「初出場で2得点、メキシコのブラボ選手だよ!」
「ブラボ選手って、めちゃめちゃ渋くて、濃い顔やで。あんたには、今岡の役の方が合うてんのんちゃう?」
「キョコたん、もしかして、昨日のことまだ根に持ってる…?」
バレーボールに比べ、あまりにも大々的に報道されている(
絵文字もあるしィ)に、ちょっとばかしひがみ根性を抱いている私ですが、サッカーに全く興味がないといえば嘘になります。まして、ワールドカップとなれば、なおさらです。もちろん、日本代表も応援してますよーん
日本が出る前から夜更かしていては身が持たないので、最初の二日は早寝しよーと思っていたのですが、やってると、つい見てしまいますね。
昨日は、メキシコ イランが面白かったです。どちらも暑い国から来たチームなので、あの日差しの下でも、走る走る。前日に見たイングランドの試合が、やけにモタモタしててつまんなかったのと対照的です。
放送席は、同じアジアのチームということでイランに肩入れしていたようですが、イランはタックルの仕方がえげつないので嫌いです まさに「削る」という感じのタックルで、ボールを取りに行ってるのか、相手選手にケガをさせたいのかわからないという気さえしてきます。
対するメキシコチームはとても紳士的。タックルにいく時でも、上手くスパイクの向きをそらせて相手がケガしないように気をつけたり、自分がこかした選手に手を差し伸べて助け起こしたりするんです。
メキシコは、スタメンと控えの間にかなり実力差があるのか、しきりに「この11人だけで戦っていかなければなりません」というアナウンスが入ります。とにかく、層が薄いようです。監督も、主力に疲労が溜まらないよう、ここ一番という試合以外では、メンバーチェンジのカードを必ず3枚切って、主力選手を休ませるそうです。そのやりくりの苦しさが、何だか我が家の家計と重なって つい感情移入してしまいます。
この試合も、イランの激しいタックルを受けたスタメン二人と、チーム一のポイントゲッター、ボルゲッティを早々と下げてしまいました。ブラボが先制ゴールを決めた直後に、イランに同点にされてしまったのに、いいのか? ラボルペ監督。
スタメン3人を欠いたメキシコ、やはりガクンと決定力が落ちます。ゴール前にボールを持って行っても、すぐイランのディフェンスにクリアされてしまいます。どんな気持ちで見ているのか、ボルゲッティ
しかし、後半31分、ブラボが2点目のゴール。34分には、ジーニャが3点目を入れて、イランを突き放します。
どちらかといと地味な印象のメキシコチームですが、最後まで運動量が落ちないことや、トラップの上手さ、決してあきらめないプレイはなかなか魅力的です。「あきらめない」というのは、残り時間が少なくなっても攻撃し続けて得点してしまうということもありますが、味方のボールがラインアウトしそうな時、一生懸命追いついて、相手ボールにしない、という小さいけれど大事な「あきらめない」もあります。ピッチの上で絶対キレないスポーツマンシップも素晴らしいです。日本代表とともに、メキシコチームにも注目している私です。
いよいよ、日本代表の試合が始まりますね。ヒデが自分のサイトで、「この試合のポイントはランランランです」と言っています。楽しそうですが、ランは英語のrun。つまり、どれだけ走れるか、です。日本代表がランランランで勝てますように ドキドキ…