AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ダゴン

2011年08月31日 | ルルイエ異本
8月も今日で終わり。
部屋のカレンダーをめくって無意識にちぎりまくっていたら、このカレンダーに掲載されていた尋常ならざる図柄のことをふと思い出し、その行為を一時中断した。
まぁ一歩遅かったのだが。

こいつは今村住宅機器株式会社のカレンダーなんだが、各国の様々な白地藍彩タイルデザインが月ごとに紹介されていて、8月のはオランダの13~19世紀に使用されていたという魚文タイルのデザインらしいんだが、この魚と思しきクジラっぽい得体の知れない生物から海中にのびてるこのおぞましき何本もの触手・・・

これってクトゥルー邪神眷属群の一派、“父なるダゴン”はんやおまへんか?!

ダゴン崇拝は世界各国でみられており、マサチューセッツ州の港町インスマウスのカルト集団“ダゴン秘密教団”は有名。
古くは数千年前からカルトの存在が確認されており、フェニキア人はダゴンを支持することで敵対勢力を支配下においていたという。
実はダゴン崇拝は我が国日本にも存在が確認されており、蔭州升という港町に“陀金様”と呼ばれる神像がそこの漁民たちに密かに崇められているという。
この地を訪れた旅行者の話では、やけに目の見開いた住民たちが「イャア・シュウプ・ニッグラトフ」と何語ともつかぬ呪詛めいた言葉を発しているのをしばしば目撃し、そのことがバレたと知るや魚めいた者がすり寄ってきて「このことはダゴン無用で」などと訳の分からぬダジャレを耳打ちされて背筋の凍る思いをしたという。
しかし、チューリップや風車小屋くらいしかイメージのないオランダにまで、まさかダゴン崇拝が浸透していたとは!

ダゴンはキリスト教の聖書にも記録されており、旧約聖書の「士師記」第十六章や「エルサレム記」上巻第五章によれば、ダゴンは唯一絶対神ヤーウェを信仰するユダヤ人と敵対する邪神であった。
ユダヤ人と対立するペリシテ人やアッカド人、シュメール人に崇拝され、ガザやアシドドなどの地にダゴンを祀る神殿が建てられていたそうだ。

5月くらいにも、やけに心騒がせる悠久の太古から伝わる人類誕生以前のもののような邪気に満ちた紋章のタイルデザインがこのカレンダーで紹介されていたので、捨てずに切り抜いてとっておいた(写真上)。
そして残りの紙の部分は細かく断裁してメモ用紙に使う用にとっておく。
こんなことじゃ紙切れ類がどんどん増えていって部屋の整理なんか永久にできひんぞって思いながら、この捨てられない性分の自分にまたしても嫌気がさしてしまうのであった・・・・・・


つーか、さっきからドアが不気味な音をたてとるんやけど・・・

そんな・・・あの手は何や?!

窓に!窓に!



今日の1曲:『ダゴン、その第四版』/ Nile

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