AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

みんなー、塗ってるかーい?

2014年11月02日 | コンサート
先週の木曜だと勘違いしてて有給休暇を無駄にした電気グルーヴの25周年記念ツアー、糞を塗ると書いて「塗糞祭」に行ってきました。
会場は駅からめちゃめちゃ遠いと評判のZepp Namba。
つぶやきなどでよく電グルのことではしゃいだりしてますけど、正直言うと実はかなりのニワカです。

電気グルーヴはデビュー当時より気にかけていたグループではあったが、小生ロック一直線のまだまだテクノ音楽に免疫のなかった頃で、「Shangri―la」が大ヒットしてしばらくしてからCDを中古でシコシコ買い集めていった次第。
1stこそよく聴いたものの、その他の作品は全く聴いてないか2、3曲お気に入りがある程度で、『VOXXX』以降の作品はほぼ聴いていないありさま。

で、実は今回が電グルライブ初観戦。
フジロック97年のとき見る機会があったのに、持病の腹痛発作を起こしずっとゲロ吐くのに専念しててメインステージ側から動けず、瀧の伝説の富士山きぐるみパフォーマンスを見逃している。
そんなヤツが25周年の記念すべきライブなど観てもいいんですか?
いいんです。多分大河ドラマ「軍師官兵衛」や「アナと雪の女王」キッカケで観に来たって人もけっこういたと思うんで。
だから定番曲もわからんし、ファン層もどういった人たちなのか見当もつかない。
今年もフジロック大トリバンド前に出演してたくらいだからフジロッカーには人気だと思う。

テクノ好きでセンス・オブ・ユーモアがわかって、こんなTシャツでも平気で着れる人たちってことでOK?


まぁ比較的いい人が多いと思う。だって会場で(またしても!)床に置き忘れてた私のサイフを、私がまさに物販CDを買い求めている目の前で売り場の兄ちゃんに届けてくれた人がいたんだもの(ありがとう!)。
あと、これはなんの根拠もない偏見だが、手塚治虫とか読んでそう。


整理番号は1000番台だったが、かぶりつきみたいな人もおらずけっこう前の方にいけた。軽くツーステップ踏める間隔の余裕もあった。
よくわからんファンファーレで幕が開け、電気グルのふたりとサポートDJ(最初まりんかと思った)が登場。
実物は初めてであったが、ゆるいキャラでよくテレビで見かけてるせいか別に感激はなかった。1曲目も知らない曲だ。25周年ソング?「パイパン大好き~」とか超下らない歌歌ってたような気がする。

おおまかにいって4割方フロア志向のエレクトロ、3割方おふざけムダ話、3割方ヒップホップといったところだろうか。
けっこう長丁場で2時間半くらいあったと思う。いつもそうなの?
1stの曲が多めだったような気がする。私も1stの曲ならだいたい知ってるから。
卓球も「みんな全然わかんなかったでしょう?だってさっきのほとんど20世紀の曲だからさぁ」って、今のオーディエンスは比較的『VOXXX』以降からのファン層なのかな?
大ヒットナンバー「Shangri―la」ですらあんま盛り上がってなかったような気がする。

ステージセットは巨大な真っ白のひな壇式になっていてふたりが(とくに瀧が)上り下りして空間を動き回るという仕掛け。そこに映し出されるプロジェクター映像効果が秀逸でさすが日本最大級のエレクトログループだと感心した。
音像の立体感も素晴らしく、先週のMステで披露されたときは「何じゃこれは?」と首をかしげてた新曲「Baby's on Fire」もライブになると凄まじい高揚感があり、EDMファンが熱狂するのもよくわかる。
ただ、やっぱ知らん曲ばっかでけっこう中弛みしてアクビを禁じ得なくなったこともしばしば。



今回は25周年記念ということで、多彩なゲストを迎えており、といっても電気グルの作品に携わった人らばかりで、歴代DJのMCJKにまりんこと砂原良治(上のポスターでゲストミュージシャンはすでに発表されてたんやね)。
そして「聖☆おじさん」でコラボったスチャダラパーのジョイントを見れたのは貴重だった。
途中の下らないコントからの瀧 VS SHINCOのラップバトルはどうでもよかったが、あのオザケンとの大ヒットナンバーも聴けて得した感じ。
まさにウンコテンコ盛り内容。



あと、まりんが登場したとき「ケラさん逃げて!」のネタ。にわかながら何のことかわかってしまった。
彼らもナゴム出身で、筋少の自伝読んでたからその当時のまりんの武勇伝が書いてあってかなり印象深かったので。


一般的には瀧の方が知名度はあると思うが、ステージでは瀧よりも圧倒的に卓球の方が存在感デカかったような気がするな。
かなりのマシンガントークだし、瀧に対するツッコミも容赦なく切り込んでくる。あとけっこう口悪い。性格も悪そうだ。早口ラップのところで何回か歌詞とんでた。
瀧はきぐるみに着替えることもなく(それを期待してたのに!!)後半もう彼の存在どうでもよくなってた。
それでも、ラストに披露された「電気ビリビリ」でのふたりの掛け合いのコンビネーションはさすがだなと思った。
このときはかなりテンション上がった。知ってる曲だし。カラオケで歌ったこともあるし。


今回電気グルーヴのライブ見て思ったのは、マジメでキャッチーな曲で一瞬大ヒットしたけどそれに慢心せず世間に媚びず、自分の好きなことをファンを置いてけぼりにしてでも貫き、いくつになってもバカバカしいことを全力でやりたい放題を貫いている感じに彼らの偉大さを感じた。
それでもいまだにそこそこの人気を誇ってるんだから凄いよね。


グッズの充実度も電グルの魅力のひとつ。
誰が買うねん!みたいなものからファンでなくても欲しくなるクールなものまで様々だ。
けっこう散財した。



Mステでもライブ中アピールしてた塗糞祭記念ハケも売ってた。1500円。いらん。





今日の1曲:『flash back disco』/ 電気グルーヴ

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