AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

涼子とメタルガレージ

2010年10月20日 | やっぱりメタル!!
今日、踊るさんま御殿のゲストに出てた篠原涼子がメタリカのメタルTを着てた。
先月のライヴ見に行ったのか?

もうお茶の間のメタルファンは騒然となったことだろう。
中にはケータイデジカメでテレビ画面を撮影して、それをブログのネタに使おうなんてしょーもない奴まで出てきそうだ。
篠原涼子はこれで世のおっさんメタラーのメタルハートをガッチリ掴んだことは間違いないだろう。

そんでまたそのTシャツの柄が87年作のカヴァーミニアルバム「THE $5.98 E.P. GARAGE DAYS RE-REVISITED」(以下「メタルガレージ」)のジャケットなんだからこりゃまたレアですわな。
まぁ篠原さんの着てたのは、ラーズにちょっとオシャレな緑ブチメガネかけさせたヴィンテージものっぽいやつで、メタリカはすでにブランド化してて別にレアでもなんでもないかもしれないが、最近の若いファンはこのジャケットを知らん人も多いんじゃないかな。



当時メタリカはすでにスターバンドとして世に君臨しており、このお遊び感覚で作ったミニアルバムを発表したことでの彼らの影響力、そしてその功罪は計り知れないものがあった。
ここではお馴染みのDIAMOND HEADやBUDGIEなどマニアックなNWOBHMバンドや、KILLING JOKEやMISFITSなどのパンクバンドの、彼らが影響を受けたバンドのカヴァー曲が収録されているが、メタリカが彼らの曲をカヴァーしたことによって原曲のバンドが再注目され日本盤で再発されるなんていう棚からぼた餅現象が起きたりもした。
また、このカヴァー戦略が一般メタラーにウケたため、他のスラッシュメタルバンドもこぞって自分たちのアルバムに必ず1曲はユル~いカヴァー曲を収録しだし(てゆーかレコード会社からの強制もあったと思うのだが)、根っからのスラッシュファンはイライラするやら、ガッカリするハメとなった。
だってあの硬派のSLAYERですら4thアルバムでジューダス・プリーストのしょーもないカヴァー曲を収録してたんだから!(IRON BUTTERFLYの“In-A-Gadda-Da-Vida”はよかったけど)

まぁでも私もこの「メタルガレージ」は結構好きでして、少なくとも「メタルジャスティス」よりかはよく聴いてました。
原曲をただメタル色に塗りつぶすのではなく、飽くまでパンキッシュさを色濃く残し、ガレージでお遊び感覚でギグっている生々しいサウンドがモロ骨身にまで響いてくる。
ジェイソンのベース音もよく聞こえるし、ラーズのたどたどしいドラミングもご愛嬌(これが案外魅力的なんだな)。
ちなみにこの音源はラーズの家のガレージをリハーサル・ルームに改造して録音したという。

いや~当時こんな音源を商品化するだなんて、今考えるとヤンチャっていうか、センセーショナルなことするバンドやったんやなー、メタリカって。



今日の1曲:『THE WAIT』/ METALLICA
コメント (2)
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