AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6724:Constellation Audio

2024年07月29日 | ノンジャンル

 「Constellation Audioは、既存モデルは全て生産終了となりました。全てのモデルはモデルチェンジされ、新しいラインアップとして誕生します。2024年7月26日から開催される東京インターナショナルオーディオショウでは、先行してReverationシリーズ3製品を発表いたします。新しい製品ラインアップは、後日HP上でも更新いたします。お待たせして申し訳ございません。」

 ステラのHPにはそのように記されている。

 どのような事情かは不明であるが、Constellation Audioは従来のラインナップを全て刷新することになったようである。

 Constellation Audioというと、トップエンジニアとデザイナーによる「ドリームチーム」によってオーディオの世界に抜きんででた性能を有するコンポーネントを創り上げることを目標としてアンプを開発しているメーカーである。その性能の高さは折り紙付き。

 今日は、良い意味合いでも悪い意味合いでも今話題となっているConstellation AudioのプリアンプとパワーアンプでYG AcousticsのAnat Ⅲを鳴らされているゆうあんさんと、最近Constellation Audioのパワーアンプを新規に導入されて、YG Acousticsとともに現代ハイエンドスピーカーの両雄の一方であるMAGICOのA5を鳴らされているA5さんが、我が家を訪れてくれた。

 お二人のリスニングルームは、とても広い。

 リスニングルームは決して広ければ広いほど良いという単純なものではないが、「蕎麦はたっぷりめの湯で茹でたほうがいい・・・」と同じ原理か否かは不明であるが、スピーカーの大きさに応じた十分なエアボリュームはあるに越したことはないと思っている。

 我が家のリスニングルームは、8畳ほどの広さ。御世辞にも広いとは言えない。

 そして楽器的な鳴り方をするSonus FaberのGuarneri Mementoを鳴らしている。そのウーファーは広げた片手よりもずっと小さい。

 お二人の理想的なオーディオ環境とは「雲泥の差」と言ってもいいくらいの開きがあるのは否定できないのであるが、一方的に訪れて聴かせていただくばかりではなく、同じオーディオという趣味を共有する者同士、お互いの音の嗜好性を確認していただくのは、決して意味のないことではない・・・と思って我が家でのOFF会となった。

 音楽を聴く合間には、様々なオーディオ談議も当然たっぷりとしたのであるが、Constellation Audioのことはやはり話題となった。

 A5さんは東京インターナショナルオーディオショウに出かけられて、新しいConstellation Audioの実物を見てこられた。

 ただし、Constellation Audioの出番は午前中で終了したために、実際の音を聴くことは叶わなかったとのこと。

 その際の写真を見せていただいたが、色合いが従来のものとは変わっていた。

 従来は繊細な表情を有するホワイトが印象的であったが、「シャンペンゴールド」と評すべき色合いに変わっていた。個人的には「前のホワイトの方が良かった・・・」とは感じた。そして、その販売価格の上昇具合にも少々驚かされた。

 お二人のオーディオと音楽に対する造詣は深く広い。その懐も深く広い。その深さと広さに助けられながらOFF会は順調に進んだ。

 CDでクラシックを中心に数曲聴いていただき、お二人が持参されたCDも少々緊張しながらも、聴いていただいた。

 モーツァルト協奏交響曲やミュージカル「エビータ」より「Don't Cry for Me Argentina」、さらにチョン・ミョンフン指揮による「幻想交響曲」などのハードルの高い課題曲を青色吐息でどうにかやり過ごし、終盤はアナログへ・・・

 アナログは、我が家でORACLE DELPHI 6のターンテーブルに乗る機会のとても多いレコードが3枚選択された。

 ビーバー「ロザリオ・ソナタ」、グリーグ「ペール・ギュント」、そして毛色が変わったところで、マイルスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」の3枚である。

 アナログも堪能していただいたところで、OFF会は無事終了。その後は自宅近くの小さなイタリアンで懇親の時間を過ごした。

 そのレストランは、小さく穏やかで、心落ち着く場所である。味わいも良い。

 できれば我が家のリスニングルームも小さいけれど、心穏やかに音楽に深く浸ることができる空間であることを願っている。

 

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