先週の日曜日、新インドア・フェス『Q』なる屋内フェスに、なんとなく行くことにした。
まぁVOIVOD終わってここ最近、休日は全くはかどらない部屋の整理くらいしかやることがなかったので。
決め手はコーネリアス、そしてゴダイゴまで見れちゃうということで。
思いきってS席を購入。
コーネリアスは『Point』くらいしかまともに聴いたことないんだが、昨年のツアーがどえらい評判だったんでまぁ一回くらいは見とかなあかんやろうと常日頃思ってたんで、ちょうどいい機会だと思って。
ゴダイゴも初だったが、タケカワユキヒデ氏に関しては、2年前近所のイオンの吹き抜け広場で拝見している。
ハナレグミに聞いたこともないバンドも数組あったが、いつのまにかクラムボンの出演が決まっていて、まぁ全然音源もってないんやけど、なんかラッキーな感じだった。
つかハナレグミの永積くんとクラムボンの原田さんは夫婦参加ってことか。
会場は神戸・ワールド記念ホール。
なんだかんだでここにはよく来るな。
この時期にこのTシャツを着ていったのは、いささか挑発的すぎたろうか?
会場から少し離れた国際展示場に飲食ブースがあった。
まぁそら大混雑ですわ。
1組目のバンドが始まるころには、この人だかりもサァーーーっとひいてけっこうガランとなった。
ん、このフェス集客大丈夫か?まぁ一回目やしこんなもんか。
ぶっ通しで見るのはきついと思って1組目はパスして、のんびり腹ごしらえを決め込んだ。
京都ぽーく亭の出店でデラックスサンドというのをオーダーしたんだが、なんか頼んだやつと違うみたいだった。
出演アーティストのグッズコーナーもあったが、なぜかゴダイゴだけなかった。
さて、リストバンドを装着し、いざライブへ!
今回はスタンディング席なしの全指定席のフェスティバル。そういうのは初めてかも。
チケット遅めにとった割には32列目となかなかの良席かと思われたが、けっこう遠いな。
まぁでも出演アーティストに気使うことなく、ゆったり座ったりできて私みたいなオッサンにはちょうどよかった。
あと、わりと空席が目立った。
2番目のペトロールズというバンドから見始めたが、座って見物。
立ちあがってのってるファンらしき連中を見ると、なんか若い健全なカップルが多いような気がした。
歌はあんま好みではないが、演奏はけっこう複雑なリズムセクションを展開していて巧かった。
とくにギターがなかなかいい音を奏でていたように思う。
やってる音楽もオシャレ感があって、まぁこういうファン層であるのも納得できた。
お次はクラムボン。
リハの段階で会場全体がかなり沸いた。やっぱ人気だね。
CMソングなどで聴いたら一発で本人とわかる原田郁子さんの個性的な生歌を初に聴けてちょっとテンションがあがった。
今年で20周年を迎えたらしいが、さすが中堅バンドたる安定した演奏力。まぁ1曲も知らんのやけど。
MCで次に控えてるゴダイゴの話題になって、ベースの人が「さっき楽屋で見たけど今日のゴダイゴのセトリはヤバいよ」って、そっから郁子さんが「みんなゴダイゴの曲でどれが一番好き?」とか、時間おしてるのに他のバンドの話で盛り上がってるという。中堅の余裕というものを感じた。
そして、いよいよゴダイゴの登場だ!
大御所バンドが中盤に配されたのは、ファンの年齢層を慮ってなのかな。
セットチェンジでリック・ウェイクマンばりの物々しい鍵盤セットが台車で運ばれてきたときは度肝抜かれた。
当時のゴダイゴメンバー6人に、サポートキーボードとホーン隊という大世帯編成。
それぞれ歳はいったものの、やはりロックミュージシャンたる風格をそれなりに出していたのに対し、タケカワユキヒデ氏の普通のオジサンすぎるスタイルがかなり浮いていたような気がする。
まぁ今更当時のキラキラした衣装を纏うのも恥ずかしいんやろうけど。
ただ、知ってる曲が一番多かったってのもあるだろうが、今回一番エキサイトさせられたのはゴダイゴだった。
セットチェンジが終わって、「モンキーマジック」のあのグルングルンしたイントロのSEが流れ出した瞬間トリハダが立ってしまった!
今思うと、あのイントロはピンク・フロイドの「走り回って」をかなり意識してるんじゃないかと。
当時からのものであろう握りこぶしで左右交互にチョンチョンとするタケカワ氏の地味な振り付けはご愛敬。
にしても、再結成時の評判やイオンでのソロライブで拝見してあまり期待してなかったんやけど、タケカワ氏、けっこういい声出してはったよ。
まぁあまり歌い上げないソフトリーな歌唱が彼の特徴で、ロックだからといって熱く歌い叫ぶだけが能じゃないっていう、上品さとしなやかさで勝負するタケカワ氏の唯一無二の歌声は絶品である。
「ヒット曲以外の曲をやってもいいですか?」といって我々の知らない曲のタイトルが告げられた瞬間、前列を陣取っていたのであろうガチのゴダイゴファンたちが「ギャーーーー!!!」という歓声を上げる。
この知らない曲コーナーで、ミッキー吉野氏の鍵盤をバンバンやる曲があってさすがの貫録を見せつける。浅野氏のギターも渋い。
外人ドラマー、トミー・スナイダー氏がソロで歌う曲も披露されたりと、けっこう盛り沢山。
楽曲のオリエンタルな侘しい曲調のせいか、タケカワ氏の哀愁を纏った歌声のせいか、ベタな名曲「ガンダーラ」で思わず目頭が熱くなってしまった(途中、歌間違えてはったけど)。
「ビューティフル・ネーム」の客席左右に分けて「ウーワウーワララララ~♪」のコーラス合戦させる面倒くさいやつはイオンでもやってはったけど、これはタケカワ氏の必須事項なのかな?
客にこういうことさせて勝ち負けをつけるのは、とても良くないことだと思う。
まぁでもゴダイゴの楽曲を聴いていると、ノスタルジーというか、なんだか古き良き時代のピースフルなあの頃を感じれてよかった。
永積タカシ率いるハナレグミは、間食しながらのんびり座って拝見していて途中で気付いたんだが、サポートメンバーにYOSSY(key)と石井マサユキ氏(g)がいるとは知らなかった。
そして一応本命であったオオトリのコーネリアス。
フロイドの『WALL』ばりにかなり大掛かりなステージセットが組まれていき、期待も高まる。
BGMに波の音が流れてて、サウンドチェックからもう光と映像の演出が始まっており、でっかい白い垂れ幕越しにメンバー4人のシルエットが大映しになり、大歓声が沸く。
いやはやかなりアンビエントな世界だ。年配の方はちょっとついていけないだろう(途中退席者もチラホラ)。私もついていけてるのか自身がなかった。
それにしても、あらきゆうこさん、よくあんなわけのわからないリズムを叩きこなすなぁ。
まぁ私くらいのにわかには「Another View Point」での映像演出が一番楽しめた。
これって電気グルーヴの領分じゃね?ってくらい映像サンプリングがぶっとんでて(全部許可とってんの?)、メンバーの演奏の凄いのになかなか視線がいかなかった。
今回のVJは、どうやら「Q」仕様に編集されたらしく、終盤で永積くん、郁子さん、そして(全盛期の)タケカワユキヒデ氏までもがサンプリングされてて笑ろた。
CORNELIUS - ANOTHER VIEW POINT (2008 LIVE)
コーネリアスのテクノロジーとユーモアを駆使した映像と生演奏の超人技なシンクロ感、神秘的で大掛かりなステージセットは確かに驚異的であったが、今回なんかタケカワ氏のまさかの手から蜘蛛の巣テープに全部もってかれたような気がするなぁ・・・・
まぁおそらく、このフェスが平成最後に見たライブとなってしまうのかな。微妙っちゃー微妙。
ちなみに平成になって最初に見たライブは、アルカイックホールでのオーバーキル初来日公演です。
さよなら平成。
今日の1曲:『ガンダーラ』/ GODIEGO
まぁVOIVOD終わってここ最近、休日は全くはかどらない部屋の整理くらいしかやることがなかったので。
決め手はコーネリアス、そしてゴダイゴまで見れちゃうということで。
思いきってS席を購入。
コーネリアスは『Point』くらいしかまともに聴いたことないんだが、昨年のツアーがどえらい評判だったんでまぁ一回くらいは見とかなあかんやろうと常日頃思ってたんで、ちょうどいい機会だと思って。
ゴダイゴも初だったが、タケカワユキヒデ氏に関しては、2年前近所のイオンの吹き抜け広場で拝見している。
ハナレグミに聞いたこともないバンドも数組あったが、いつのまにかクラムボンの出演が決まっていて、まぁ全然音源もってないんやけど、なんかラッキーな感じだった。
つかハナレグミの永積くんとクラムボンの原田さんは夫婦参加ってことか。
会場は神戸・ワールド記念ホール。
なんだかんだでここにはよく来るな。
この時期にこのTシャツを着ていったのは、いささか挑発的すぎたろうか?
会場から少し離れた国際展示場に飲食ブースがあった。
まぁそら大混雑ですわ。
1組目のバンドが始まるころには、この人だかりもサァーーーっとひいてけっこうガランとなった。
ん、このフェス集客大丈夫か?まぁ一回目やしこんなもんか。
ぶっ通しで見るのはきついと思って1組目はパスして、のんびり腹ごしらえを決め込んだ。
京都ぽーく亭の出店でデラックスサンドというのをオーダーしたんだが、なんか頼んだやつと違うみたいだった。
出演アーティストのグッズコーナーもあったが、なぜかゴダイゴだけなかった。
さて、リストバンドを装着し、いざライブへ!
今回はスタンディング席なしの全指定席のフェスティバル。そういうのは初めてかも。
チケット遅めにとった割には32列目となかなかの良席かと思われたが、けっこう遠いな。
まぁでも出演アーティストに気使うことなく、ゆったり座ったりできて私みたいなオッサンにはちょうどよかった。
あと、わりと空席が目立った。
2番目のペトロールズというバンドから見始めたが、座って見物。
立ちあがってのってるファンらしき連中を見ると、なんか若い健全なカップルが多いような気がした。
歌はあんま好みではないが、演奏はけっこう複雑なリズムセクションを展開していて巧かった。
とくにギターがなかなかいい音を奏でていたように思う。
やってる音楽もオシャレ感があって、まぁこういうファン層であるのも納得できた。
お次はクラムボン。
リハの段階で会場全体がかなり沸いた。やっぱ人気だね。
CMソングなどで聴いたら一発で本人とわかる原田郁子さんの個性的な生歌を初に聴けてちょっとテンションがあがった。
今年で20周年を迎えたらしいが、さすが中堅バンドたる安定した演奏力。まぁ1曲も知らんのやけど。
MCで次に控えてるゴダイゴの話題になって、ベースの人が「さっき楽屋で見たけど今日のゴダイゴのセトリはヤバいよ」って、そっから郁子さんが「みんなゴダイゴの曲でどれが一番好き?」とか、時間おしてるのに他のバンドの話で盛り上がってるという。中堅の余裕というものを感じた。
そして、いよいよゴダイゴの登場だ!
大御所バンドが中盤に配されたのは、ファンの年齢層を慮ってなのかな。
セットチェンジでリック・ウェイクマンばりの物々しい鍵盤セットが台車で運ばれてきたときは度肝抜かれた。
当時のゴダイゴメンバー6人に、サポートキーボードとホーン隊という大世帯編成。
それぞれ歳はいったものの、やはりロックミュージシャンたる風格をそれなりに出していたのに対し、タケカワユキヒデ氏の普通のオジサンすぎるスタイルがかなり浮いていたような気がする。
まぁ今更当時のキラキラした衣装を纏うのも恥ずかしいんやろうけど。
ただ、知ってる曲が一番多かったってのもあるだろうが、今回一番エキサイトさせられたのはゴダイゴだった。
セットチェンジが終わって、「モンキーマジック」のあのグルングルンしたイントロのSEが流れ出した瞬間トリハダが立ってしまった!
今思うと、あのイントロはピンク・フロイドの「走り回って」をかなり意識してるんじゃないかと。
当時からのものであろう握りこぶしで左右交互にチョンチョンとするタケカワ氏の地味な振り付けはご愛敬。
にしても、再結成時の評判やイオンでのソロライブで拝見してあまり期待してなかったんやけど、タケカワ氏、けっこういい声出してはったよ。
まぁあまり歌い上げないソフトリーな歌唱が彼の特徴で、ロックだからといって熱く歌い叫ぶだけが能じゃないっていう、上品さとしなやかさで勝負するタケカワ氏の唯一無二の歌声は絶品である。
「ヒット曲以外の曲をやってもいいですか?」といって我々の知らない曲のタイトルが告げられた瞬間、前列を陣取っていたのであろうガチのゴダイゴファンたちが「ギャーーーー!!!」という歓声を上げる。
この知らない曲コーナーで、ミッキー吉野氏の鍵盤をバンバンやる曲があってさすがの貫録を見せつける。浅野氏のギターも渋い。
外人ドラマー、トミー・スナイダー氏がソロで歌う曲も披露されたりと、けっこう盛り沢山。
楽曲のオリエンタルな侘しい曲調のせいか、タケカワ氏の哀愁を纏った歌声のせいか、ベタな名曲「ガンダーラ」で思わず目頭が熱くなってしまった(途中、歌間違えてはったけど)。
「ビューティフル・ネーム」の客席左右に分けて「ウーワウーワララララ~♪」のコーラス合戦させる面倒くさいやつはイオンでもやってはったけど、これはタケカワ氏の必須事項なのかな?
客にこういうことさせて勝ち負けをつけるのは、とても良くないことだと思う。
まぁでもゴダイゴの楽曲を聴いていると、ノスタルジーというか、なんだか古き良き時代のピースフルなあの頃を感じれてよかった。
永積タカシ率いるハナレグミは、間食しながらのんびり座って拝見していて途中で気付いたんだが、サポートメンバーにYOSSY(key)と石井マサユキ氏(g)がいるとは知らなかった。
そして一応本命であったオオトリのコーネリアス。
フロイドの『WALL』ばりにかなり大掛かりなステージセットが組まれていき、期待も高まる。
BGMに波の音が流れてて、サウンドチェックからもう光と映像の演出が始まっており、でっかい白い垂れ幕越しにメンバー4人のシルエットが大映しになり、大歓声が沸く。
いやはやかなりアンビエントな世界だ。年配の方はちょっとついていけないだろう(途中退席者もチラホラ)。私もついていけてるのか自身がなかった。
それにしても、あらきゆうこさん、よくあんなわけのわからないリズムを叩きこなすなぁ。
まぁ私くらいのにわかには「Another View Point」での映像演出が一番楽しめた。
これって電気グルーヴの領分じゃね?ってくらい映像サンプリングがぶっとんでて(全部許可とってんの?)、メンバーの演奏の凄いのになかなか視線がいかなかった。
今回のVJは、どうやら「Q」仕様に編集されたらしく、終盤で永積くん、郁子さん、そして(全盛期の)タケカワユキヒデ氏までもがサンプリングされてて笑ろた。
CORNELIUS - ANOTHER VIEW POINT (2008 LIVE)
コーネリアスのテクノロジーとユーモアを駆使した映像と生演奏の超人技なシンクロ感、神秘的で大掛かりなステージセットは確かに驚異的であったが、今回なんかタケカワ氏のまさかの手から蜘蛛の巣テープに全部もってかれたような気がするなぁ・・・・
まぁおそらく、このフェスが平成最後に見たライブとなってしまうのかな。微妙っちゃー微妙。
ちなみに平成になって最初に見たライブは、アルカイックホールでのオーバーキル初来日公演です。
さよなら平成。
今日の1曲:『ガンダーラ』/ GODIEGO
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます