まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

捨てる、が気になって

2013年12月02日 | Weblog
いつもの白川静さんによれば。

こういうことらしい。



右側の「舎」というのは、下の口は、さい、といい、祝詞を入れる器。

上の、土は、鋭い針というんだね。

なので、祝詞を針で刺し、祈りを邪魔する行為、というのが、捨てる、ということらしいけれど。

だから、何?っていわれても、困るんですが。

ところで、昨日は、静岡文化会館近くの「アイセル21」と言ったかな。

そこで、「カンタ・ティモール」というマイナーな映画を観てきた。

21世紀に入って初めての独立国、東ティモールへ、31歳の広田奈津子さんという監督さんが入って。

ドキュメンタリーですね。

インドネシアからの独立、ということなんだけど、その前のポルトガルから数えたら。

ざっくり、500年くらいになるのか。

ポルトガルといえば、信長さんの頃だからね。

独立には、やっぱり、血が流れるし、多くの犠牲があったわけだ。

語れば、たくさんあるんだろうけど、なかなか、言葉としては出てこない。

ので、閑話休題、と。

帰りがけ、すぐ近くの珈琲屋さんに入り。

妻と二人で、お茶した。

そこの珈琲がおいしくてね。

一杯一杯、落としてくれて、流行りのなんとか珈琲とは明らかに違うんだね。

こんな感じで飲んだことがなかったので、ね。

おかげさまで、ゆったりとした時間をすごすことができたのです。

ゆったりした時間には、ゆったりした話題、となるわけで。

ティモールの話やら会社のことやら、おもしろいもので。

結論を先に言え!風なコミュニケーションとは、これまた、違ったおもむきでね。

人生の時間の切り取り方ってのは、さまざまあるんだな、ということを、実感したのでした。

そういえば、麻生太郎さんが、葉巻をくゆらせる時間、ってのを、一人で大切にしている。

という記事が日経にあったけれど。

「馳走」の大将も、ある、旧海軍の方から、パイプをいただいて。

これを使う時間をもてよ、と半ば遺言風に、だったそうだけど。

時間というのは、奴隷にもある、誰でも自由になるもので。

その使い方ってのは、なかなかなものだね。

あなたはなに?と問われたら、使った、この時間です、みたいな。

というわけで、捨てる、ってのには、それこそ、結論はでませんが、時間の使い方に行ってしまったな。
コメント
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