AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

緊急特集 絶対IT BITES!

2009年07月01日 | プログレッシヴ草稿
今回IT BITESのライヴで私が是非とも演って欲しい曲といえば、“SISTER SARAH”、“UNDERNEATH YOUR PILLOW”、“BULLET IN THE BARREL”、“POSITIVELY ANIMAL”、“VAMPIRES”・・・
って、3rdからのナンバーばっかやなぁ。
しかもフランシスが歌わなきゃ成りたたなそうなんばっか。

IT BITES1989年作の3rd「EAT ME IN ST LOUIS」は、実にフランシス・ダナリーのハードロック趣味が色濃く出た内容で、随所でフランシスの切れ味の鋭いギターワークが飛び出し、いささか常軌を逸した彼の咆哮が時折マヌケな感じにも聞こえるが、そういう荒削りな面もひっくるめて私がIT BITESの中でも一番好きな作品です。

エレクトロポップなイントロからフランシスのファンキーかつシャープなギターが冴え渡る“LET US ALL GO”や、聴かせるバラード“STILL TOO YOUNG TO REMEMBER”、アヴァンギャルドな曲調とスリリングなベースがカッコよすぎる“MURDER OF THE PLANET EARTH”など、ほんとどの楽曲にもユニークで多彩なアイデアが満載で、聴けば聴くほどクセになっていきます。
中でもトリッキーなコーラス技とフワフワと浮遊するKeyが幻想的で美しい“UNDERNEATH YOUR PILLOW”は間違いなくプログレハードロック史上に残る不朽の名曲。

ところで当時日本盤のはレコード会社の独断で1曲目“SISTER SARAH”と7曲目“POSITIVELY ANIMAL”の曲順が差し替えられたため、多くのIT BITESファンがそのことについて苦言を呈しているみたいだが、私にとっては「べつにええやん」って感じです。
まぁ私は先に日本盤を聴いてそれに長年慣れ親しんできており、冒頭コーラスの「ディボ~~~♪」から入るスリリングな疾走感がたまらない“SISTER SARAH”がまさに1曲目に相応しいと思ってるので。
「アーティストの意向に反してる!」とかあーもーうるさいよ。そういう人はずっとオリジナルの方聴いていたらええでしょ! 
それよりも日本盤のみのボートラであった良曲“VAMPIRES”を聴けないことの方がよっぽど不幸だと思うけどなぁ。(数年前紙ジャケリマスターで再発された国内盤はオリジナルの方を採用したためこの曲が収録されなかったとはなんという悲劇だろう)
学生時代テープ音源しかもってなくて、行く先々で3rdの日本盤はないかと中古屋を漁ってて、“バイト・イット”という紛らわしい名前のアーティストのCDに何回ドキッとさせられたことか・・・

ちなみにジャケットデザインを手掛けているのはかのロジャー・ディーン氏。
バンドロゴはいかにもロジャーって感じだが、舌出してる意味不明な杖のデザインはいかがなものかと。



今日の1曲:『UNDERNEATH YOUR PILLOW』/ IT BITES
コメント
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