。

気に入っているのです。

なにせ、この年までの、いろんな経験、体験を振り返ると。

寅さんじゃないけど、恥ずかしきことのかぎりなり、みたいなことに満ち溢れていてね。

でも、それがあったので、いま、こうして、ここで。

こんな感懐をもてるんだな、というね。

そんな実感なのです。

そうそう、最近ね、秋というのは、本来、胸躍る収穫の季節で。

なので、悲愁、とか、枯れ葉ちるなんとかの歩道を肩を落として、みたいな。

ラブソングめいたものは、あれは、都会の、あるいは、閑な、貴族みたいな人間の。

中での出来事ですね、という仮説も成り立つな。

なんて、どこかの新聞のコラムに触発されて、思っていもいたので。

表題の収穫期ってのは、気に入ったのでした。

それとね、最近よく見かける。

物言いってのが、都会では、あるいは、電車のなかでは、スマホを半分以上の人が一心不乱にね。

見ていて、昔は、あんなじゃなかったのにね。

風に、今の文明、習俗に比して、昔は良かった、ってわけだけど。

ほんとかね。

というね、多少、皮肉にもなるけれど、そんな言葉も投げかけてみたいな、と。

孔子さんが、よく使っていたのが。

たしか、あれ、周王朝のころのことか、あの時代の、だれだっけ、立派な王がいて。

それに比べて、今の時代は嘆かわしいことよのう、というやつ。

どうも、インテリゲンチャってのは、そんな具合に、物事を嘆くのがデフォ。

みたいな錯覚ってのが、あるようで。

孔子さんからだとすると、2000年以上も前からの話になっちゃうわけだ。

とはいえ、論語読みの論語知らずならまだしも、論語読まずの論語しらず、の。

この僕が、かの孔子様をこんなところで使っちゃうのも、なんだけどね。

で、スマホ風景だけど、あれすら、ひとつの自然でね。

人間が自然の一部だとすれば、その人間の創り出したものも。

すべて自然なので、添加物入りの食品だって、原子力発電所だって。

自然だというわけです。

なので、まわりで起こっていることに対処するには、自分の勝手な思いから決めつけないこと。

というね、古来、この地球上で生き延びてきた先人にならい。

さて、今日も、おもしろおかしく、過ごすことにしよう。

コメント
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