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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

あなたはFW向き?

2006-06-13 16:15:35 | スポーツ
             あなたの「FW度」チェック
         
「大事な試合で味方がシューッ。こんな時、キョコたんはどんなことを考える?」
「そら、『入れー!』って思うわ」
「残念ながら、キョコたんは、あまりFW向きとはいえないね」
「エー、そうなん? FWに向いてる人って、どんなこと思うもんなん?」
「それは、本文を読んでちょんまげ!」

 上の設問、解答例の一つは、「ゴールポストに当たって、おれの前に戻ってこい!」
数日前、新聞のコラムに、「なぜ釜本以後、日本にはこういう偉大なFWが現れないのか」ということが論じてあったんでんすが、筆者の意見は、上の解答例のようなメンタリティを持った選手がいなくなったから。釜本さんが、試合中に本当にそんなことを考えていたのかどうかはわかりませんが、FWはそれぐらい強い気持ちを持たないと得点できないよ、ということなんでしょうね。

 この話は一見、FWには、「人を押しのけておれが」という一種自己チューなメンタリティが必要だといっているかのようにも見えますが、私はむしろ、その大前提になっている「自信」が大事なんだと思います。「味方のシュートなんか外れて、おれのシュートチャンスになれ!」と思えるのは、「自分のシュートは絶対入る、入れてやる」という気持ちがあるからこそ。自信がなければ、「○○さん、入れてくれー」ってなっちゃいますよね。
私は以前から、日本人選手のシュートの仕方を見ていて、歯痒くてたまらないことがありました。ブラジルとか、世界トップクラスの選手は、ゴール前でパスを貰ったら、そのままひと息にシュートしちゃうんですよね。こういう時、体はゴールに対し横を向いていることが多いんですが、横向きだろうが後ろ向きだろうが、そのままひと息にシュート。
日本の選手は、なぜかこれができない人が多いんです。ボールを貰ったら、いったん足元に置いて、両足ではさむようにして小刻みに体の向きを変え、ゴールに正対してからおもむろにシュートするんですが、その間に相手のディフェンスは完全に整ってしまって、今さら打っても決まりません。パスを貰った時すぐ打てば、キーパー以外ほとんど邪魔がいない状態だったのに、なんでー 日本人の体って、こういう切り返しが不得意なつくりになってるの?
知り合いのサッカーファンに聞くと、「そんなん、自信がないからやん」。だから、きちんとゴールの方を向いて慎重に、となってしまうんだそうです。外国の選手はゴールの30m、40m手前からでもどんどんロングシュートを打ってきますが、あれも自信があるから、「こんなとこからじゃ入らないかも」なんて考えないで、チャンスと見たらどんどんシュートできるんだそうです。そういえば、日本人でも、大黒選手のように決定力のある選手は、結構離れた位置からでもシュートしてますよね。

 昨日の 日本  オーストラリア戦。私には、敗因は「自信のなさからくる消極性」のように思えました。
中村選手の先制ゴール後、日本には何度か得点機がありました。一番印象に残っているのは、「あんたがそのまま打ったら入ってたやろォー。何で、そこでパスするねん?」という場面。パスを貰った方の選手は、こぼれ球の処理でもするつもりで既にゴール前にぐぐっと詰めており、慌ててボールを取りに戻りますが、オーストラリアにクリアされてしまいます。なんでやねーん。きみの前には誰もディフェンスいてへんかったやん。ゴールからそんな離れた位置でもなかったやん。なんで、そのまま打てへんかったのよー。
おそらく、彼は「自分が打ってはずしちゃったらどうしよう」と思っちゃったんでしょうね。それで、よりゴールの近くにいた選手の方が確実に決められると思い、「お願い」って渡そうとしちゃったんでしょう。「江川な人達」じゃありませんが、ここが勝負の分かれ目だったかもしれませんね。
ジーコ監督の選手交代も消極的でしたね。ロスタイムになってから大黒を入れてどうする。どんなに遅くても同点になった場面で投入してほしかったです。先発メンバーの顔ぶれも、正直ちょっと疑問でした。たとえば巻選手。「体が強いから」と、久保を外してまで代表に選んだんだから、巨漢揃いのオーストラリア戦は、まさに巻選手を起用すべき試合だったのでは?

 なーんちゃって、すんだことと人のことはいくらでもエラソーに言えるものですね
でも、日本て、サッカーに限らず、わりと「この試合は勝たなあかんやろう」というとこでこけたかと思うと、思いがけない大金星を上げることもあるので、クロアチアとブラジルに勝てばいいやん
ブラジルだって同じ人間の集まり。油断は大敵とわかっていても、「日本に負けることなんかないやろう」とタカをくくっているはず。これは案外恐いんですよ。どんな強いチームでも足をすくわれます。フッフッフ。ばっちりデータをとって、ブラジル対策を練りましょう。間違っても、ロナウジーニョにサインを貰って喜んでいないように(笑)。

 追記:たいらさんが、モントルーにひき続き、クールマイヨールのレポも下さっています。レポは、前回の記事のコメント欄です。第1戦はイタリアとの熱い闘い。詳しくは、師匠のレポをご覧下さい!