岩隈選手残留

　久々の野球ネタです
ポスティングシステムにより、大リーグへの挑戦を目指していた岩隈選手ですが、アスレチックスとの契約が成立せず、楽天に残留することが決まりました。
岩隈選手が来季も日本でプレーしてくれることになって嬉しいような、メジャーへ行きたいというのが本人の希望ならかなえてあげたかったような、複雑な気持ちです

ポスティングシステムとは、フリーエージェント（FA）でない日本のプロ野球選手が、アメリカ・メジャーリーグに移籍を希望し、それを所属球団が認めた場合の手続きです。
国内のトレードと違い、球団が見返りなしに選手を失うことになるので、入札という形をとり、入札額が球団に入るようになっています。


移籍を希望する選手の所属球団が、日本プロ野球のコミッショナーを通じて、メジャーのコミッショナーにその選手が契約可能であると告知（ポスティング）する
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メジャーのコミッショナーが全チームにポスティング選手の連絡を行う
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獲得希望球団がコミッショナーに、交渉権の対価となる金額を入札
最高入札額が日本の球団に通知される
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所属球団がその金額を了承すれば、最高額で入札したチームが、選手と３０日間の独占交渉権を得る


簡単にいうと、こういう手続きで、契約が成立すれば、落札額が日本の所属球団に全額支払われます。
選手自身が移籍先のチームを選ぶことはできません。
岩隈選手は、年俸額が折り合わず、交渉決裂となったようです。
これについては、
「アスレチックスは先発投手が揃っており、獲得の必要はなかった。他のチームにとられないように入札に参加し、低額の年俸を申し出て、わざと交渉を決裂させたのではないか」という見方もあれば、
「アスレチックスは先発投手を必要としている。年俸が低額だったのは、ポスティングシステムにより移籍した日本人選手の成績がいまひとつふるわなかったことが影響しているのではないか。提示額は、この不況の中では高額だといえる」
という見方もあります。
実際はどういうことだったのかよくわかりませんが、岩隈選手がどうしても納得できなかったのなら、無理して行かない方が良かったのかなと思います。

記者会見の一部は、楽天のHPに掲載されています。
写真もそこから拝借しました　m(__)m

「星野監督に電話をしたら凄く喜んで頂いて、『一緒に優勝しようや！』と声をかけて頂いたし、先ほどもロッカーで選手達に『来季もよろしくお願いします！』と伝えたところ、みんなが温かい言葉で迎えてくれて、その顔を見たら、今回はこの決断が正しかったのかな、と確信しています」

など、前向きなコメントがあったので、ホッとしています。
星野さんは、阪神を去る時、「必ず甲子園に戻ってきます」と言いました。
それは、阪神　ｖｓ　楽天で、日本シリーズをやろうという意味です。
岩隈選手を擁する星野楽天と、真弓阪神が甲子園で頂上対決をしてくれたら、ファンとしては嬉しい限りです
そのためには、阪神に　ものすごく　がんばって貰わないと