最近、すっかりまったりブログになってしまって申し訳ありませんm(__)m
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母のリハビリも進んできて、口から300Kcalぐらい食べられるようになったし、ベッドからポータブルトイレへの「乗り移り」もできるようになりました。
あの年で、3か月も病院で寝たきりだったので、こんなに回復してくれるとは思いませんでした。すごい!
でも、リハビリの先生も看護師さんも、「今が一番大事な時期ですからね」「今がピークですよ」とおっしゃいます。
そう、回復してきたけれど、まだ完全ではない。そういう中途半端な状態が、一番介護する方もされる方も大変になるようです。
まず、食事。
口からそこそこ食べられるようになったけれど、十分な栄養(1日800~1000Kcal必要だそうです)がとれるまではいっていません。
なので、栄養液をチューブで胃に送り込む必要があるのですが、母にしてみれば、ご飯を食べてお腹いっぱいのところへ、またお腹に押し込まれるような感じなんでしょうね。
1日2回に分けてチューブを入れているんですが、2回目が終わると、苦しがります。
トイレの方も、ポータブルを使えるようになったけれど、毎回介助が必要です。
寝たきりでオムツをとりかえる労力に比べると、ポータブルの介助(&その後の洗浄)は、格段に楽。
だって、わたし、オムツ交換してた頃は、しょっちゅう、腰に針治療して貰ってましたもん。
ただ、ポータブルの介助は回数が多くなるのと、こちらはこちらでやっていることがあるので、呼ばれる度に中断しなければならないのがちとキツイ。
ここを乗り越えて、さらにリハビリが進み、必要な栄養を全て経口摂取できるようになれば、チューブはいらなくなるし、一人でポータブルを使えるようになってくれれば、こちらは自分のタイミングで容器を洗浄すればよくなります。
赤ちゃんでも、ハイハイしだすと目が離せなくて大変なのと同じなんでしょうね。
でも、それを乗り越えないと自分で立って歩くことはできません。
ここが辛抱のしどころ、いわゆる天王山というやつかしら
ただ、早く天王山を越えようとして、「隣の部屋にいてるから、一人でトイレやってみ」と、すぐに次の段階へ行こうとするのは良くないようです。
普通に動ける人間には何でもないようなことですが、母にとっては、ベッドから、すぐ隣に置いてあるポータブルトイレに乗り移るだけで重労働
だから、よく様子を見て、足に力が入らなくなってきたなとか思ったら、本日のトイレは終了にしてオムツにさせるとかしないと、足首の関節を痛めてしまったりするそうです。
食事の方は、もっと長いスパンで見なければいけないよう。
元気な時は無意識のうちにやっていた、気道と食道への振り分けというのは、実はけっこう複雑な機能のようで、そう簡単には回復しないようです。
リハビリって、最初が右肩上がりで順調に行ったら特に先を急ぎがちになってしまいますが、人間の体なので、時間に正比例して良くなるなんてわけにはいきません。
今できることを確実に身につける横ばいの時期もあれば、三歩進んで二歩下がるなんてこともあります。
本来、長丁場のものと考えて、こちらもゆったり構えた方がいいでしょう。
母のリハビリを見ていて感じましたが、普通に日常生活を送るだけでも、体は実に色々なことをしているんですね。
自分の体にはとかく、あれこれ注文をつけたくなるものですが、毎日何気に動いてくれていることに改めて感謝ですね(^人^)