AcousticTao

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6223:クーペスタイル

2023年03月17日 | ノンジャンル

 SUVには、その派生モデルとしてSUV クーペというスタイルが存在する。オーソドックスなスタイルのSUVはルーフラインが直線基調で平行に後方に伸びていくのに対して、SUVクーペはルーフラインがなだらかに下降していきリアエンドまで繋がる。

 当初は、「SUVにクーペスタイルって必要なのかな・・・?」と少々疑問の目を向けていたが、SUVクーペは商業的にも成功してるようで、各メーカーにとって必須のアイテムになってきているようである。

 BWMの場合、SUVモデルは『X』で始まり、その後に数字が続きモデル名となる。『1』『3』『5』『7』の奇数は、オーソドックスなSUVであり、『2』『4』『6』の偶数がつくと、その一つ下の数字がついたSUVモデルのクーペスタイルということになっている。

 MERCEDES-BENZの場合は、分かりやすい。モデル名の後ろに「クーペ」と付くのである。もっとも人気のある『GLC』だと『GLCクーペ』となる。

 Audiの場合は、「クーペ」という名称の代わりに「Sportback」という名称がモデル名の後ろに付いているとSUVクーペである。AudiはSUVモデルには『Q』を製品名の頭に持ってくるので、『Q4』のクーペモデルは『Q4 Spostback』ということになる。

 ルーフラインがなだらかに下降するということは荷室の積載能力は落ちることになるが、そういった実用面よりも見た目の流麗さを重視する向きには人気があるようである。

 MERCEDES-BENZで最も人気の高いGLCがフルモデルチェンジされて日本でも販売が開始された。GLCはもっとも販売数が見込めるミドルサイスSUVである。BMW X3とAudi Q5が直接的なライバルとなる。

 そして、本国ではそのクーペモデルであるGLCクーペも正式に発表された。日本にはおそらく来年中には入ってくるであろう。

 従前は「SUVとクーペという相反する要素を無理やりくっつけた感じがするな・・・」少々違和感を感じていた分野ではあるが、目が慣れてきたということもあるのであろう「これは、これでありかも・・・SUVと言っても90%以上のユーザーはオフロードを走るわけではないからな・・・」とも思うようになった。

 真横からの眺めは確かに流麗さを感じる。「車高の高いクーペ・・・あるいはクーペ風のルーフを持つSUV・・・」とでも評すべきか・・・その主たる市場は北米であるようである。日本ではまだまだの状況のようであるが、これからじわじわと人気が出てくるのかもしれない。

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