銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

菊之助と、梅枝が、2019-1の、三宅坂で二人で踊るが、菊之助の手が、・・・・・鳴神と桜姫東文章に似た行いを、するところがあって、ドキッとする

2019-01-11 16:32:31 | 歌舞伎

  以下は、ある個人へ向けてのお手紙です。したがって、主題も文体も、普段のこの世界とは、違いますが、一種の劇評になっていると、思うので、ブログの世界でも、公開をさせてくださいませ。

国立劇場の一月公演は、必ず、菊五郎劇団の公演です。梅枝(中村)は、父・五世時蔵が、菊五郎の相手役を務めていますので、たいていは、このカンパニーで、一緒に公演をします。彼は、マスメディア的には、抑えられている人間ですが、非常に実力があり、今月の芝居でも、彼が出てくる所は特別に、意味があり、面白いです。
 彼も、下に出てくる菊之助と同じく、同世代の、男性には、人気がない模様ですが、老若を問わず、女性には、大きな人気があります。
 
姫路城を舞台にする、お家騒動を、描いているのですが、並木五瓶作の原作を相当にアレンジしており、
 
没落していく桃井家の若殿様、陸次郎(=くがじろう)を梅枝が、演じるのですが、最初の方で、殺されるので、ふたごの弟【八重ぎくまる】が、いたという展開にもなっており、そちらの、役にも、梅枝が、つくという新しい補てんが加えられており、
梅枝は、二度も三度も出てきます。しかも、弟の【八重菊丸】は、男性なのに、女装をして、腰元に、変装すると、言う、三重にひねった役でも出て来て、芝居ちゅう、唯一の踊りを、演じます。彼は、玉三郎と、同じ師匠について居る役者のうち、最も若い世代の、方の女方で、彼の踊りの能力を生かそうとする演出です。
 というわけで、歌舞伎通が、使う専門用語では、踊りを、所作事と、言いますが、劇ちゅう、ただ一度ある其を、菊之助を相手として、いたします。絵の様に、美しいですよ。ただ昨年度の【ハーバーラタ】で、梅枝と、坂東亀蔵(こちらも、踊りの能力で、評価が高い役者です)に、劇ちゅう、唯一の所作事をさせたのを、余計な事だったと、言う2ちゃんねるの書き込みを読んだのですが、その意見に、私は賛成します。あそこでは、所作事(おどり)は必要がなかったです。
 
 菊之助======(寺島しのぶの弟で顔だけは、抜群にきれいな役者、女方と、立ち役を、両方を、兼ねる人物です。歌舞伎界では、大変に大切に、扱われている人で、新作、【ナウシカ・・・・・宮崎駿作】の歌舞伎化に、取り組んでいる最中です。しかし、あまりにも恵まれているので、意外とファンが少なくて、・・・・・菊之助では、切符が売れない・・・・・と、言われています。・・・・・同世代の若者には、・・・・・ふん、菊之助! それがどうした?・・・・・・という気分を与えるのでしょう。それは、その通りだ・・・・・と、私は、思いますが)と、
梅枝が演じている腰元に、菊之助が、惚れるという設定で、二人で踊るのです。そこは、菊之助が、振り付けをしたそうです。
梅枝は、細身で、しかも、なよなよとした、動きができますので、本当に浮世絵を、見るが如く美しいです。
 
 しかも、女だと、信じている、菊之助が、梅枝の胸に手を入れて、・・・・・あっと、言う展開がある処・・・・・など、【鳴神】や、【桜姫東文章】のパロディになっているのですが、梅枝が、あまりにも、妖艶なので、観客の一人である、私も、本当にドキッとします。 
 梅枝は、玉三郎ほどには、顔は、きれいではありません。唯、肉体の、ある女で、血が通っていると言う感じが、あります。玉三郎は、もう、美が完成しすぎて居て、博多人形みたいに、見えて、肉体がある女だとは、私は、感じません。
 
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 さて、これは、私固有の感想なので、お友達にも送っていない文章ですが、
 菊之助がやせています。
 
 彼の、双肩に、掛かっている負担が、大きすぎるのです。でね。私のおせっかいですが、吉右衛門との共演を減らすことと、
 お子様、和史君を、少し、放っておいた方がいいです。
 
 今月のカンパニーでは、坂東彦三郎の、お子様、亀三郎君も、演じようと思えば、その役を演じられる、年齢に、成っていると思います。また、松緑のお子様は、少し、大きすぎるかな? また、梅枝の、実子が、三歳か、4歳なので、親子が、実の父(陸次郎)と、実の子(国松)として出て来ても、よかったと、思います。
 
 子役で、今、とても上手なのは、子役専門で、おやが、歌舞伎俳優でない、お子さんが、何人もいますが、
 
 それと共に、右団次の、お子さんとか、親がブランドを持っている家でも、何人かが居ます。菊之助は、自分自身が、今、新作を創作すると言う、負担が、大きな時代だから、お子様の事は、あまり、気を使わないほうがいいです。
 菊五郎の孫だから、どこかで、なんとかなります。ご本人に、自覚や、意欲が出てくるまで、待って居た方がいいです。
 
 十八世、勘三郎と、三津五郎が、早世しましたね。菊之助が、やせてきたのは、とても、心配です。
 そして、菊之助、一家だけに光を当てたりするのは、必ず歌舞伎界に、マイナスをもたらします。
 和史君の背が伸びて、吉右衛門の血筋を感じますが、真秀(まほろ)君と、同じ背丈になっているのには、驚きました。
 まほろ君の方は、寺島しのぶの、怨念に近いサポートがあるので、ご本人がつぶれないでしょうが、
 
 菊之助の、お子さまの和史君には、何のマイナスポイントもないので、却って、育てるのが、難しいでしょう。人は、劣等感があると、なにくそっと、思って頑張ります。父親が歌舞伎俳優を、やめてしまったので、頑張った獅童、
 父親が、清元の人なので頑張る、尾上右近、
 父親が、病気で倒れたので、頑張る児太郎、
 
 父親が、わき役専門の人だったので、頑張る尾上松也とうとう、
 なお、これは、12日の午後書いたことになっていますが、11日に書いたことへ転移させてくださいませ。
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