AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

バケツ仮面の孤独

2014年10月27日 | DJはじめました。
今年初めて、1、2回寄っただけの東大阪は瓢箪山のロックバーで、有り難くもDJイベントに参加させてもらった。
ただ、今回は季節がら、ハロウィンパーティということで、人生初の仮装というプレッシャーに見舞われた。

んで、低予算でできる仮装キャラで、はじめふと思いついたのがデストラクションの「Release From Agony」ジャケのバケモノ。
で、試しにちょっとやってみたんだが、前が見えなくなるので即却下。




今回のDJイベントは、東京から来阪してくるというどっかのメロスピバンドのメンバーらが中心となって回すということを参加表明後に聞かされ、こらもう全然相手にされず、完全にアウェイになるのは目に見えていたので、ここはもう見た目のインパクトで勝負だとキモに命じた。
そして、おあつらえ向きのキャラを思いついて、思わずニンマリしてしまった。
それから、Amazonやら、ドンキやら、ワークマンを巡って、本番まで着々と準備を進めていったのであった。

本番当日。
問題は、どこでどのタイミングで仮装姿に着替えるかだった。店に着いてからオッチラオッチラ着替えるなんてブサイクなことだけはしたくなかった。
すぐ近くのマクドの便所ってのが有力候補だったが、その日は客が多くよーそこでは着替えられんかった。
それに今回の仮装キャラだと、マクドにケンカ売っとんのかと傷害事件にまで発展しかねなかったからだ。

手提げ袋の中身がこれらのものだと周囲にバレたらそれこそ身の破滅だと、電車の中でもヒヤヒヤものだった。


結局マクドを出てバーが入居しているアパートビルの3階でいそいそと着替えて店へと赴いた。
案の定、バーのママにはかなりウケた。
まぁ彼女がバケットヘッド好きなのは、リサーチ済みだったのだ。
しかし、他のギャラリーにはけっこうキョトンがられて、バケットの知名度って日本ではそれほどでもないんだなと少し悲しかった。
元ガンズなのに・・・・
ヘタしらたら、ただの変質者に写っていただけなのかもしれない。




DJの順番は特に決まってなくて、来たもんからみたいな感じでいきなしトップバッターに指名されてしまった。
まぁ仕方がない。イチゲンさんもいいところの俺だから。

今回のはいつものメタルDJイベントとは違ってオールジャンルOKで、私もそういうDJがしたかったので今回のDJイベントに参加させてもらったワケなんだが、それこそどういったのを流せばよいか見当もつかないのだが、まぁ万聖節前夜っぽいので自分の好きなんを思いついたまま流すって感じでセットを組んでみた。


1.「GIANT ROBOT」/ BUCKETHEAD
2.「ELEPHANT TALK」/ King Crimson
3.「モスラ」/ 人間椅子
4.「Take off~love the world」 / Perfume
5.「VINNIE」/ Screaming Headless Torsos
6.「ファッションモンスター」/ きゃりーぱみゅぱみゅ
7.「Starlight」/ HELLOWEEN


まぁ1曲目をオープニングテーマにもってきた真意はギャラリーにはわかってもらえなかったろうな。
クリムゾンも人間椅子もどちらかというと一般的でないものを流してしまい、ここでも己の捻くれた根性が出てしまったなと。
PerfumeはもうDJ大会で流すのが夢で、でも実はバッキバキの「Night Flight」を用意してたのが、DJマシーンが調子悪くてなんかCDの頭から再生しだしやがって、仕方なく「love the world」のまったりナンバーをそのまま流して大変不本意な結果に終わった。
続いてヤスタカもので、ハロウィンパーティにこれほど相応しいナンバーもないんではないかというきゃりーの曲では何人かの女子が反応を示してくれて、やっぱ普段のメタルDJイベントでは味わえない手応えを感じれたのはよかった。



ラストナンバーはちょっと俺らしくなくて失敗したなと。これはベタすぎた。ハロウィンとかいう西洋の風習に媚びてしまった。大いに反省している。
しかも、次のDJのヤツがトップに同じ曲のマイケル・キスクヴァージョンをかましよって(なんだよ、カイ派の俺に対する当てつけかよ)、ますますいたたまれない気分に陥った。




その後は、想定していた以上のアウェイ感が私を待ち受けていた。

「DJやってるシーンを何枚か撮って」とママにカメラを渡していたのだが、なんと2枚しか撮ってくれてなくて(しかも1枚はピンボケ)、なんか東京から来店したメロスピバンドのメンバーらの写真を俺のカメラで3枚も撮っていたことが後でわかって愕然となった(オマケにこいつら仮装もしとらん)。
もちろん3枚ともその場でゴミ箱行きですよ。まぁ、それほど馴染みでない客の扱いなんてこんなもんですわ。


そして、トイレでむなしく自撮りさ。
これがけっこういい感じのベストショットとなった。



しかし、オールジャンルイベントという形式ではあったが、結局普段のメタルJDイベントとさして変わらない内容だったように思う。
客層が若いのか、メタルコア系の王道メタルカヴァー、メロスピ、アイドル、アニソン、アニメタルとかその辺ですわ。
BABYMETAL、ホルモンとか、そういうのが持てはやされる現代の風潮を切実に感じたな。

それに、今回はもう店に入り切らないくらいの客で溢れかえっており、それもことごとくみんな知り合いらしくって、もう疎外感地獄ですよ。
顔見知りも何人かいたけど、バケットのカッコしてるもんだから気づいてもらえるのに難儀した。まぁこの人らとてそれほど親しいってワケじゃないし。
だから仮面も外せず(飲み物は持参のストローで吸引した)息苦しく蒸れる一方であった。
でも、その時の孤立感は、ちょうど扮装してたバケットの黙して語らないキャラにピッタリだと思った。




勝手に写り込んでやった写真を勝手に拾ってきたもの。この人たち誰も知らない。


この中に嬢メタル特集号の『METALLION』に載ったバンドのメンバーが紛れていたことが後に判明。


今日の1曲:『GIANT ROBO』/ BUCKETHEAD

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