現在、世界的に有名な二つのスポーツイベントが行われている。
一つはウィンブルドンテニスであり、もう一つはツール・ド・フランスである。
ウィンブルドンテニスは終盤を迎え、男子シングルスの決勝はアルカラス VS ジョコビッチとなった。
アルカラスはシナーとともに若手を代表する選手である。
対するジョコビッチは、かっての「ビッグフォー」を代表するベテラン選手である。現在37歳で世界ランク2位のジョコビッチは、先月行われた全仏オープンでは右ひざを負傷し準々決勝を前に棄権した。
その後手術を敢行、ウィンブルドンは欠場の可能性もあったが、見事に決勝まで勝ち進んだ。
アルカラスは、現在世界ランク3位。世界ランク1位のシナーとともに、長く続いた「ビッグフォー」時代の後、世界のテニスを引っ張っていっている存在である。
「世代交代」を強く印象付ける決勝となるのか、あるいは「ベテランの意地」を見ることとなるのか、非常に興味深い一戦となるであろう。
一方、ツールドフランスは第13ステージまで終えた。
総合争いは、本命と目されていたポガチャルがしっかりと1位をキープしている。
ポガチャルは、今年のジロ・デ・イタリアを征していて、ツール・ド・フランスも勝つと、「ダブル・ツール」を達成する。
昨年の覇者であるヴィンゲゴーは、4月のレースでの落車での負傷から見事に復帰したが、もしかしたら調子は100%ではないのかもしれない。現在総合3位である。
総合2位はエヴェネプール。
サイクルレースにおける「ビッグ・フォー」の一角を占めているログリッチは、第12戦での落車での怪我のため、リタイヤとなった。
今後は3人の熱い戦いが続くことになるが、現在のところ有利なのは、やはりポガチャルであろう。
個人的には、ウィンブルドンではアルカラスを、そしてツール・ド・フランスではポガチャルを応援しようと思っている。