AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

スラドミ特集~NUCLEAR ASSAULT~

2007年09月21日 | やっぱりメタル!!
THRASH DOMINATION 07もいよいよ明日!
残業が重なり、ギリギリになって慌しく企画したスラドミ特集も、第2回目で最終回を迎えることとなりました。
ラストを飾るのはもちろん今回のオオトリNUCLEAR ASSAULTでございます。
私にとって、今年のスラドミで見たいのは彼らぐらいだったと言っても過言ではないでしょう。
ひそかに大阪単独公演を期待してたんだけどな。

中学時代、スラッシュフレンドのナガーモにNUCLEAR ASSAULTの音源を聴かされたときは、ちょっと戸惑いを覚えましたね。
これは・・・ハードコア・パンク寄りのスラッシュ・メタルなのか?それともスラッシュよりのハードコア・パンクなのか?
いきなりスッカスカなギターリフが畳み掛ける1分のインストナンバー“LIVE,SUFFER,DIE”で幕を開ける彼らの13曲入りのデビュー作『GAME OVER』は本当に微妙な位置にあるアルバムでした。
ギター音はなんかパンク系の軽いサウンドなのだが、その分ダン・リルカのハジき出す分厚いベースとグレン・エヴァンズが叩き上げる鋼鉄の突進型ドラムが曲をグイグイと引っ張っている。そして、ジョン・コネリーの類稀なるハイトーンヴォーカルがとても個性的な魅力を放っている。
だいたい3分くらいの曲を中心にアグレッシヴなスピード感で一気に突っ走り、ラストで7分もある“BRAIN DEATH”でメタル調の哀愁感漂うエンディングで締めくくるという、まさにクロスオーヴァーの先駆け的作品。
途中ふざけたような数秒の曲を織り交ぜてくる辺りなんかもハードコアのノリで、ダニーがメッチャ早口で「法王を吊るせ!!」と捲くし立てる43秒の“HANG THE POPE”は、ハードコア史上に残る最高潮にぶっ飛んだ高速グラインドナンバーである(この時のダンの弾くベースがこれまたヤバい!)。
CD盤にはカップリングされてる6曲入りミニアルバム『THE PLAGUE』に収録されている“Butt FxxK”での「ババババババギャー!ババババババギャー!」という超破天荒なジョンの連呼も必聴。



2nd『SURVIVE』ではリフも分厚くなり、どこへ出てもスラッシュメタルバンドとして十分渡り合えるサウンドを確立し、相変わらず数秒の曲などを盛り込みつつ、“FIGHT TO BE FREE”などドラマティックな展開を持った聴かせるナンバーや、“EQUAL RIGHTS”のおもくそ早口で突っ走るスピードフリークス泣かせの曲、ツェッペリンの“GOOD TIMES BAD TIMES”をカヴァー(ほぼ完コピ!)するなど、その偏狭な音楽性にユニークな幅を持たせることに成功してる。




ついでといっちゃなんですがANNIHILATORについて簡単に述べておきます。
カナダ出身の凄腕ギタリストジェフ・ウォーターのほぼワンマンバンド。毎回激しいメンバー交代を繰り広げ、ヴォーカルだけでも3~4人は交代していたのではないだろうか?
ま、私は2nd『NEVER,NEVERLAND』しか持ってなくて、この頃のヴォーカリストは元OMENのコバーン・ファー。整合感のある複雑なリフ構成を持ったテクニカルスラッシュサウンドが特徴で、特にジェフのソロワークはかなり目を瞠るものがある。
ま、どちらかというとパワメタ寄りで、本イベントには少々畑違いな気もする。



それではスラドミ参加の皆さん、イってらっしゃいませ!

今日の1曲:『Brainwashed』/ NUCLEAR ASSAULT
コメント (2)
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