ヤフオクは暇な時に何気なく眺める。
先週出品されているのを見つけて気になっていた、Cello Stradivari Premiereの落札価格は、683,000円であった。
「70万円くらいかな・・・」と予想していたが、それに近い価格であった。
「このスピーカーが70万円なら安いよな・・・」と思っていたのであるが、私はコレクターではないので、入札はしなかった。
でも、本心を漏らすと「もう一つリスニングルームがあったらな・・・」と思わないではない。
そう思うと、妄想は自然と膨らんでくる。
Cello Stradivari Premiereを置くとすると、12畳くらいの部屋の広さがベストであろうか。
できれば天上高は3メートルくらいあればいい。
横幅は5.6メートルくらいで、縦は7.6メートルほど、部屋は縦長配置で使う。
スピーカーの周囲にはなるべく広い空間を確保し、スピーカー間のセンターには大型のステレオパワーアンプのみを設置。
プリアンプや送り出し機器は、部屋の右サイドにラックを置いて設置する。
ラックにはプリアンプの他にレコードプレーヤーやCDプレーヤーなどが綺麗に並んでいる。
リスニングポイントにはゆったりと座れるイージーチェアが1脚置かれている。
「パワーアンプは何が良いかな・・・そう言えば少し前にCHORDの現行型のパワーアンプがヤフオクに出てたな・・・」と、思い出して検索してみた。
既に落札されていたが、CHORD Ultima 6がスマホの画面に出てきた。落札価格は780,000円。
「これに合わせるならプリアンプはデザインを含めて、CHORD Ultima Pre 3がベストマッチか・・・CHORD Ultima Pre 3ならパワーアンプの上にスタックしてスピーカーの間の床にセッティングすることも可能だ・・・」
こちらは新品であれば1,760,000円の価格である。
スピーカーとパワーアンプとプリアンプで300万円を超えた。
まだまだ妄想は続くのであるが、この「白昼夢」は、儚いものである。
しかし、白昼夢が多い人は、知的・創造性の面で高い能力があり、脳の活動の効率が良いという研究結果もあり、あながちこういった「白昼夢」を軽視する必要はないのかもしれない。